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空港の無料 USB 充電は危険? サイバー犯罪に警鐘も実は被害報告なし 「マスコミらが煽りすぎ」との指摘

空港やホテルのロビーにある無料 USB 充電ポート を使っただけでスマートフォンがマルウェアに感染 し、個人情報やパスワードを盗まれてしまう―― 「ジュースジャッキング」と呼ばれるそんなサイバ ー犯罪の手口について、米連邦通信委員会(FCC) や米連邦捜査局(FBI)が改めて注意を呼びかけた。

実はこの攻撃が実際に仕掛けられた事案は確認され ておらず、今更の警告は不必要な不安をあおるだけ という意見もある。
ジュースジャッキングのコンセプトは実証済みで、 技術的に可能であることが証明されていると FCC は解説する。ただし、実際にこの手口が使われた事 例は FCC では確認していないという。

ニュースサイトは、これを「根拠のないサイバーセ キュリティ警告」と位置付け「こうした警告や報道 は、脆弱なパスワードの使用やセキュリティアップ デートを怠るといった、もっと重大な問題から目を そらさせ、不必要な不安を生じさせる」と分析した メディアもある。

FCC の注意喚起はもともと 2019 年に掲載され、 21 年に更新されたもの。今回、FBI のツイートが 注目を浴びたことを受けて再度更新されていた。
ファクトチェックサイト Snopes は「USB ポート経 由で情報を盗んだりすることは技術的には可能だ が、そうした行為が広く行われているという証拠は ない」と指摘。
「FBI も、この脅威がどの程度広まっているかに関 する数字は示していない。改めて警告を出すことが 適切だと思った理由も説明していない」と伝えた。

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