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世界の最長路線のランキングトップ 10

 航空機の性能向上により続々と超長距離路線が運航されていますが、現在の長距離路線のトップ10を紹介します。

【1位】シンガポール~ニューヨーク/JFK シンガポール航空 
飛行情報:約18時間 9,537マイル 機材:A350-900ULR

【2位】シンガポール~ニューヨーク/ニューアーク シンガポール航空
飛行情報:約18時間25分 9,523マイル 機材:A350-900ULR

【3位】パース~ロンドン/ヒースロー カンタス航空
飛行情報:約17時間30分 9,010マイル 機材:B787-9

【4位】メルボルン~ダラス カンタス航空
飛行情報:約18時間15分 8,992マイル 機材:B787-9

【5位】オークランド~ニューヨーク/JFK ニュージーランド航空
飛行情報:約16時間15分 8,828マイル 機材:B787-9

【6位】ドバイ~オークランド  エミレーツ航空
飛行情報:約16時間  8,824マイル 機材:A380-800

【7位】シンガポール~ロサンゼルス シンガポール航空
飛行情報:約15時間10分 8,770マイル 機材:A350-900ULR

【8位】バンガロール~サンフランシスコ エアインディア
飛行情報:約16時間10分 8,701マイル 機材:B777-200LR

【9位】ダーウィン~ロンドン/ヒースロー カンタス航空
飛行情報:約18時間 8,620マイル 機材:B787-9

【10位】ヒューストン~シドニー ユナイテッド航空
飛行情報:約17時間30分 8,596マイル 機材:B787-9

季節や機材変更等により若干の誤差があります。

 今後も機材の性能向上、機内環境の改善、航空需要の増加などにより超長距離路線は増えていくとみられており、今後どのような路線が誕生していくのか注目となります。

現在、アジア⇔アメリカ路線の多くは日本(成田、羽田)または韓国(仁川)を経由して「三国間流動」として経由便が主ですが、今後は直接アジア各国⇔アメリカの路線開設がなされ、”経由便を使った三国間流動”はマイナーになるでしょう。
経由便となれば、言葉の分からない経由国で違う便に乗り継ぐ必要があり、ターミナルやゲートを移動するのに不安を抱える人は多くあります。
例えば、ベトナム発日本行きの国際線に搭乗した方は経験あると思いますが、毎便車椅子が十数台~数十台並んでいてベトナム人が利用しています。
多くのベトナム人は足が悪いのではなく、「無料で、間違いなく、行先ゲートに航空会社係員が連れて行ってくれる。」ことで、「使うべきだ」とベトナムの旅行会社が旅行者、特に英語が不便なベトナム人旅行者に薦めているのです。その証拠に、空港内で車椅子に押されているベトナム人旅行者が空港内の土産物屋の前で自分で車椅子を降りてスタスタと歩いて土産物を買って車椅子に戻ってくる…という光景を目にすることがあります。
こうして、日本や韓国の航空会社の現在の稼ぎ頭である経由便商品は利益を生みにくくなるということです。

実際に超長距離路線となると、フルフラットシートでないエコノミークラスの客も「横になって休みたい」という願望があり、先日の記事「ニュージーランド航空、エコノミー3段ベッドの料金を発表」という記事に繋がり、エコノミークラスに座りつつも数時間有料で良いからベッドで休むサービスが増えることが予想されます。


因みに、パイロットやCAも仮眠をとる必要があり、通常CAの仮眠スペース(レストスペース)は機内後方部の扉から天井部分に上がる階段があり、数名が交代で仮眠をとっています。パイロットとチーフパーサーは、イザという時のために前方に仮眠スペースがあることが多いです。


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