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次のステージがある限り

RIJF(Rock in Japan Fes)に続きSweet Love Shower(SLS)も中止になってしまった。
一番残念な気持ちであるはずの本人が何も言わないのだから、私も何も言うまいと思う。
ただライブに行ける!と高揚していた気持ちを谷底につき落とされたばかりなので、毎週末恒例のライブ鑑賞をするのが少しヘビーに感じられて、この週末はライブの代わりに宮本さんが出演した過去のテレビ番組を何本か見る事にした。

トーク番組も良いかなとあれこれ迷ったけど、結局"The Covers"で”Romance”収録曲を歌った昨年秋の”宮本浩次ナイト”と年末の"The Cover Fes"を見た。

何度も見ているのに、今日も全く新たな感動で魂が揺さぶられた。
”木綿のハンカチーフ”では離れていく二人の心が切なくて涙、”化粧”ではその圧倒的なまでの辛さ苦しさに号泣。
女性とか男性とか関係なくて、ただただ剥き出しの感情が、オリジナル楽曲の持っている心情が、ストレートに心に届く。
…宮本浩次って人は、それが録画であろうと、何度目の視聴であろうと、何度でも魂を揺さぶるんだね。

そして"The Covers Fes"の”ハレルヤ”。
もう何度見ても泣いてしまう。
観客の前で歌える喜びが爆発していて、その喜びが会場中の熱気を高め、観客からの喜びのオーラを受け取って、届ける歌に更に熱い感情が込められる。

宮本さんはこの時、心底感じていたと思う。
自分は本当に歌が好きなのだと。
こうして観客の前で歌うことが、何よりの喜びなのだと。
目には見えなくとも、その場にはいなくとも、その喜びはあまりに大きなエネルギーで、画面越しで見ていた私にも強大なパワーが届いたのだから。

何度目かの視聴にも拘わらず今日も、歌える喜びで輝く姿に涙し、その強大なパワーを受け取って、そして思った。

宮本さんはすでに気持ちを切り替えて、次のステージで最高のパフォーマンスをする事しか考えていないだろう。
次のステージがある限り、淡々と鬼連してそれを続けていくのだろう。

ならば私も。
中止にいちいち泣いたり騒いだりせずに、コロナがどうとか言わずに。
次のステージで最高のパフォーマンスをする宮本さんを応援しよう。

そう、次のステージがある限り。


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