来栖翔推しがマジLOVEスターリッシュツアーズを初めて見た感想

Twitterでだれかの「初めては一度しかない」という言葉を見て、「初めて」の感想は記録に残しておこうと思った。ただし感想が長くなり過ぎて、書き終えるまでに4日も経ってしまった。その間に2回目を見たり感想を話したりSNSを見たりしちゃったけど、それも含めて残しておく。

ただの個人の感想を思いのままに記しただけで、全く読みやすい文章でもないし、何かを訴えかけたいわけでもない。ただの感想文。


まず、前提として何も知らないで行った。CDも聞いてない。知っているのはCMだけ。うっすら来来オーライのことだけ知っていた。

映画館に到着してから、チケット発券メールが届いてないことに気付いた。確かにApple Payでチケット代は払った気がするのに、メールがない。
もしかしてチケットを買う夢を見てた??
幻覚だった???病気か????
自分を疑いつつも、係員のお兄さんに問い合わせる。嫌な顔ひとつせず、すぐに調べてくれた。結局迷惑メールフォルダに入ってた。ごめんお兄さん。にもかかわらずニッコリ笑顔で「お気を付けて〜」って見送ってくれた。ちょっと噛んでた。ありがとうお兄さん、ありがとうTOHOシネマ…

席に座って周りを見る。後ろの方の端っこに座ったけど、お客さんはポツポツ。意外と空席目立つな…と思ってたけど、上映時間ピッタリになってどんどんお客さん入ってきた。真ん中後席は結構埋まってた。カップルが2組くらいいた。そのうち1組は1席あけて隣だった。帰りに男性が「真斗のソロ…めっちゃかっこよくない?!?!」って言ってた。わかる。わかる…

注意事項と予告編が始まったけど予告編がいつ終わるのか、いつ始まるのかわからない。電気消えた!始まる!と思ったら映画泥棒。そうだった。いつも映画泥棒に騙される。
ロゴとアナウンスが始まって、注意事項が流れる。コロナの時代に即したアナウンスだ。プリンスたちもコロナの時代を生きてる。

ジェット機とともにオープニングが始まる。
顔がいい。
全員顔がいい。
このアクター紹介のビジュ良すぎないか????
映画内撮り下ろし????
これのブロマイド売ってる????

一曲目スタツア。ほぼ記憶がない。
CMで見てたからだいたいわかるだろうと思っていたのに甘かった。会場もすごい。あと歓声も凄い。カメラワークもなんか凄くなってない?こんなにキラキラだったっけ???
MCが始まって おい MC CGなのかよ とおもってゲロ吐きそうになった。
聞いてない。
それは聞いてない。
てっきりキングダムと同じ仕様になってるのかと思ってた。MCは短めで歌中心になるのかな〜くらいにしか予想していなかった。CGだからST☆RISH全員常に動いている。
「目が足りない」はライブの常套句だがこれほどまでに「目が欲しい」と思ったのは生まれて初めて。過去1。1人1人の歩き方走り方から愛おしい。お尻。後ろ姿のお尻…かわあ…ファンサ…表情筋…帽子…折角感想を言語化しようと思うのに言葉にならない。

次に何が始まるのかと思って、ステージが赤に染まって、音也だ!!と思った瞬間のピアノ。
真斗。
そういうのあり?聞いてないんですけど…。反則じゃないですか?
爆イケ音也くんが登場して、手にはギター。
ギター!!!!
うたプリといえばメンバーそれぞれに得意楽器があり、作中でも何度も演奏され、楽器が人物たちの歴史や成長に大きく影響してた。まあ今までも弾いてるシーンあったけど、「OKそこは我々の脳内で補完するから任せろ」という気持ちで見ていたし、それも当然のことだと思っていた。それなのに…ギターを弾いている…これが技術革新…長年応援し続けると夢見ていたことが現実になる…人類の進歩と愛と応援のパワーって偉大だ…。
後からパンフ見てギターのデザインや缶バッチのデザインもこだわっていたと知り、次はちゃんと見ようと思った。初回は首のトゲトゲしかみてなかった。痛そう。締めでギターピックを飛ばす(?)ところ神がかってた。こんなん惚れてしまうし音也担戦争だろ。

そしてレン。まず、ビジュが最高。
私たちが見たかったレン。スタイルが良すぎる。ギリシャ彫刻のような容姿と生まれ持った華とカリスマ性…これだよ!!股下2m。レンのスタイルに技術が追いついた。
髪型もカワイイ。フリフリのスカートもカワイイ。圧倒的なお姉さんぢからにこっちの女子力もタジタジ。
セットと演出もめちゃ良くなかった…?マネキン出てきた時ちょっと笑ったけど、スクリーンが重なるとシルエットの映像に切り替わって2人が一緒に踊ってるように見えるとこ、めっちゃよかった…「まるで魔法」の演出と、「まじの魔法」の演出が入り混じってるところもうたプリのいいところだと思う。
最初に真斗がピアノを弾いてたから、一人一人バックで楽器を弾くのかと思っていたから、ここで翔くんが出てきた時本当におったまげてひっくり返りそうになった…。どういうこと?ここも記憶がない。あまりにもえっちな衣装で踊ってたから。不意打ちよくない。レンとの身長差しか覚えてない。あと顔が小さい。翔くんがマスクしたら多分顔埋もれる。

セシル、猫だった。猫かと思ったら、王子様だった。とにかく衣装がめちゃくちゃ素敵だった。完全に王子様だった…現地の人じゃん…みんなの弟らしさも残しつつ気品ある王子様感が溢れ出てて、「これだよこれ、これが見たかったんだよ…」という気持ちが溢れて止まらなかった。
バックダンサー、1人ずつ形式だと思ってたら2人登場してこれも「聞いてないよ」と思った。あととんでた。ワイヤーアクションを飛んでる風に演出してるかと思いきやセットも飛んでた。でもセシルだから納得した。

真斗が出てきた時の第一印象は「フワフワだ!!!!」これの演出が面白くて好きだった。スノードームのステージで、ガラスが割れて灯りが灯る…ここのランタンを渡すキャストとしてレンが出てくるのもエモかった。オレンジラプソディの灯りを思い出したし、あのステージから着想を得た演出だったのかなな。真斗とレンが一緒に練習してたのかな。てかスタツアって御曹司の熱が全体的に凄過ぎたと思うんだけど御曹司担はどう感じたんだろう。もし私が御曹司担だったら息をしてない。

ここまで書いて「初めて」が終わった。つまり間髪入れずに2回目を見た。「初めて」を書き留める前に2回目を見てしまった。そりゃ仕方ない。だってすぐ次を見たくなるから。ここから先は2回目を見てしまった私の感想。

那月のステージ、とにかく可愛かった。カフェ風のステージも衣装も那月も可愛い。そしてクマ。これちっさい方絶対翔くんだ…絶対翔くんだ…
あとで着ぐるみ脱ぐぞ…
脱ぐぞ…
脱が…
ない!!!!
脱がないんかい!!!
でも結局最後(エンドロール)まで見たら脱いでた。やっぱり翔くんで心の中で「ほらー!!」って叫んだ。「くまの中身を知らない私」はエンドロールで死んだ。そして2回目以降は永遠に「くまの中身は翔くんだと知っている私」だ。だから2回目はくまばっかり見てしまった。那月のお目目ハートもちゃんと目に焼き付けたけど、くまがカメラにインすると嫌でもくまを目で追ってしまう。動きが完全にミニーちゃんだった。歩く時のおててがミニーちゃんだ。翔くんが自分で着ぐるみの動きを研究したのかもしれないし、那月が指導したのかもしれない。どちらにせよ素晴らしい。彼くま(レン)にマカロンあーんしてたな。勘弁してくれ。着ぐるみの下を想像するだけであと3000字は書ける。

那月が終わったら次は翔くん来るか…?
翔くん来るか…?
と思っていたらトキヤ!!
トキヤはキラッキラだった。こんなにキラキラしてるのも初めて見た。これも手書きアニメーションでは見れない、CG技術の賜物だと思った。
そしてマジック。セシルのステージであんだけ魔法を使ってたのにちゃんとマジックしてるのが面白い。
空中ブランコがかなり高速で回転してるように見えて不安になった。あれ現地の人はトキヤのこと目で追えないと思うしトキヤは目を回すと思う。
この空中ブランコの時のトキヤの表情がハヤトに見えて、ハヤトもトキヤの中にいるんだと思った。

ソロパートのトリは翔くん。
翔くん…
うぉーあいにー…
初回は記憶がない、龍が飛んでたことと「にー」が可愛かったことしか覚えてない。
2回目はちょっと覚えてる。アップになった時のキメ顔がとにかくかっこよくて可愛い。帽子が可愛い。脇がえっち。棒が長い。地球に乗ってた。いっぱい飛んでた。
翔くんのいいとこや強みがいっぱいのステージだった。空手やってる翔くんのらしさを、アイドルとしてどう活かすか?の大正解だったと思う…。
アクロバットは絶対入ってくると予測はしてたけど、あんなに飛ぶとは聞いてない。あれはアクロバットの域を超えてる。スタントマンの域。
2回目の後、セットリストCDを購入して来来オーライをちゃんと歌詞見ながら聴いた。あんなに明るい曲だけど翔くんの今までを思い返してちょっと泣きそうになった。2番を聴けって言われたのでなるはやでCDを買いに行きます。
翔くんのバックダンサーには誰が出てくるのかと思いきや、全員だった。プリライでの下野さんのステージを思い出す。メンバーみんなに愛される下野さんと翔くん。そういうとこも好き。

ユニットソングの一曲目はUUUU。
めちゃくちゃかっこよくないか…?
初回は本当にあまり記憶がなかった。
ダンスソロ…?
そんな、夢に見たような演出があっていいの…?
煽るような振り付けが最高にカッコいい。あとからパンフレットを読んで、細かいダンスの手の振りがつけられるようになったのは技術の進歩と知った。つまり10年以上続けたから見られるダンスソロ。凄い。推してて良かった。今この時代を生きてて良かった。

二曲目はサムライズム。
初見は情報量が多すぎて何が何だか全然良く分かってなかった。
刀!白黒!鬼!
斬る時の真斗が完全にアクションアニメの登場人物でした。初見でも、サビの歌舞伎みたいな振り付けは頭に残っていた。のちのMCパートで翔くんたちが再現するとは思わず。油断していた。翔くんがピョンピョンしていて可愛かった。

ユニットソングが終わってのMC。
盛りだくさん過ぎて思い出せない。インパクト大。忍者。翔くんがワンテンポ遅れながら真似っこするとこ。可愛いが大洪水。
サプライズの演出では、レンが真っ先に「皆の安全を確保しないと」って言っていたのをよく覚えてる。トラブルがあった時でも誰よりも皆のことを1番に考える人の良さが出ていて、大好きなシーン。
翔くんの男泣きに触れますが、「こんなんされたら翔くん泣いちゃうな」と思っていたらマジで泣いていたのであまりの解釈の一致に「もしかして私、制作スタッフの一員だったのか?」と錯覚した。あそこで「泣いてる?」って聞いちゃう音也も音也だし、真っ先に駆け寄る那月も那月だし、手を振り払う翔くんも翔くんだし…
カメラの前では見せようとしないけど、カメラに抜かれない端っこで、那月の優しさを受け入れてる翔くん…。

スタアワも、劇場で初めて聴きました。
初回は歌詞が完璧に聞き取れるわけじゃないけど、メッセージは音楽で伝わった。この曲を聴くと全てが報われる気持ちになるし、辛いことも苦しいことも浄化される気がする。もちろん泣く。

「両想い」という概念を具体化するとしたらST☆RISHになる。よく愛は与えるもの、見返りを求めないもの、とか言うけど、愛を前提とした両想いって感じだ。最強の相思相愛。それがST☆RISHと私たち。we are ST☆RISH…

それはそうとダウンジャケットがとっても可愛かった。今までにない衣装で新鮮だったし動きもかわいい。初回は気づかなかったけどダウンを脱ぐと(脱ぐって言うか変身してたけど)お揃いのデザイン違いになることをパンフを読んで知り、2回目はちゃんと見た。背面デザインは発光するとそれぞれの星座になるとか…。アイディアが神がかってるな…。
宇宙遊泳しながら7人は世界を歌っていた。今年のノーベル平和賞はST☆RISHに間違いない。

星空が現れて、スタッフロール。
エンディングソング何だろう?と思っていたらオーケストラアレンジの曲だった。この曲大好き。オーケストラの音色を聞いてキングダムハーツ のエンドロールを思い出した。荘厳な雰囲気が堪らない。
前半、本編のカットが続いていたので完全に油断していた。後半になって怒涛のオフショットが続いて焦る。
レンと一緒に衣装を考える翔くん…お互いファッションにこだわりがある者同士それはそれは盛り上がったでしょう…。2人で衣装を考えたってことは、やはりあのデザインも2人のアイディアなのかな。翔くんがインナー着たいって行ったのかな。それとも当初は2人ともインナーがあったけどレンがいらないって言ったのかな。
翔くんが棒術を練習している風景を皆が見守ってたのを覚えてる。あの長さの棒を屋内の道場で練習するのは無茶がある。絶対天井破壊する。屋外でやった方がいい。6人は応援してる場合じゃない。もっと離れた方がいい。
最後、撮影風景のカットと、マイクと、皆で紙飛行機を作るカットが入って、おしまい。紙飛行機のカットは全然目が追いつかないので、あそこだけ静止画で欲しい。
この時、映倫のマークが右下に出たので、「初週はアンコールないんだな」と思って一瞬力抜けた。でもそんなことなかった。初週から全力。これ2週目からどうなるんだ。

コールが始まってスタリが出てくるまでは、アンコール何やるのかな、やっぱりマジLOVEかな、と既存曲をやる体で想像していたら新曲だった。
しかも、ユニットソング。バチバチ。
7人パートの直後、翔那月セシルの3人で歌い始めた時、あまりの可愛さに脳が麻痺していたのでユニットソングだということに気付けなかった。
あれ?!3人しか歌ってない?!ユニソン?!と気づいた時には御曹司パートが始まってしまった。
なん…あれ、どうした?
御曹司担ではないけど御曹司で頭を殴られて頭の中が御曹司でいっぱいになった。
ハート…真斗のステージに立つレン…
手を…
つな…
がない!!
で、あの距離…で歌う…
あの距離で歌いますか?
御曹司担じゃなくても細胞が沸騰したのに御曹司担はどうしてるんですか?
2回目視聴後の感想戦でそんな話をしたら、「全員死んでるよ」と言われた。そうですよね。良い人生。世界は美しい。
御曹司がアレだったからもうルーレットなんて何があってもおかしくない、キスの1つや2つあってもおかしくない、と思って身構えていたけど杞憂に終わった。そりゃそうだよね。だから余計御曹司がやばいんだって!!!!!

最後、5人に呼ばれて、ルーレットが2人でメインステージに駆け上がっていくとこ、最高にST☆RISHだった。うたプリの真ん中は音也で、「
ST☆RISHとカルナイとヘブンズの時は音也と嶺二と瑛一が真ん中になる。
でもさ、ST☆RISHの時は音也とトキヤなんだよね。2人が真ん中なんだよね…。

こうして初めてのスタツアが終わり、映画館のロビーに出ると、売店に長い行列ができていた。全員豪華版パンフを買ってた。例に漏れず私も買った。手を震わせながら家に帰って熟読した。久しぶりに友人に連絡をした。


年月が経てば誰でもライフステージが変わる。学生だった私は社会人になった。そして誰でも歳をとる。以前のようにプリンスたちのツイートを待って夜更かししたり早起きしたり出来なくなった。寝ないともたない体。低下する体力。自由に使える時間も減っていく。上手に乗りこなせる人もいれば、乗りこなせない人もいる。私は乗りこなせない人の1人。好きだからこそ、想いほど応援できいない自分を責めたくなる。こんな自分がファンを名乗って良いのか。好きって言っていいのか。
でも、スタツアの直後に思ったのは「今すぐもう一回みたい」だった。それで良いんだなと思った。
 


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