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京都競馬場改修による秋華賞への影響とプチ考察っぽいナニカ

2020年11月から京都競馬場が改修に入り、以降のレースに多大な影響を与えているのは周知のことですが、ことG1に関して言えばこれからが本番と言えるでしょう。

2021年、先週までで開催されたG1は14(J-G1含む)。その中で開催場が変更され、阪神競馬場で施行されたのは天皇賞(春)だけでした。
あのレースも充分に過酷なレースではありましたが、本当の意味で牙をむくのはこれから!

今後、阪神競馬場で代替開催されるG1は以下の4つ。
・秋華賞(京都芝2000m⇒阪神芝2000m)
・菊花賞(京都芝3000m⇒阪神芝3000m)
・エリザベス女王杯(京都芝2200m⇒阪神芝2200m)
・マイルチャンピオンシップ(京都芝1600m⇒阪神芝1600m)

エリザベス女王杯とマイルチャンピオンシップに関しては2020年も同条件で施行されたので記憶に新しいが、秋華賞と菊花賞が京都競馬場以外で実施されたことがあったのか調べてみた。

・秋華賞:1996年の第1回以降、代替開催なし
・菊花賞:1938年の第1回以降、1979年のみ阪神3000mで実施

第1回秋華賞はよく覚えている。オークス馬エアグルーヴの二冠戴冠が濃厚と噂される中、パドックで最も注目されたエアグルーヴにあびせられた大量のフラッシュ。
今のようにスマホなどはなく、デジタルカメラすらそこまで普及していなかった当時、写真をとると言えば一般的だったのが『写ルンです』。
フラッシュはオートだったため、みんな気にせずにバシャバシャバシャ。
ただでさえ繊細なお馬さんがそんな急激な光をあびせ続けられたら影響がでるのは必然。
エアグルーヴは見た目にわかるくらいに激しいイレコミを見せレースは惨敗(10着)。しかもレース後に骨折したことも判明するという…。
このレース以降、「フラッシュ撮影禁止」と書かれた札を持った警備員が配置されようになったといういわくつきのレースでした。

閑話休題

まぁ、見てわかる通り、両レースとも過去の傾向なんてアテにならないレースになるのだけは間違いない。

そこで注目したいのが今回の秋華賞と同条件で施行された『忘れな草賞』。

大昔は『残念桜花賞』などと不名誉な通称を与えられ不当な扱いを受けてきたが、ここ10年くらい、その位置づけは随分と変わってきた。それは2011年以降の主要勝ち馬のその後を見ても明らか。

2011年優勝馬 エリンコート(オークス1着)
2015年優勝馬 ミッキークイーン(オークス1着)
2019年優勝馬 ラヴズオンリーユー(オークス1着)
2020年優勝馬 ウインマイティー(オークス3着)

そうそうたるメンバーが名を連ねる。このように阪神芝2000mというコースは、3歳牝馬にとってそれだけ自力を問われるコースだということなのだ。

今年は同舞台となる秋華賞に、忘れな草賞の1、2着馬が登録している。
ステラリア(1着)とエイシンヒテン(2着)の2頭だ。

ステラリアは、オークスで5番人気13着と期待を裏切ってしまったが、オークスではそれまでのレースとは異なり2番手を進んだ結果、最後は後ろから大挙した馬たちの波に飲まれてしまった。それでも、勝利したユーバーレーベンからは1.4秒差、上がり3Fの比較でも1.5秒差ならオークスの決着タイムから考えれば充分に評価できる。

エイシンヒテンは先日のローズSで2着に入り、計らずも今回の有力馬たちとの物指しになってくれた。勝利したアンドヴァラナウトから0.2差、オークスで5着だったアールドヴィーヴルには0.1差とはいえ先着している。この2頭に関しては、秋華賞でも上位人気が目されているのだが、阪神芝2000mでの経験と実績から考えれば逆転の目があってもおかしくはない。

そして、ここでも阪神での代替開催による影響がでてくる。出走頭数だ。
例年の京都開催ならば18頭なのだが、今回の阪神ではコース幅の関係でフルゲートが16頭になるのだ。
現在の登録頭数が17頭。去年までであれば全頭出走できたが、今年は賞金下位の4頭中3頭が抽選で選ばれることになる。

対象は以下の4頭。
・エンスージアズム
・サルファーコスモス
・ステラリア
・タガノパッション

なんとも悩ましい抽選対象。
(注:エイシンヒテンはローズS2着で優先出走)
どれも買いたくなるような馬達ではあるが、中でもステラリアにはなんとか抽選を通ってもらい本番で頑張ってほしいものだ。
とにかく明日(10/14)の出走確定を待ちたいと思う。

・・・通っちゃってクダサイ!!!

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