のんびりしようとがんばった
久しぶりの一人旅シリーズ!!!
今回は 大阪と京都 編!
ずっと「一人旅!!」と言いながら、都内のゲストハウスに数泊するという近場旅だったのだけど(知らない場所で生活するだけで旅だと思っている!距離は関係なし!!)
やっぱりちょっと遠くの一人旅もしたいなあとは思っていた。
今回は、仕事で大阪に用事あったことが背中を押してくれて、とうとう遠出の一人旅デビュー!
面白いこと、気になることがたくさんあったから、長文日記になりそう
なので、超暇すぎてどうしよう、どうしよう、、、、本当にすることがない、、、どうしよう、、、くらい困ったときのおともにどうぞ!
ゴールデンウィークが、
たこ焼きを食べさせてくれない。
私はたこ焼きが大好き。
自分で作るのはへたっぴだけど、銀だこのたこ焼きを食べたり、ご当地たこ焼きを食べるのは大好きで、たこ焼きが有名な場所に行く時はいつも張り切って出掛けている。
今回の大切な予定は、1日目のお昼過ぎスタートだったので、
新幹線はお昼ちょっと前、大阪の駅で大好きなたこ焼きを食べることを前提に、余裕を持って予約しておくことにした。
当日は、早起きできるか心配だったけれどしっかり早起きして、新幹線に乗り込んで、初一人新幹線デビューに胸を躍らせて出発した。
隣のおじさまは優しい温和な方で、空も快晴で、「富士山綺麗ですね」とかちょっと話したりしながら、大阪へ向かった。
4人くらいで旅行中と思われた隣のおじさまは、みんなとお酒を飲み始めて名古屋あたりからすっかり酔っ払ってしまっていた。GWの新刊線だけあってそこらじゅう賑わっていた。GWだもんなぁ、と思いながら、私はひとり大阪で食べるたこ焼きを探したり、カタカタとパソコンをしたりして2時間を過ごした。
そうしているうちに一瞬で大阪に到着した。
調べたたこ焼き屋さんの中から、とりあえず近くにあるたこ焼き屋さんに向かってみると、長蛇の列ができていた。
まあさすがにGWだもんなぁと思いつつ、「ここはきっと人気店なんだな!」と思って、気を取り直してちょっと遠くにあるたこ焼き屋さんに行ってみた。そうすると、そこもまた結構混んでいる。
まあGWだしなぁそうだよなぁ、と思い、「ちょっと歩いてみて探したら、地図に載ってない隠れ家たこ焼きがあるかも!」と思って探し回ってみたけれど、結局どこも混んでいるしそもそも地図に載ってないお店とかなかった。
まぁGWだしなぁ。と思って、もう目的地まで移動しちゃった方がたこ焼きすいてるかもなぁと、先に電車に乗って移動することにした。
駅に着いていざ地図を開いてみると、たこ焼き屋さんが一軒もなかった。
ご飯を食べるところもほとんど見当たらなくて、GWだしなぁと思って、セブンのパンを食べることにした。
ちょっと歩いて海が見える場所まで行って「たこ焼き食べてないけど、海見ながら優雅にお昼ご飯食べちゃうもんね!」と、自分に言い聞かながら食べた。
GWは出かけるもんじゃないな、と帰りのチケットを次の日の夜に予約しちゃったことを後悔しながら、到着2時間で関西一人旅は諦めた
、、、つもりだったのだけど!!
お仕事合間に、関西に住んでいたことのある大先輩にGWでもすいてそうなスポットをいくつか教えていただいて、夕方〜次の日は、そのコースを完コピさせていただくことにした!
混んでないところに行きたかったのはもちろんだけど、お話を聞くとどれも気になったり美味しそうだったりして、とにかく行ってみたい…!!!という気持ちになっていた。
ちょこっと欲張った瞬間いろいろ失ってしまって、ジェットコースター。
用事が終わって、まずはお勧めしてもらったお店に行ってみることにした。梅田から30分くらい歩いたところにある、Essential Store というお店。
このお店は、人生で一番「ぜひ行ってみてほしい!!!」という一言が似合うお店だった。
お店の方がとても気さくな方で、しばらくおしゃべりした後、一枚生地の端切れを買った。もう今は生産されていない生地らしい。
そんなこと言われたら、買っちゃうよ。
お話の最後に、おいしいたこ焼き屋さんを教えてもらって、地元商店街のたこ焼き&お好み焼きを夜ご飯にした。お店の人が、私のことをお姉ちゃんと呼んでいるのが、すごく大阪っぱく感じた。
せっかくなので、お姉ちゃん感をここぞとばかりに出しておいた。
(日頃から姉だから、特になにをしたというわけでもないけれど)
美味しいのに600円くらいしかかからなくて、大阪価格に衝撃を受けた。
気になってたチョコ屋さんが20:00までだったから、欲張ってチョコ屋さんに向かった。中之島もおすすめ!と言ってもらっていたので、中之島まで歩いたり走ったりして、そこから2駅電車に乗った。
何も考えず移動してたらどんどん閉店ギリギリの時間になってしまった。
急いで走り出したものの、もうへとへとで、あまりスピードは変わらなかった。
中之島、走るのには勿体無いくらい、夜がきれいな場所だった。
チョコ屋さんに着くも閉店3分前で、薄々思ってたけど「もう閉店です」と言われてしまった。
行きたかったなら、お好み焼き屋さん出る前に、最短で行く方法をちゃんと確認するべきだった。中途半端な努力をしてしまった。
チョコは諦めて、ゲストハウスに到着した。
とりあえず布団の上に荷物をおろすと、視界に自分のお気に入りの上着がないことに気づいた。暑い中走り回ってたから、途中で脱いでいたのだけど、どこかで落としたみたい、、、。
中之島はゆっくり見れないし、お気に入りの上着をなくすし、「閉店です」という一言がいつもよりも悲しく感じてしまうし、人生、いそいじゃうと、いいことないものだなあ、、、。
悔しいからゲストハウスで美味しいもの飲んでやると心に決めて、お風呂に入ってスッキリしたあと、夜風を浴びながら美味しくレモネードソーダをいただいた。
ゲストハウス下のカフェ、猫の恩返しがテレビで流れてる+DJ(にあったことがなくて彼をきっとDJと呼ぶ?)が洋楽をガンガンにかけていて、ちょっとカオス空間だったけど、これが大阪か!と思った。面白かったけど、疲れすぎてて写真撮り忘れちゃった。
その日は疲れたあまり何をしてももううまくいかなくなってたので、ちょっとだけネトフリ配信され始めたされ始めたすずめの戸締りを見て、とっとと寝た。
寝るしかない日だってある。
ギリギリ二の舞を踏まないで楽しめた
二日目の京都旅
昨日の反省を生かして、京都は予定を詰めすぎずにいこうと決めた。
行き先は、昨日教えてもらった、今宮神社、大徳寺周辺!
まずは、今宮神社前のあぶり餅を食べることを目標に動き始めた!
電車の時間を調べて移動していたのだけど、調べるとやっぱりちょっと急いじゃうもので。ちょっと小走りしながら、「え、御堂筋線いつになったら出てくるの!?」とか思ってしまって、今目の前にある初めての景色に気が行かず、せっかく京都なのにもったいない気持ちになって、「電車から降りたら今度こそ時間を気にしないぞ!」と決意を固めた。
神社の最寄駅から20分くらい歩いて、あぶり餅スポットに到着。
私は駅から、ガラガラに空いてる道をひとり一生懸命歩いてきたのに、このエリアに着いた瞬間、人が増えた。みんな、どこからきたの?
お店は有名店が二軒並んでいるらしく、両方食べて味比べする計画を立てた。まずは日陰で待ちたくて陰になってる方のお店に並んだ。
それなりに並んでいたけれど、昨日のたこ焼きほどじゃないし、何しろ静かな場所+本を持ってたので、いくらでも待ってられるモードだった。
焼いてるおもちのおこげの香りで、頭の中はおもちでいっぱい。
静かな場所で待ち時間も長かったおかげで、良い休日!という感じの読書タイムを過ごせてなんだか嬉しかった。
「次の予定!次の予定!」なやりたいことたくさんある休日もいいけれど、このくらい何もスケジュール決まってなくて、いくらでも待てちゃうモードなのほほん旅も、やっぱり気楽で良い。
お餅はきなこの味とおこげの味がとても美味しくて、家じゃ絶対作れないな、、、という感じの美味しさだった。
もうお腹いっぱいになってしまったし、かなり待ってしまって流石に移動するかとなって、次来た時に反対側のお店のを食べることにした!!
お餅食べたあとは今宮神社をお散歩して、そこから次なる目的地の大徳寺の方に向かって散歩を続けた。
私はいつも、下調べせずに出向いてしまうところがあって、今日も何も考えず大徳寺に向かった。
最初は「緑気持ちーすいてて嬉しー」みたいなものすごく単純な気持ちで歩いていたけれど、どうやらここのあたり一帯、千利休にまつわる場所だったらしく、それに気づいてからというものの急に興味が湧いてきた。
(ヨーロッパ旅をした時もそうだったのだけど、なにも知らずに歩くのと、そこの歴史を知って歩くのでは、その土地に対する興味の湧き方も愛着の湧き方も全然違ってくる、、、。次からは今度こそ下調べをしよう、、、。)
いつもなら外からだけでいいや、と済ませてしまう拝観料のかかるエリアもしっかり課金して見てみることにした。
(ヨーロッパ旅をした時、いろいろ巡りたくて次の場所!次の場所!って外観だけ見ていたら、実は通り過ぎたあの建物が世界遺産で、中は超綺麗だったらしい!みたいなことだらけだったから、せっかくきたならとりあえず中入ってみよう精神になっていた。)
400円で、綺麗な庭園、昔の茶室を見ることができた。
シンプルで素朴なのにこんなにみんなが見入ってしまうのは、そこに思想があるからなのかな、と思った。
思想というのは目には見えないけれど、あるのとないのでは、人を惹きつける力の大きさがきっと違うんだなぁ、と思うと、私もしっかり自分の思想を持って生きていきたいなぁなんて思ったりもした。
修学旅行の時に大混雑の中ちょっとだけ覗いたお寺の庭、あの頃は庭より床の音とかがギシギシで面白いとか、早く八橋食べたいなぁとか思ってたけど、今こうしてゆっくり座って眺めてみると、その良さがわかるような気がした。こういう楽しみ方をする場所だったんだなあ。
いろいろな場所にいろいろな言葉が書いてあったのだけど、どれも共感で、最近北欧に強く興味があったけど日本の価値観にも改めて興味が生まれた。
特に好きだったのは、「今今今の積み重ねが自分史をつくる」という言葉。
1秒の頑張りで見える変化はわずかでも、それを積み重ねていくと、ちゃんと結果が変わってくるものだよなと。当たり前だけど忘れてしまいがちなことを思い出させてくれる場所だった。
そんなこんなで歩き回って、ちょうどお昼過ぎになっていたので、なんとなく見かけたお昼ご飯屋さんに入ることにした。
ずっと食べてみたかった精進料理!3800円は高いけど、「ずっと食べてみたかったし、こんな場所にあるなら後悔しないはず!」と思って勇気を出してお店に入った。
これ、一気に出てくると思ってたら、そんなことなかった。
順番にちょっとずつ出てくるから、わんこそばみたいに全部食べちゃっていいのか、ちょっとずつ食べるものなのか、食べ方に悩んだ。
Wifiがダメで、食べ方を調べることもできず、周りの人の様子を伺いつつも、結局食べたいものから食べてしまった。
次に何が出てくるかわからないドキドキ感が楽しい精進料理だった。
食べ終わった後、みんなお皿を重ねていたから私も真似してみた。
お腹いっぱい満足で、そろそろ次の目的地に向かうかと思っていたら、またも庭が観れるらしいところが出てきて、期間限定とかいうからつい入っちゃった。
これで2つ目、まあ400円だし…せっかくだし…!と思って、また庭園をゆっくり眺めた。
そうして満足して次こそ目的地に!と思うとまさかのまたまた拝観できる場所が出てきた。
次は800円だった。だいぶ値段が上がってきてしまったけど、期間限定だし、、、と、とりあえず入ってみることにした。
チケットを買おうとしたら「他の建物分も一緒に3枚セットで買えますよ」というから「たくさん見れるところあるんですね…!」と聞いたら、10個以上?あったみたいで、流石に今回で制覇は無理だなと、拝観はここで最後にする決心がついた。
中に入ってみると、スタッフさんがそれぞれの庭園について説明をしてくれて、その奥深さに庭園好き度合いが高まった。
私の前に歩いていた男の人が、スタッフさんに「こちらに座っていただけたら施設のご説明しますので」と声をかけてもらっていたのを聞いて、その人はあまり興味がなさそうだったから、それなら私座ってみようかなと思って座ったら、なぜか一向に声をかけられなくて、ソワソワした。しばらくすると、後ろから「また後で他のスタッフが来ますから、その時聞いてくださいね」と京都弁で声をかけられて、なんだかすぐには立ち上がりづらくなってしまい、しばらく庭園を眺めながら座り続けることになった。
この建物の説明書きは、全て手書きで驚いた。しかも、和ごころな文章の中に現代っぽさ、ユーモアがあって、すごく読みやすい。
どなたがかいてらっしゃるんですか?と聞いたら、
「すべてここの住職が書いております、今なら、あなたに合わせた一言御朱印を書いていただけますよ!」と言われ、人生初めて御朱印デビューしてしまった。
今なら!あなただけの!なんて言われたら、買っちゃうよう。
住職さんが、丁寧に筆で言葉を書いてくれた。私は書道が苦手で、小学校の頃は書いた瞬間新聞紙で隠していたから、当たり前のように筆で字を書いていく住職さんすごいなと思った。
今の私を応援してくれる、暖かくも心の中でメラメラ燃える言葉をいただいて、すっかりここのファンになってしまった。今度は座禅体験しに行きたい。
そうしてなんとか大徳寺から脱出(いい意味!)して、また住宅街を歩いて、次の目的地にしていたブックカフェに向かった。
どこに行っても適度に空いていてノリノリで歩いた。誰かの日常に溶け込むような何気ない散歩は、楽しくてどこまでだって歩いてしまう。
かなりの距離を歩いていくと、カフェへのすごく小さな入り口が出てきた。
お店では、せっかく京都だし!と思って抹茶ラテを飲むことにした。
お店の中に入る日がとても綺麗で、時間が経つほど私の方まで光が伸びてきて、こんなに時間が過ぎることをゆっくり眺めるのなんていつぶりだろうかと思った。
抹茶ラテを飲みながら、さっき描いてもらった御朱印を眺めたり、次に描く絵本の構想を練ったり、置いてある絵本をひたすら読んだり、自分のこれからの目標をあらためて考えてみたり、日頃やりたくてもなかなかできていなかったことに、じっくり向き合えた。
2時間くらい滞在した後、お店を出る前に「ここから京都駅まで歩けますかね?」と聞いたら、お店にいた皆さんに笑われてしまった。結構遠いらしく、おすすめしてもらったバスを使うことにした。
(そういえば、京都は南北には電車が通ってるのに東西方向には線が通ってなくて、何も考えず東西方向の移動はひたすら歩いていた。
京都ってそういうものなんだと思ってたけど全然そんなことなかった。
今宮神社にいた人たちも、きっとバスに乗ってきてたんだ。)
京都駅に帰る前に鴨川デルタによって行きたかったので、川の方にズンズンと歩いて行った。できることなら帰る前に四畳半神話大系に出てきた猫ラーメンを食べたい…!と思っていたから、中途半端に急いで1駅分だけバスに乗ったりした。
バスから降りるとすぐ、鴨川が見えた!
川沿いにたくさん人が座っていて、本を読んでいたり居眠りしていたり、お話ししていたり、みんなのんびり過ごしていた。
こんな休日を過ごそうと思うその気持ちも、それができちゃうこの土地も、なんて素敵なんだ。
私はこの後、怒涛のスケジュールで猫ラーメンを食べ、これまた四畳半神話大系に出てきていたカステラを買いに走って行こうなんて考えていたけれど(←この時点で閉店15分前、相変わらず中途半端な急ぎ方。一人旅だから許す!)、潔くどちらの予定も次の京都旅のお楽しみにとっておくことにして、鴨川のんびりタイムに私も仲間入りさせてもらうことにした。
(昨日の二の足はもう踏まなかった!!!)
子供が石切りしてたりするのを眺めながら1時間くらい過ごした。
帰るときに立ち上がったら、ゴツゴツの石に座っていたからめちゃくちゃおしりが痛くなっていた。私よりも長居しているみなさんは、後で立ち上がれるのだろか。
そこから新幹線に乗るために、ちょっと急ぎつつ電車に乗ったり歩いたりした。暑かったせいか、少し熱中症気味になってしまって、ここから先はもうフラフラ人間になってしまっていた。
酔い止めを買いスポドリを買い新幹線に乗り込み、気がつけば家に着いていた。最後熱中症になったせいで、ものすごいスピードで私の旅は終わりを迎えた。
京都で出会った言葉、場所、雰囲気、どれも心に刺さるものがあって、今年また、秋になったら自分へのご褒美に京都に行こうと決めた。
まだ何に対するご褒美なのかわからないけど、京都行ってもいっか!と思えるくらい日々を駆け抜けて行きたい!!
どうなるかと思ったけれど、濃い二日間を過ごせたGW!教えてもらったお礼を直接言いたくて、連休明けに、全部回りました!の報告をすることをちいさな楽しみにとっておいている。
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