SORAJIMAの次なる挑戦 - マンガアプリ「ソラコミ」始めました!
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【本気で仲間を探しているのでぜひ読んでください!】
こんにちは!株式会社ソラジマ(SORAJIMA)の共同代表の前田です。
Webtoon(縦読みマンガ)の市場規模が2028年には3兆円を突破するとも言われている中、約30名の編集者が在籍するSORAJIMAは、日々、オリジナルのWebtoon作品を制作し続けています。
すでに40以上の制作ラインが走っているため、現場は大乱闘状態、これだけでもお腹いっぱいのところですが、30名の編集者とそのリーダーたちに背中を預けて、SORAJIMAは新たなチャレンジをします。
そう、マンガアプリを作ったのです。その名もソラコミ!
アプリができるまで!
いわゆるスタートアップとかITベンチャーというと、何かしらのアプリを開発するというイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。
実際に、創業期のベンチャーに投資する条件として「社長自身がエンジニアか、共同創業者にエンジニアがいること」を掲げている投資家も少なくはありません。
そのことに創業後に気づいた共同創業の僕と萩原は「でも俺らエンジニアじゃないしね…アプリ以外のところで頑張ろう!いけるっしょ!」と開き直り、アプリ開発の必要がある事業は選択肢から外してきたのでした。
そういった経緯があったので、どこか心の奥底で「アプリは作らないもの」と勝手に固定観念を持ってしまっていましたが、僕ら2人個人の生涯の夢は「国を代表する天下の大経営者」になることです。
ゆえに、創業からちょうど3年と少しが経つころふと思い始めたのです。
「あと50年くらい人生あるけど、本当に一回も作らないの…?」
「マンガをたくさん作ってるんだし、マンガアプリくらい作った方がいいんじゃない?」
これが2022年2月中旬のことです。
そこからの日々はあっという間でした。
まずはどうやってアプリを作るのか知るところからです。
とにかく経験者に話を聞くのが1番早いだろうと思い、アプリ事業経験のある友達の経営者をランチに誘って、メモ帳片手にどうやってアプリ作るのかを聞きまくります。
「なるほど、PMとエンジニアとデザイナーが必要なのね」
「なるほどデザインもUIとUXで2つあるのね」
「なるほどエンジニアもいろいろあってフロントエンドとバックエンドとあって、サーバサイドが…え、なんて?」
いろいろと教えてもらいながらも、本当の本当にアプリとは無縁の経営をしてきたため正直何を言ってるのかよく理解できていませんでした。
だけど、それは初めてWebtoon(縦読みマンガ)を作ろうと思った時も同じ、ヒアリングに快諾いただいた漫画家の方々に電話をかけまくっては
「ふむふむ、最初はネームというものを作るんですね、えーと、ネームってなんですか?」
「ネームとコンテって何が違うんですか?」
「なんで着彩するのにそれをまた仕上げるんですか?」
と教えていただくというところから始めて今に至っています。
やり方がわからないとか、経験がないとか、そういうことを言い訳にしてはいけないSORAJIMAスタイルを貫き通して、なんとか奔走し、
これからマンガアプリでやろうとしてること、目指してることを必死に説明しなんとか仲間を集めようやく開発チームが結成しました。
チームが揃ったら、すぐに合宿です。
同じ釜の飯を食べて一晩飲み明かすのとそうしないのとでは、チームのパフォーマンスはじつに75%の成果の違いを見せます(※ソラジマ総研調べ)( ※そんな総研ありません)
合宿ではスピード重視で必要最低限の機能だけを揃えて半年以内にとにかくリリースを達成すべしという目標を掲げて乾杯、
そうしてきたる2022年9月12日に無事にアップルストアに陳列され、合宿から本当に半年以内に社内でリリースパーティを行うことができたのでした。
「アプリは自分たちにはできないもの」という3年間の思い込みは、
合宿とパーティとテンションだけで爆走したたった半年の期間で覆されてしまったのです(※開発チームのみなさんはまじで大変だったと思いますありがとうございます)。
これからやろうとしてること!
そんな怒涛の流れでリリースをしたSORAJIMAのマンガアプリ「ソラコミ」ですが、そもそもどうして立ち上げたのか、これからどんなことをしていこうと思っているのかを最後にお伝えします。
■ファンを醸成する自社メディアとして
マンガアプリと聞くと、数万点もあるいろんな出版社の無数のマンガを集めて読めるようにした「プラットフォーム」を連想することが多いと思いますが、SORAJIMAのソラコミはプラットフォームではなく「自社メディア」の性質を帯びせます。
基本的には、これからたくさん生まれてくるSORAJIMAのオリジナル作品のみを掲載して、上を見ても下を見てもSORAJIMA作品だらけ、そういった姿を目指します。
すでに40以上の制作ラインが走っていて、2年後には年間100作体制を目指すので、これは現実的な計画だと思っています。
そうすることで、読者はSORAJIMAというブランドを認知し、SORAJIMAのキャラクターをより認知し、SORAJIMA作品に対する体験が濃くなっていきます。
たとえば、自分のアカウントのアイコンをSORAJIMA作品のキャラクターに設定できたりとか、もしキャラクターグッズの販売を始めたらそこに簡単にアクセスできるようにするとか、
小さなことではあるかもしれませんが、自社作品だけを置くメディアとすることで、SORAJIMA作品だけを忖度した様々な施策が実行できるようになると考えています。
非常におこがましいですが、つまるところ「SORAJIMA(制作主体)とソラコミ(自社メディア)の関係」を「集英社(制作主体)とジャンプ(自社メディア)」のようにしていくのが最終的な目標になるのではと思っています。
■SORAJIMA作品の実験所ラボラトリーとして
大ヒットマンガを生むためには、天才的なクリエイターの感性ももちろん大事ですが、どのようなPDCAを回したか、どのようなデータ検証をしたかといった定量的な部分も当然大事になってきます。
自社メディアを持つことができれば、例えば以下のような「実験」を行うことができるようになります。
・読み切り作品を出して反応を見る→修正して再度読み切り作品を出す→これを繰り返してニーズの高い作品の原型を作ることができる。
・公開後、データ上、読者の離脱の多い話やシーンがあったら、原稿をアップデートして離脱率が下がるまで原稿をブラッシュアップできる。
これらのことは、(1)自社のアプリ(メディア)であること(2)全て自社作品であること(3)紙媒体でなくWEB媒体であることの3つの条件が重なることでできるようになります。
リリースして反応が悪くても、即座に原稿を修正することができる制作体制を内製しているので、ゲームのようにマンガを何度も何度も「アップデート」を繰り返すことで、最も読者が求める理想の作品に近づけることができるのです。
もちろん、ソラコミだけでは読者へのリーチ力が弱いので、SORAJIMA作品は現在のように引き続き他社プラットフォームさんに作品をお出しさせていただく必要があります(いつもありがとうございます)。
その際に、このように「実験が完了した作品」をご提供させていただくことで、より爆発的なヒットを生むことができるようになるはずです。
「マンガのアップデート」だなんて、そんな夢物語なことできるのかいとツッコまれるかもしれませんが、そもそも起業をすると決めた時から追っているのは夢物語だけです。
少しでもそこにチャンスがあるのであれば、全力で喰らいつきます!
■SORAJIMA作品の海外進出を加速させる一本槍として
この、バカにされるほどに壮大なミッションを掲げるSORAJIMAにとって、海外展開は重要な課題の一つです。
現在、Webtoonは加速度的に世界中に広がりつつありますが、それでもさすがに世界広しなのか、まだまだWebtoonの市場ができあがっていない国もたくさんあります。
そのような状況下、自社メディアとしてのマンガアプリを持っていれば、GoogleやFacebook, Twitterなどが進出している国であればマーケ1つでSORAJIMAの作品をその国に届けることができます。
もちろん、ちょっとマーケをかけたくらいで何かが起こるわけではありませんが、それでも「SORAJIMA作品をいつでもどの国にでも届けることができる」という「状態」は、壮大なミッションを掲げるSORAJIMAにとって非常に重要です。
そういう意味では、SORAJIMAはソラコミの今後の展開に関して、日本国内よりも海外の方に意識が行っているというのが本当のところかもしれません。
何をするにしてもまずは国内で〜という見方もあるかもしれませんが、僕と萩原は創業したDay1から、最初から「世界を取る」ために起業をしました。
最初から海外を取る前提で、海外を見据えて、現実的に海外進出の戦略を立てて、マジでそこに全力投資をして、やるべきことをちゃんと淡々とやってきたスタートアップって、意外とそこまで多くはないんじゃないかなと思っています(※僕が勉強不足でしたらすみません)。
SORAJIMAは、あえて逆張りでこれをやります。
そもそも僕自身30年のうち合計10年くらい海外で過ごしてる(※韓国の帰国子女でフランスの大学院を出てます)ので、北海道よりも朝鮮半島の方が身近に感じ、豆腐よりチーズの方が美味しいと思うほど感覚がアホってるというのもありますが、
何よりも、最初から世界に打って出るつもりで起業をしたし、「楽しみたい」という全世界で共通のニーズがある「エンタメ」という領域を選択したSORAJIMAに与えられた特権だとも思っています。
SORAJIMAは必ず「今世紀を代表するコンテンツ」を生み出し、
アカデミー賞を受賞してレッドカーペットを歩き、その後のパーティで「じゃんけん負けたやつディカプリオに話かけようぜ」と、今と変わらないテンションで世界を代表する会社になってみせます。
仲間が必要です。
「ソラコミ」という壮大なプロジェクトを成功させるためには、まだまだ仲間が必要です。
また、ソラコミ以外でもSORAJIMAでは以下のような人材を全力で募集しています!
上に挙げたポジション以外にも、「何すればいいかわからないけどとにかくソラコミに関わりたい!」と思った方もとにかく気軽に連絡ください!
正直、今後どういったメンバーが必要になるのかまだわかりきってないという節もあるので、強いモチベーションさえあるならば、何の仕事をすべきか一緒に考えましょう!
前田のツイッターはこちら( @juro_maeda )
フルコミでも副業でもOKです!気軽にDMください!
SORAJIMAがどんな会社か知りたい方はぜひ、以下もご笑覧ください。
・SORAJIMAのnote(いろんな社員インタビューがあります)
https://note.sorajima.jp/
・SORAJIMAの合宿の様子
・SORAJIMAのブランドムービー
・SORAJIMAのホームページ
https://sorajima.jp/