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VRで行うLARPについての私見。

※この記事は、Twitterで私、空人(@m_sorahito )が呟いた内容をまとめたものです。
※2022年1月時点での私見です。

多分、今までのLARPの感覚だと「物理世界側が主体」なんだと思う。
だから「VR側が主体」になりそうなVR-LARP(仮称)は違うという感覚になるのではないかな。

なので、自分はVRを世界観の表現として使うツールの一つという見方になっている。
ちょいちょい話題にしてるんだけど、VR機器を使ったLARPとして、ハッキングで仲間を支援するハッカーが登場するSF-LARPで、ハッカーはウェブにダイブする方法としてVR機器を使う案を話している。

この手法だと、他のメンバーは物理世界で通常のLARPをプレイし、ハッカーだけがダイブ時にVR機器を使用するという事になる。
主体はあくまで物理世界側で、一部だけVR側に行くというスタイル。

VR機器なのでSFモノがイメージしやすいけど、ファンタジーモノでも使えると思っている。
例えば、とある人物に会わないと行けないが、当人は妖精界にいて通常の方法では現実世界からは会えない。
そこで体を抜け出して精神体で移動できる能力を持つ魔法使いが、妖精界の「彼」に会いに行くというシチュ。

現実世界では魔法使い役がVR機器を装着して、精神体の具現であるアバターになって、VRワールド「妖精界」にいる「彼」に会うという感じ。
VR機器を身に着けていると他の人からは魔法使いの視界の様子が見えないけど、別モニター等で映しておけばメタ的に様子がわかる。
(キャラクター視点ではなくプレイヤー視点として状況が把握できる)

物理世界だけでやるのももちろんできる。
ステージBを用意して、そこに「彼」と魔法使いだけ移動すればいい。
今までのLARPなら、この方法が普通かも。

上記は、「VR側が主体」のVR-LARP(仮称)に対しての自分の答えにはなってない。
けど、「VRでするLARPは、LARPではない」「VRでLARPはできない」という極論の主張がもしあるならば、せっかく面白くなるかもしれない可能性が無くなってしまうのはもったいないと感じる。

「VR主体のLARP」という新しい概念は、もしかしたら拓かれるかもしれない。
住み分けはあるにしても、そういう可能性の芽は大事にしておくといいことあるんだと、思いたい。

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