満ちたりぬ月

満ちたりぬ月 (文春文庫)(和書)
林 真理子 文藝春秋 
2014年7月10日

リアル今どきの女だ!
…と 裏めくってみたら、1988年に書かれた小説でした。

独身キャリアウーマン 圭と、専業主婦 絵美子は短大時代の同級生。 

旦那と子供に恵まれ、幸せなはずの主婦 絵美子の方は 長年積み重なった心理的な理由で夫に嫌気がさし、子供を連れて実家に家出中。 
実家天国と思いきや、孫の子守に疲れた母親は、絵美子に辛く当たり、ここでも絵美子の居場所は無し💦

何度となく キャリアウーマンである圭の前に現れては 圭のお洒落でかっこいい生き方が羨ましくて 圭の人生に入ってこようとする。 
欲張りで無いものねだりな絵美子に笑える😁

一方、圭は そんな絵美子を哀れに思ったり、疎ましく思ったり… 
働く女と専業主婦のお互いを褒め合うエール交換という 偽善者を演じる圭にも笑えたが…😆

そして 新しい人生を切り開きたい 絵美子を助けるべく、仕事のパートナーとして 絵美子を起用し、仲良くやっていくはずが… 




女の友情の中に オトコ が入り込むと やっぱりダメですね💦



結末は なんとなく予想してましたが…




女の友情 
キープ 
難しいね… 

もっとも男女の愛情 キープも難しいけど…(苦笑) 


林真理子の 女同士のリアルな生態、表の顔と裏の顔、女の化けの皮剥がすのが巧みで どれを読んでも面白い😁

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