871ンスタライブ #068(一人喋り)

#871ンスタライブ #068
2023年5月14日(日)

第68回目の配信は一人喋りでお届け。今回は主に3つのテーマが繰り広げられました。1つ目は「身の回りで起きたお別れ関係のお話」2つ目は「マネージャーってどんな仕事をしているのか」3つ目は「公平・平等って難しいよね」です。
※記事化が大幅に遅れてしまい、話の内容が現状と違うことがあると思いますが、あくまでも【2023年5月時点】でのお話ですので、ご了承ください。

主催:柳井貢(以下:871)

(871) こんばんは!
ちょっと話そうかなって思ってたことが溜まってたので、やります。

「約15分の遅刻です!」
そうなんですよ、ごめんなさい。遅刻したんですよ。ついさっきまで、MAしてる映像作品の連絡が来てて。

どう思います?(インスタライブを)予告をした方が皆見れるけど、予告をすると遅刻をするリスクがあるっていう…どっちがいいんかなー?って悩ましいところです。やるんだったら遅刻するなよ、っていうのを1回置いておいたとして。なので、あんまり予告時間は期待しないで下さい。

一時期は結構神経質にやってたんですけど、それをするともう本当に…怖くて予告できなくなるので。仕事がずれたりしたときに、仕事よりも(インスタライブを)優先しないといけなくなっちゃうので。だから悩ましいですね。でも「予告してほしい」っていうコメントが多いですね。大体を大体で許してもらえると。インスタライブやって入稿事故ってたら皆辛いじゃないですか。スタッフにも怒られそうやし。「お前、インスタライブやってるから確認してもらえなかったやんけ!」ってなると元も子もないので。でもなるべく遅刻しないように頑張りますね。皆さん、「目安でいいよ」って言ってくれてありがとうございます。

今日はテーマを3つくらい掲げているので、コメント全拾いはできないかもしれないんですが、そんな感じで今日はできたらと思います。

僕、この仕事をして17年とか18年とかになるんですね。その中でやっぱり色々な形でお別れすることとかあって。それぞれにそれぞれお話したいことはあったんですけど、僕みたいな立場で逐一お話するのもなぁって思っていて。とはいえ、ちょっと続いたなぁっていうのもあるので、この辺でまとめてお話ししようかなって思ってます。

まず、bonobosが解散するっていう。bonobosのことご存知の方どれくらいおられるかわからないですけど、

「3つですか?bonobos解散 THE 2 歌川さん脱退あたりでしょうか。他は柳井さん周りのサヨナラ関連把握できていないです」

いや、まぁまぁそんな、把握しなくて大丈夫ですよ。ありがとうございます。

bonobos解散と、あとDENIMSがバンド自体は元気にやってるんですけど、僕のマネージメントのところから巣立っていったっていうか、卒業したというか。マネージメントを独立してやると。で、順番で言うと、(2023年)4月にユレニワの宮下レジナルド(Ba)が脱退するっていうのと、つい先日、THE 2の歌川菜穂ちゃんがバンドを脱退すると。

本当にそれぞれなんですよ。それぞれにそれぞれの理由と決断と背景があって。で、ショックみたいな感情はだいぶ……やっぱりこれまで(バンドが)続くことが当然、だとはなかなか思いづらい経験もしてきたし、そうも思っていないので、もちろんファンの皆さんはそんなことはないと思うんですけど、結構当たり前のこととして受け入れられるというか。人生のことなのでね。

1個1個話していけたらと思うんですけど、bonobosはバンド自体23年くらいやられてて。僕が関わってたのは最後7〜8年っていう感じです。なんで解散したのか?とかはファンの方がインタビューとかライブのMCとかで掴んでると思うので、僕の口から語るところではないのかなと思うんですけど。自分の中で言うと…解散しようってなってから「どういう形で解散を迎えるのか?」とか「解散に向けてどう時間を共有していくのか?」みたいなところで、解散する1年前に発表したんですよ。去年(2022年)の4月に発表して今年(2023年)の3月5日の日比谷野音で終わったので。4月に発表した時には野音取れてたかな。まぁ3月5日に本当にやるかどうかっていうのは季節的なこともあって悩んでたんですけど。

なかなかなくないですか?バンドで(解散まで)一年かけて(準備する)っていうこと。嵐とかBiSHとかやってますけど。それは結構僕の中ではチャレンジでした。もちろん僕だけじゃなくて、メンバーの考えと理解があっての話ですけど、20年以上やってきたバンドが解散するってなった時に、可能な限りきっちりお別れするっていうことをbonobosはやってましたね。

わかりやすいところで言うと日比谷野音とBIG CATがソールドアウトして。そして、お届けはまだ終わってないですけど、野音のライブを映像化してBlu-rayディスクを届けることとセットで、YouTubeで誰でも見られるようにライブ映像を公開するっていうクラウドファンディングやらせてもらって。結果、1600人を超える方々から2500万円以上の支援をうけて。一つの形を作れたのかなっていうふうに思っていますね。

クラファンでお金集めるのどうこうっていまだに(賛否両論)あると思うんですけど、内容自体は受注製造の受付だったりもするし、なんでしょうね。お金をいただくって別にクラファンじゃなくても一緒なので。DVDを、5800円とか7000円とかで販売するのも一緒なので。だから、お金を払いたいって思ってくれる方に向けてそういう形で提供するっていうのは1個の形なんじゃないかなとは思っています。

最後のライブも当日リアルタイムで配信できて。そういうことも含めて、バンドでは珍しいけどSNSやYouTube、クラウドファンディングっていうのを使って、伝統ある時代の中で1つの解散の形を提示できたのかなーみたいな………いや"解散の形の提示"ってあんまりよく分かんないですけど、でもバンドって結構刹那的に解散しちゃうことが多いので、もったいないなぁとは思うんですよね。音楽は残るし。

今で言ったらApple MusicとかYouTubeからMVで出会ったりするけどライブの映像を見ようがないとか。まぁもちろんメジャーのレコード会社に所属してたバンドとかだったらDVDを通販で買うっていう手もあると思うんですけど、もうちょっと気軽にそういう歴史にタッチできてもいいんじゃないかなぁと思う。なので、bonobosの最後のライブ映像をYouTube上に残せるっていうのは僕としてもやって良かったなぁって思っていますね。

で、DENIMSは全然元気に活動してますし「ODD SAFARI」っていう彼らが毎年大阪でやってるイベントを開催しますし。なんですけど、HIP LAND MUSICというか、僕というか、のマネジメントを離れて自分達で独立して活動していくと。これも色々あるので事細かに内情は話すつもりはないんですけど、とはいえ、なんでしょうね。そういうことあるよ、っていう話ですね。

「解散」って、バンドメンバー間の生き方とか音楽活動に向ける姿勢の違いとか、そういう何某が色々ある。一方で、(僕の場合は)バンドメンバーにおける解散とはまたちょっと違う。バンドと僕の関係性はビジネスパートナーみたいな側面が強いのかなと自分で思ってるんですけど、なんでもかんでも手を組んでることがベストではないというか。それが親と子供とかってなってくるとまたちょっと違うと思うんですけど、やっぱりそうじゃないし。

だから手を組んでることで、いい形で自分達の目指すところにしっかり駒を進められるのであれば全然いつまででも手を組んでたらいいと思うし、それがもうちょっと別の形がありそうやなと思ったら固執することもないと思う。そんな感じでDENIMSは独立して巣立っていきました。これからもその好きなバンドだし、人間的にも可愛い子達なんで応援はしてます。

あとはメンバーの脱退のことになるんで、これも私情に関しては僕の口から語るのどうかなと思うんですけど、ユレニワのレジにしてもTHE 2のなおちゃんにしても、こう……人生と音楽活動およびそのバンドとの関わりにおいて、今このタイミングで何を優先するべきなのか?っていうところが、結果として、音楽活動およびバンドじゃなかったっていうことですね。これはもちろん止めるつもりもないし応援したいし、そういうのもいいよねっていう感じです。僕の立場からは。

人生を左右することなので、まじでちょっと言葉が雑かもしれないんすけど、僕は「こうじゃなきゃいけない」っていうのを一切思ってなくて。「やってるんやからバンド続けるべきだ」とか「やめたらダメだ」とかそんなこと一切思ってなくて。ただ、bonobosの解散は1年前に発表したっていう話しましたけど、DENIMSはDENIMSでね、HIP LAND MUSICを離れるっていうのは、去年から今年にかけてやってたツアーのファイナル・LIQUIDROOM公演のMCでメンバーから発表された形だったんですけど、僕が残念ながらLIQUIDROOMにコロナで行けなくて。

ユレニワのレジにしてもTHE 2のなおちゃんにしても「脱退します」っていうことを発表する形があると。解散とか辞めるとか離れるとか、そういう行為自体は僕はもう全然いい形でいいと思ってるんですけど、じゃあそれをどういう形でファンのみんなにインフォメーションして、どういう形で最後を迎えるのかっていうことに関しては、わりと相談には乗るようにしていて。

慣れてないんですよ。メンバー当事者は音楽活動をしている中でバンドを辞めたり、解散したりってそんなに沢山ないので。ただ僕はこういう立場にいるので、メンバーよりかは経験量が多いっていうことにどうしてもなるんですよね。算数上ですけど。で、そういう節目の時にどういう言葉遣いでどういうタイミングで、最後のライブの前に言うのか。全てのライブを終えてから言うのか、SNSで言うのか、オフィシャルでコメント添えるのか、添えないのかとか。どこまでを言葉にするのかみたいな。結構そういうことは一緒に考えさせてもらうことが多くて。

そんな中で僕は噛み締めていく感じがありますけどね。そういう経験をする度に「人生に携わってるな」って思ってます。毎回。

まぁでもそれは、あくまでも僕の立場でっていうところで、何かを伝えたいとかでもないんですけど、発信をする中でTwitterでペロって短い文章を添えることでもないし。bonobosの解散に関してはクラファンやってたこともあってSMSで言葉は出しましたけど、ちょっとお話ししておきたいなっていう僕の勝手な気持ちでお話をさせていただきました。

逆にね、新しく関わることになるアーティストもこの1年ぐらいでちょっとちょこちょこあって。若手をやるケースももちろんあるんですけど、若手をやるケースは大体僕なり僕のチームが最初に関わるんで「はじめました!」みたいな感じでいいんですけど…具体的にいうと、この手前1年の中でKANA-BOONとフレデリックで関わることになって。Saucy DogとかTHE ORAL CIGARETTESとか他のアーティストと同じく、チーフマネージャーみたいな立場で関わってると。

ある程度形が出来てる中で自分が関わることになるのは結構複雑で。色んな意味で。自分としても複雑だし、バンド側としてもやっぱり思うところはあるだろうし。そういう、会社の中で担当が変わったりとか新しいチームにジョインしたりするのって、わざわざお客さんとか世の中に言うようなことではないというか。それによって音楽とかパフォーマンスが変わることではないので。とはいえ、小さい出来事でもないと。僕側に立つともちろんそうだし。

もちろんいいことにしていくんですけど、変化の中で、背景にあるものはいいことばっかりじゃないっていうのがあるので、なんか「ウェーイ!来月からKANA-BOONやることになりましたー!!」とか「フレデリック先月から始めました!イェーイ!」みたいな、ちょっとそういうテンションとは違うと。もうちょっとだけ慎重に物事を捉えて進めていかないとなー、みたいなテンションの中で始まるんで。

今、KANA-BOONも1年ぐらい経つし、フレデリックも半年ぐらい経ちました。KANA-BOONはつい昨日、野音の10周年のキックオフやって、フレデリックは3月にホールの東阪をやってっていう、ある程度半年〜1年の期間を共にする中で「自分もそのアーティスト達のことを語れるぐらいになってきたなぁ」って思ったんで、改めてこうやっと喋れるというところもあるんです。

そこまではそんな無邪気なことばっかりじゃないっていう。いや、全然、いい感じなんですよ!KANA-BOONも大阪も東京、野音もソールドアウトして、フレデリックもホール公演両方ソールドアウトして。まぁソールドアウトするのがいいっていう話だけじゃないんですけど、でも本当に両バンドともムードも凄い良くて。僕は僕でそれぞれのアーティストに対して自分の関わり方とか、自分の立ち場、関係性?役立ち方ってこういうことなんかなー、っていうのが見えてきて。凄い良い感じです。別れの話から入りましたけど、そういう出会いもあり。17〜18年やってると色々あるなぁ、って言うことを漠然とお話してみました!

なんかコメントもしづらそうだし、フワフワしてすみません。お話の内容というかね。はい。ここまではこの1年ぐらいの自分の関わるアーティストの近況報告っていう感じっすかね。

今日はあと2つしたい話があって。

僕、大阪の堺の初芝高校っていうところの出身で——今は初芝立命館かな——僕の1つ上の先輩がそこで教師をしているんです。私立高校なんですけど、生徒にいわゆる勉強だけじゃなくて社会的なこととか職業的なこととかを伝える場所を作りたいって、年間10回ぐらい特別講義やるって言ってたかな。それで、「音楽業界の人がお話ししに来てくれますよ」みたいな感じで呼んでいただいて、50分くらいの授業をしに行ったんですよ。

で、過去最大にスべって帰ってきまして。わたくし。いやぁ〜もう、むちゃくちゃ反省してるんすけど。反省っていうか力のなさを痛感しているというか。これだけ散々色んな場所で喋ってきて。まぁ準備不足っていうのもあるんですが、そんなズルゴケすることないやろって……まぁそういう意味では調子乗ってたところもあるのかもしれないですけど、それでも自分でもビビるぐらいスベってきまして。20分とか30分ぐらい経ったタイミングで、生徒さんから全く反応を得られてないんじゃないかって印象を受けて僕が何喋ってるかわからんくなって「ちょっとメモに返すんでちょっと時間もらっていいですか」って言ってメモ見ながら1分ぐらい黙るっていう、そんなこともあるぐらいだったんです。

思い返すと、このインスタライブは勿論僕の話を聞こうと思ってくれてる人が見てる場所だし、バンドのファンクラブ配信で喋ってたとしても基本的には「マネージャーさんなんだなぁ」って思ってもらってる中で見てくれてたりするし、それこそ専門学校とかで喋ったこともあるんですけど、基本的には音楽の仕事とかに興味があるよっていう人に対してお話しにいってたので、要はある程度聞く姿勢が持ってもらえてる場所でしか喋ったことがなかった。

それが高校生となると、やっぱ全然そんなことなくて。高校2年生だったんですけど、1学年370人ぐらいがひとつのでっかい教室に集まって。すり鉢状になってるけど小さいめの体育館、みたいなのをイメージしてもらえば分かると思うんすけど、その舞台の上でひとりで喋りました。もうね、もうねー……すごかった。恥ずかしいぐらい喋れなくて。まあ喋ってたんすけどどこに向かって何の話をしたいのか散らかりまくって。

自分の中で、もっと勉強せなアカンなーって思いました。要は、興味ない人にも聞いてもらおうとしすぎちゃったって感じっすね。その高校での失敗は。だから予め質問を集めるとか、自分が喋りやすい環境を用意することも大事だったし、その時は一人喋りしたんですけど、高校とか行く時は先生に聞き役になってもらう方が話しやすいんかなーとか。色々反省点はありました。

それで、なぜインスタライブでこの話をしてるかっていうと、とはいえ授業が終わった後に4〜5人くらい声をかけてくれる方がいたんです。その時は次の授業があったので長く喋れなかったんですけど「インスタでDMくれたら多少は質問答えたりするよ」みたいな話をしてたんですよ。そしたらDMをくれた子の質問で「マネージャーさんってスケジュール管理以外で何されてるんですか?」みたいな「どんなお仕事なんですか?」っていう質問を頂いたんです。

DMでぱっと返すにはなかなか色々あるしなーって思ったのと、いわゆるマネージャーって何をしてんのか?みたいなことってインタビューの原稿になってるものもなさそうだし、インスライブでもそういう具体的なことって喋ってないなーって思ったので、自分の出身校の講義が思い切りスベり倒したお詫びも含めて、その質問にインスタライブの中で答えてみようかなっていうことでした。ちょっと前置き長くなくなりましたけど。

なので、マネージャーって何してんのかなーっていうのを具体的にお話ししてみようと思います。

とはいえ"マネージャー"と言っても一人じゃなく、僕とかだと10組近いアーティストに関わる中で、アーティストによっては2人、3人で担当してたりとかするんですよ。

例えばライブの時のステージドリンクのラベルを剥がして"ノースポンサーですよ"っていう状態にするのをマネージャーさんがやってる場合もるし、ライブハウスでセットリストが暗い照明の中でも見えるように白黒反転させて印刷して、白い文字を黄色い蛍光ペンで塗るんすよ。もうあれ、伝統芸みたいな感じですけどね。それをマネージャーさんがやってるチームもあれば、ライブ制作の方とかイベンターさんが手伝ってやってくれるパターンもあります。それもマネージャーが絶対やらなきゃいけない!っていうことではないんですけど。まあ、そういう作業があると。

僕はそれを「やらないぞ!」って思ってるわけでもないですけど、僕がやることはまぁまぁかなり珍しいですね。もう他にやってくれる人がいるので。もちろん僕がむちゃくちゃ暇なタイミングでみんな忙しそうやったらやりますよ。全然ラベルも剥がすしセトリも塗りますけど、僕がやる場面って少ないので、マネージャーは何をしてるのか?といっても僕がやってるマネージャーとしての仕事と━━そういう呼び名はあんまりいいと思わないんですけど━━いわゆる現場マネージャーさんがやってくれてる仕事って、被る部分もあれど必ずしも全部を同じ人がやってるわけでもない。まずそういう前提があります。

っていう上で、とはいえ「マネージャーと呼ばれる誰かがこういうことしてるのは多いよね」っていう話をすると、これ誰かに教えてもらったことなんですが、スケジュールと健康と……何だったっけな、お金かな。そういうことの問題が起こらないようにサポートする。制作進行とかライブとかも含めて、そういうことをマネージャーさんは大きくはやってるよ、と。

その上で具体的に何から始まんねやろ?ってちょっと思ってたんですけど、僕の場合は、まず定期的に打ち合わせをした上で、1年から2〜3年の期間のスケジュールを立てます。日々のスケジュールっていうよりかは「来年こんなことしよう」とか「アルバムをいつ頃に出したら、そのあとこういうツアーをしよう」とか。最近はリリースよりもライブ、コンサートツアー、大きいイベントの計画を立てるのが先に来ることが多いんですけど。ライブは早いと2年前とかから会場を抑えるために動かないといけないし。まぁもちろんギリギリで空いてたら行く、っていう時もあるんですけどね。でもベーシックでいうとライブはそれくらい手前から動かないといけないので、まずはライブの計画を立てることが多いですね。で、ライブの計画立てたら、その間でできることかやるべきこととか見えてくるし。そんなところから始まるっすね。アーティストの中長期の目標だったりとか、計画を立てると。

それをした上でレコーディングするってなったら、楽曲を作るにあたってスタジオ抑えたり進行管理したり、アー写撮るってなったら写真を撮影する段取りを組んだり、ミュージックビデオ撮るってなったらミュージックビデオ撮る段取りを組んだり。そういうことが一つメインの仕事ではありますね。得意な人も苦手な人もいるので分担したり、レコード会社にやってもらったり、はたまた外部のディレクターに委託することももちろんあるんですけど、そういうようなことを主体的にやっていくと。

あと、今ちょっと思いついたので言うと、とにかく問い合わせは基本的に全部マネージャーが対応します。宣伝寄りのこととか取材寄りのことはレコード会社で受けるものもありますが、それも最終的にはマネージメントに集約されて、やる/やらないとか、やらないにしてもどういう形でお返事するのか?みたいなことを全部取りまとめてるっていうのはありますね。もちろんメンバーと相談しなきゃいけないし。やるにしても。お断りするにしても。

だから、結構問い合わせの対応に時間と労力を取られることも多いですね。例えば、ありがたいことなんですけど学生さんが「〇〇高校の2年生の学生です!来年の学園祭に誰々さんにライブをしにきてもらえることは難しいでしょうか?ギャラはおいくらくらいで考えておけばよろしいでしょうか?ちなみに、先生にはこれから相談します!」みたいな問い合わせいただくこととかもあって。「うわー、どっからなんて返そうかなー」みたいなことはありますね。

でも、そういう問い合わせをしてくれる人って全然悪気ないし「先生に相談してから連絡してきてほしいなー」とか思ったりするんですけど、それもひっくるめて応援してくれてたり、アーティストに対する気持ちからのアクションだと思うので、そういう連絡こそ雑に扱いたくないなって思います。できる限りね。まぁ雑になってる時とか結果的に無視しちゃうこととか、事務所に連絡きたもので全て拾えきれなかったりとかもあると思うんですけど。ただ、気持ち的にはそう思っている中で、とはいえマネージャーって多くても2、3人、少ないと1人でやってたりするんで追いつかないこともあります。問い合わせの対応っていうのは仕事を占めるうちの一つではあるかなーって感じですね。

あとは、取材を受けたら写真とか原稿のチェックとか、イベントのライブに行くってなったらスタッフを手配したりとか、移動行程を組んだりとかですかね。メンバーからセットリストがきたら、その資料を作ってライブスタッフさんに共有してとか。

だから僕らもマニュアルみたいなものもないし、アーティストによって「あ、それはアーティスト自分でやってるんや!」とかもあります。例えば、衣装を毎ライブごとにマネージャーとかチームがクリーニング出して用意するケースもあれば、衣装は別にメンバーに基本的に任せてます、みたいなバンドとかチームもいたりするから、何をしているのかっていうのは本当にそのバンドによるんですよ。

だけど、そのアーティストの得意なこと・苦手なことをどういう風なオペレーションにするのが……例えば、スカパラさんみたいに全員お揃いの衣装を着る場合はメンバーさんに任せる方が大変だしね。間違えてしまった時の対応とかも大変なので、ああいう揃いの衣装を用意してるようなアーティストの場合はもちろん事務所の方で管理してクリーニング出してっていうケースが多いと思うんですけど、ほぼ私服に近い、その日の気分で何着るか決めたいみたいなアーティストであれば、それをわざわざ事務所が用意する方が手間が多いよねみたいなこともあるし。それに限らずですけど、マネージャーさんの仕事って多岐にわたります。

あと、あれですね。地味な所で言うと、請求書出したり、そういうお仕事のお金に纏わる部分っていうのもマネージャーが基本的にはやります。実際請求書を作って送るのは会社の経理とかデスクの方がやられることが多いですけど……なんでしょう。「こういう項目でいくらで、いついつまでに〜」みたいなやりとりはマネージャーがしてることが多いんで、そういう事務的なことも結構、仕事量としては少なくないかなーみたいな。そんな感じですね。マネージャーさんの仕事って。

あとあれか、グッズ作ったりしてますね。僕とか結構デザイン周りも、やりたいっていう感じじゃないんですけど、デザイナーに発注をする時間と労力で自分がやれてしまうというか、やった方が早いし、自分が思い描いてるものが作れるのでやってしまうことが今でも多々あります。ちょっとした事とか、アーティストの指示に基づいて作る時はね。

最近でいうと映像編集するマネージャーさんも増えてきましたね。SNSで動画をたくさん出していくことも増えたので、動画編集するマネージャーさんも多い気がします。

まぁそんなところかな。質問くれた子が見てくれてたら嬉しいなって思うんですけど、高校生だからわからないですね。でもアーカイブ残そうと思ってるので「マネージャーが何してるのか、インスタライブで話したよー」っていうDMも返そうかなーと思ってます。

他に何かありますか?マネージャー何してんの話で質問とか。あれはやってないんすか?とかあったらお答えします。

「マネージャーさんって休日はあるんですか?」
「マネージャーはしっかりとお休み取れるんですか?」

っていう、別の方からほぼ一緒の質問を頂きましたけど、うーん…世の中の他の仕事に比べたら少ないんじゃないですか?多分。でも、マネージャーだからなのか……。音楽とかアーティストとかタレントとかに近い仕事をしているからっていうような気もします。僕はですよ?少なくとも。会社単位になってくると労働基準法がどうとか、そういうことも気にしなきゃいけないので、あんまり個人の気持ちだけで勝手なことは言えないんですけど、あくまで僕においてっていうお話をさせてもらうと、何が休みで何が休みじゃないか難しいんですよね。

どう思います?このインスタライブはヒップランドの業務の時間内にカウントした方がいいのか。でもこれカウントし出したら無理やで、っていう。無理ってなってくると、じゃあインスタライブしたらダメってことになるよね、みたいな。いや、でもこれは自分がやりたいと思ってやってるんで、仕事っちゃ仕事やけどプライベートちゃプライベートやし……みたいな。そういうのがむちゃくちゃ多いんですよ、僕は。

でも今日夕方16時からサウナ行ってますからね。だからそういう意味でいうと結構好き勝手やってたりするから、いわゆる月に8日間以上休みがあるのか、ないのかとか、月の労働時間100何時間未満なのかとか、そういうことは僕自身は気にしてなくて。もちろん給料形態上、残業代の計算だとか最低限は必要なんですけど、感覚的にそれによって働いてるわけではないっていうところはあります。

例えば、僕子供を仕事に連れてったりするし。でもフェスとか現場に行くのって仕事なのか休みなのかよくわからないですよね。僕フェスに行っても、今はもうそんなに作業とかもしてないので、メンバーと喋ったり、色んな関係者さんと挨拶したり。まぁライブは見ますけど。いわゆる作業してるわけじゃないから、休みは少ないと思います。っていう感じですね。

結構質問いっぱいきたな。一回全部さらおうかな。
「マネージャーさんになるには大学のどこの学部がいいとかありますか?」
うーん、ないんじゃないですかね。僕デザイン勉強してたし。勿論、何かに特化した知識とか能力がマネージャーに活かされるっていうのはそれは大事、活きてくると思いますけど、何がオススメとかはあんまりないかな。

「プロデューサーとマネージャーは全然違うものなんですか?」
分かりません!もう僕は自分がプロデューサーのかマネージャーなのかわかんないなぁ……!でも音楽で言うと”音楽プロデューサー”っていう肩書きがあると思うんです。一般的に。ちょっと前でいうと小室哲哉さんとか。小林武史さんとか。ああいう”音楽プロデューサー”っていう方は音楽のプロデュースをされてるので、マネージャーとはまたちょっと違うと思うんですね。あ、でも小林武史さんは事務所の経営とかもされてるんでそういう意味でいうと、マネージャー業に近いこともされてると思うんですけど。

ただ、僕みたいなマネージャーの場合はもう、プロデューサーって言ってもらってもいいし、マネージャーって言ってもらってもいいし、どっちでもいいっす!みたいなところもあります。むしろ世の中のイメージで言うと僕とかプロデューサーに近いんじゃない?っていう人もいるかもしれないっすね。ベタ付きでアーティストといる訳じゃないですし、(担当アーティストが)10組近くいたら被ることも多々あるんでツアーも全部にはいけないですし。だから現場マネージャーさんの方が、よりマネージャーさんかもしれないです。

「ツアーだと全国まわると思うんですが、基本はオフィス勤務ですか?」
これもね、基本はオフィス勤務と思ってもらっていいんですが、その”基本のオフィス勤務”が何日あんねん、っていう感じですかね。要は、打ち合わせもない、メンバーの稼働もない、今日はアポも何も入ってないからただただ何時に事務所に行くっていう日。僕はもうほぼゼロというか、さっき言ったみたいに休みが多い訳じゃないんで、アポが入ってなかったらもう僕は基本的に家で仕事するんですよね。仕事してたとしても。コロナのリモートワークのおかげもありますけど。

ただ、僕とかだと現場ないと1日に6本とか7本とか打ち合わせ入るんで、もうそれだけでリモートにしても対面にしても、打ち合わせやってるだけで1日終わります。だから僕は、打ち合わせがある場所に行くっていうような仕事の仕方をしてますけど、他のマネージャーさんは現場とか取材とかメンバー稼動とか打ち合わせがなければオフィス勤務かなーって気はしますね。

「サカナクションの場合はマネージャーさんがライブ映像の歌詞入力してたり、体調不良の時は差し入れ持って行ったりしてました。熊木さんも関口さんも凄いです」
ね、そうっすね、熊木も関口も。僕は後輩なんで、「頑張れ〜!」つって応援してます。ね。彼らも頑張ってますね。すごいね。

「お疲れ様です。サクモトです。新しくチームに入る時の話から考えてたのですが自分のやりたいこと(自分がそのチームに対してできると思っていたことに対して相手から求められることに相違があると感じた時どうされますか」

サクちゃん。サクちゃんってみんなはわかんないっすよね。サクモトさんは知人の紹介を通じて一時、お仕事ご一緒してた方なんですけど。新しくチームに入る時……うーん。相手から求められる事が自分ができる事なのかどうかによるんじゃないですか?この質問は。

相違は大体あるよね。自分がやれると思った事と、相手がやってほしい事が一致する方が少ないっていうか。ただ、できることだったり、やれる余裕があったり、勉強をしてみようって思う時間とか興味があるんだったら全然やってみた方がいいかなぁと思う。それを無理してやることよりも優先するべきことが自分にあるのであれば無理する必要ないと思うし。

どんな例えがわかりやすいやろうなぁー。なんか、吹奏楽部に入りました。私はサックスかクラリネットがやりたかったんだけど、その部活からトロンボーンやれって言われました。まぁトロンボーンやったら頑張ってみようかなって思える場合もあるかもしれんし、スネアドラムをやれって言われたらちょっとさすがに遠いからちょっと別の場所で管楽器習おうかなっていうこともあるかもしれないし。みたいな。例えが良くないかもな。ちょっと分かんないんすけど、だから一概に言えないって感じっすね。相違はあるだろうし、ある程度。サクちゃん、こんな感じで大丈夫っすかね。

って言ってたらコメント追いつきました。はい。マネージャーはそんな感じですね。結構、型がないです。あ、思い出した。それでいうとさっきちょっと拾い損ねたけど、SNSのオフィシャルアカウントの更新とかマネージャーさんやってること多いっすねー。

いやー、なんでしょうね。マネージャーって。僕も答えわかんないっす。色んな人がいるし僕が「あの仕事の仕方どうかなー」って思ってる人が仮にいたとしても、チームにとってその人の存在とか役割がちゃんとハマってて、存在意義があったり求められたりしてるんであれば全然それでいいやんって思うし。だからもう、バンドとかアーティストの数だけバンドとかアーティストの定義だったり形があるのと同じように、マネージャーもマネージャーとかチームごとに形とか役割とかあるって感じっすかね。

夫婦とか恋人とか友達とかと一緒なような気もするな。友達の定義って人によって全然違うし、例えば僕にとってのAさんっていう友達とBさんっていう友達も、それですら違いがあったりするじゃないっすか。だからマネージャーってそんぐらい形が様々だったりしますね。

あと、アーティスト側がマネージャーにやってもらいたい事も本当にバラバラで。でもそれが楽しいなって思ってます。僕は。そもそも、毎朝何時にどこどこに来て、これを夕方までやってくださいっていう仕事を僕はしたくなかったんで。定義を明確に明確に明確にしていくとそういうことになると思うんすよ。「こういうことにやるのがマネージャーです!」っていう型にはめてしまうと。それが僕は全然得意じゃないんで。マネージャーって仕事をどう捉えてるかでいうと僕の場合はそんな感じですかね。だから外から見ると「いやでも、柳井がやってるのってプロデューサーなんじゃないの?」とかあるような気もするんですけど「それはそれでじゃあ、それでも大丈夫です」っていう感じですね。

はい。よし。じゃあちょっと長くなってきましたけど、最後。今日Twitterでなんとなくで呟いたことですが、ちょっと見返しますね。

っていうツイートをしたんですよ。で、本当に難しい話なんですけど、みんなと思います?っていうのを考えるきっかけになったらいいなぁって思って。

例えばこっちの文脈で僕喋ることあるんすけど、バーターっていう言葉ご存知ですか?完全に業界用語だと思うんですけど。「バーターって知ってるよー」とか「聞いたことあるよー」とか「こういうことでしょ?」とかっていう人、コメントください(笑)。認知調査です。

バーターってなんて言い換えれば語弊がないのがちょっと難しいんすけど、要は「誰々さんをブッキングするんで、セットでこの人もブッキングをお願いします」とか「どこどこの芸能事務所の役者さんが主演をやってるのでその事務所の関連あるアーティストの音楽を主題歌でお願いします」とか、そういうことですね。

単純に「束ねる」の"束"を逆から読んでバーターっていうらしいと僕は教えてもらったんですけど、ただ根拠がすごいふわふわしてるので、あんまり正しいのかどうかわからないです。で、これあんまり、正当評価ではないから良くないよねみたいな、まぁコネ採用みたいなのもそうかもしんですけど、そういうふうに語られることが多いし、僕も全てを良いとは思わないんですけど。ただ、全部が全部「とにかくバターはダメ」みたいに評価しちゃう風潮もどうかなーと思っていて。

こういう話の時よくするんですけど、例えば自分がラーメン食べたいなぁって思った時に、パッと視界にAとBのお店が目に入ってきて、店構えも一緒、メニューも大体同じっぽい、値段帯も何となく一緒。ってなった時に何を基準にAのお店に行くか、Bのお店に行くかを悩むことってあるやん、みたいな。

その時に、例えばですけどAのお店からふらっと出てきた子が自分の友達で、「お!どうしたん!ラーメン食べてたん?」「いやいや!ここ、うちの実家!」みたいなことになったら「じゃあそっち行くわ」ってなるやんか。コネとかそういうのって、そういう程度のことなんかな/そういうこともあるよねっていうのは思う部分があって。勿論それだとしても、友達の親御さんがやってるお店だからといってむちゃくちゃ美味しくないラーメンを3800円で食わされたら2回目はいかんやん(笑)。だから実質評価をコネが超えるってことはないと思うんですよ。ただ、ある程度評価が明確になっていて、「わーどっちしよっかなー、どっちしよっかなー」ってなった時に、こっちの人の方が信頼置けるとか、こっちの人の方が仲がいいから、とか、この間あの仕事でうまく行ったから、とかそういうことで選択が寄ることは全然あるよねっていう。まあ我々とかモロあると思うんですけど、うーん。

愛想が悪いマネージャーにオファー出すのってめちゃくちゃ疲れるというか、大変じゃないっすか。例えば番組のゲストの枠があと1個ありましたと。で、あのバンドかこのバンド出したいなーってなった時に「わー、Aのバンドのマネージャーさんいっつも気使うねんなー。だけどBのマネージャーさんはいっつも丁寧で優しくて……」ってなったら、Bのマネージャーに電話するやんっていう。誰だってね、そこはね。

そういうことを考えた時に、それを変に業界の暗黙のルールみたいになるのもどうなのかなーっていう。ただ、僕これ今喋ってて「あっ」てなったんですけど、そもそも今日のこのツイートはバーターの話から来てるわけではないんですよ。難しい場面ってやっぱり結構あって、例えばみんな……ちょっと具体的なことを質問されるとそれは1個1個事例が違うからそれぞれに背景があるんです、みたいなことになっちゃうかもしれないんすけど、漠然と、コンサートのチケット代のA席、S席で値段が変わってるのとかってみんなどう思ってんねやろ。とか。ファンクラブの当選ってどのぐらいでどのぐらいを一般で販売するのが適切だと思います?みたいなこととか。

「スマホ持ってないんで紙チケットを販売してくれないとコンサートに行けません」とか「地方住みなので、都会のいっつもツアーで主要9都市しかきてくれないですけど、どこどこにはいつ来てくれるんですか?」とか、むずいなー……って思うんですよ。悪気ないのもわかるし。けど、ディズニーランドは日本に1個しかないやん?っていう。その土地のライブハウスの1番大きいところで200人しか入らへんやん、とか、あるやん(笑)。1年間に週末って100日ぐらいしかないんよ、とか。

で、なんか、そういう時に……まぁSNSのせいな気もしますけど、やっぱり個人の意見をピョーンって出しやすくなる。なんだろう。目につくっていうか、僕ら側が見えてしまうっていうのもあると思うんですよ。

「ファンクラブ、バンドやミュージシャンによって違うのかもしれませんが、もっと優先してもいいんじゃ?って思うことが多いですね」
どんぐらい優先したらええんか、が難しいんです。優先するのは全然いいと思うんすけど、あとはファンクラブ会費。年間5000〜6000円とかが多いように聞く、っていうか僕が関わっているのはそのあたりが多いんですけど、年間5000〜6000円って高いんかな、安いんかな、人によるよね、みたいなことも含めて。

「大御所Sバンドは、FCもどんな取り方も、座席に関係無いと聞きました。」
大御所Sバンドっていうのが僕が関わってるバンドだから伏せてくれているのか、関係なく伏せてくれてるのかがわかんないですけど、えっとー……座席って近い方がいい、が正解で大丈夫、ですか…?(笑)。っていう問題もあるんですよ。勿論、「アリーナの1番後ろがいい」って思ってる人がいないのは分かってますよ、それは分かってるんですけど、例えば武道館って1階とアリーナだったらどっちが好きかってどうなんですか、皆さん。ちょっと分かれるような気がするんすけどね。アリーナの後ろの方やとしたら1階席の一番前とかの方が嬉しくない?とか。

「チケット値段分けるのもいいと思います!FC先行やってくれるのもありがたいです!」

「FC継続年数が長いのに、三次先行まで一公演も当たらないとか整番が悪いってなると、ずっと応援してるのに……って悲しくなることはあります。」

うん、どんどん言っていこー!もっと言っていこう。今日はね、ここではどんどん言っていこう。ムズ!ってなるからみんなで。

「人によって違うと思います」
そりゃそうね。

「1階の方が見やすいと思います」

「第1次FC先行→CD先行→第2次FC先行、にモヤモヤしたことあります」
なんでなんで!CD先行の後に第1次先行やったらモヤモヤしそうやけど。どの立場でモヤモヤしたんやろう?とかね。ごめんなさい、今自分、モヤモヤポイントがパッとは理解できなかったので。

「私は身長が低いのでアリーナよりスタンド席の方が嬉しいと思うことあります」
身長問題はね、完全に平等公平むずいもんね!あれねー。うん。なんかその……まぁそうやなぁ……なんかこんぐらいの(小さい)ステップとか持ってたら怒られるのかな。怒られるかぁー。怒られるよなぁ。

「1番後方なら2階の前方の方が私は嬉しいです」
まあそういう人も多いよね。

「最近は演出も凝っていることが多いので個人的には俯瞰で見れるスタンドセンター席の方がいい気がします」

「私は武道館アリーナがいいなと思います」

「FCの1次で当たったけど、整番が遅かったのはうーんってなりました」

それはFCの1次先行で何人当ててるのかにもよるやん?っていう。で、FCで沢山当てようって思ったらFCで当ててる人が多くなるから、そら多い分の後ろの人は何かしら出てくるやん?とかね。その、ZEPPの2000人のキャパ中でFC1次で1800人当てることだって、ないとは言えなよ、っていう(笑)。

面白いというか、そう。こういうことを悶々と1人でやってると今日みたいなツイートをしたくなってくるんすよね。

「PDたまありの時、最速でチケットをとったのに2階席だったのはちょっと悲しかったです」
まぁその「悲しいな」とか「ついてなかったな」っていう感情は当然だと思うんですよ。「あー、今日信号いっぱい引っかかって運悪いな」とか。もうちょっとあるよね。「後ろから追突されてまじついてないな」とかもそうだし。それを悲しくなるなっていうのは違うと思うんですけど、理不尽だっていう訴えがあったとした時に「いやぁー……理不尽なのかどうかは…難しいよね」って思う、っていう感じかな!

で、今日はいいんですよ!今日は僕が言ってくださいって言ってるので。全然。

「FC選考で複数公演当たる人と一公演も当たらない人がいるとモヤモヤします」を今拾います。えっと、そりゃそうだと思うんですけど、例えばツアーで、東名阪福札幌でツアーがあったとして「東京一発申し込んで外れる人」はそりゃ外れると。「福岡、札幌、大阪を申し込んで、福岡と札幌当たりました」はこれはねーーそうだって言ってないっすよ、そうだと言い切らないんですけどーーそういうケースは多分起こってしまう。やっぱり人気の公演と人気が薄い公演と出てくるんで、人気の薄い公演の方が当選確率上がると。

ただ、人気度合いが一緒なのに、例えば東京2Days両方当たってる人がいるのに、東京が一公演もあたらない人がいるっていうのは、ミスな気がするなぁ。何某の。それは応募してる側のミスなのか、当選を出してる側のミスなのかわかんないけど。あとはその受け付けのFCの同行者設定の被りがルールと何かちょっとなってた、とか。ちょっとわからないけど。これでも、あの一個一個の「このケースに関してのこれはどうなんだ」にお答えする会ではないので、それはご容赦ください。もしここの場が「私のこの時のこの事例、解消してください」っていうキャッチボールになってしまうと、そもそもの僕の「どこまでを公平、平等にするべきか難しいよね」っていう話したかったことと逸れていってしまうし、もちろん大事なことだと思うからそういうことを話す場は作ってもいいなと思ってるんですけど、今日がそういうふうになってしまうと、今日は終わろうかなーって思うんで(笑)。その辺ちょっと優しめにしてください。でも「これの時に平等だと思わないな」とか「ここはこうして欲しいなぁ」って言ってくれるのはいいと思います!「この時のこの事例のこれは何が問題なので」っていう、僕がそれはちょっとこうかな〜って解決したくなるのは……。でも、ちょっと難しいところ足突っ込みすぎたかなー……。どうですか?

うーん、なんかね。僕ってどんな存在なんかなって悩むし、それも見てくれてるーー今で言ったら78人のーーの中でも人によって違うんで、勿論僕も広く柔軟に構えるべきだっていうのはあるんですけど、その中で誰に向かって僕は話すべきなのかなぁっていうのを結構悩むことがあって。特定の「今回はこのアーティストのあの公演について話します」とかっていうことの時は、ある程度そのアーティストのファン心理に配慮しながら喋る必要性は感じるんですけど。まあ言っちゃうと、オーラルのファンも今いてくれてサウシーのファンもいてくれて、それこそ今日の冒頭のブロックで話しましたけど、KANA-BOON、フレデリックのファンも入ってきてくれるかもしんないし、それこそbonobosとかTHE2とかアツキタケトモとかKeishi Tanakaとか、他にも関わってるアーティストの中の人が入ってくることもあるし。はたまたアーティストファンっていうところからは離れて、音楽業界で働きたい人とか、そういう人も聞いてくれてたりするから、今日みたいな話でいうとなるべくどういうアーティストにも適用されたりとか、コンサートのチケットの販売の仕方とか、インフォメーションの仕方とかそういうこと?をなるべく抽象的に話して、いろんな場面でも適用される話になったらいいなぁって思ってはいるんですけどね。

でも、そういえば思い出しました。これは僕が関わるアーティストはこうしてるやん、とかっていうのがあるんで結構難しい話なんですけど、これ多分の誰かのFC配信で言ったことあると思うんすけど、ファンクラブツアーってやってほしいとかやった方がいいとか、あるじゃないですか。ファンクラブ会員のみの。でもファンクラブ会員ツアーをやってファンクラブの人、落選するのつらないっすか?っていう一個疑問があって。まぁでもやるんすよ。色んなそれぞれのアーティストの考えとか色んな思いがあるので。ファンクラブツアーやる時はやるし、それをすごく否定的な目で見てる訳じゃないっすよ。それは都度都度、目的を持ってやるべき、やろうよって言ってる時はポジティブにやってるんですけど、算数上ムズイなと思って。

全員に来てもらおうと思ったら全員が入ろうと思った時に入れるだけの、キャパを用意しないといけない。だけど我々はファンクラブの方々の全員に合わせることはできない。土日にライブやって欲しい人が割とたくさんいて、だけどサービス業で平日じゃないといけないっていう人もいたり。学生さんでテスト期間中で行けませんとか。まぁいろんな事情を抱えてると。

で、それを我々はどこまでどういう風に加味したらいいのかっていうのが難しい中で、適正キャパを探った結果、適正よりちょっと小さかった時にやっぱ売り切れが出ちゃうじゃないですか。で、売り切れたら、ファンクラブ会員なのに、ファンクラブ限定ツアーに行けないのは辛い!っていう声が上がると。っていうことはですよ? 僕が思っちゃうのは、むしろファンクラブツアーじゃない、ファンクラブ入ってない人も来れるツアーでなるべく大きいキャパでコンサートを実施して、ファンクラブの人が優先してチケットを取れる。その上でファンクラブで埋まらなかったら一般の人にチケット買ってもらって会場を埋めてもらうっていう方が理にかなってるなぁって思う気持ちはあるはあるんすよねー。っていうお話でした。

でもこれも難しいですね。何を大事にするのかとか、その空間の中にファンクラブ会員の人しかいないっていう心理的、安心感だったりとか?高揚感だったりとかがあったりするんじゃないんですか?確かに〜!みたいな気持ちもあります。一概に言えないです。算数上の話、っていう。

でもよう喋ったな、今日は。入れ替わりでしょうけど、なんとなく70人前後の人が見てくれて。ありがとうございました。はい。まぁその、公平・平等な、公平・平等であるべきこともたくさんあるけど、公平・平等だけがいいわけじゃないよ、っていうのをポロッとツイートしたところの話なので、あの……あ、これ面白いから答えておこうかな。

「武道館のチケットで一般発売が10枚ぐらいしかなかったっていうバンドがありますが、枚数の調整はしないのかなぁと思いました」
枚数の調整をした結果、一般発売を10枚ぐらいにしてるんだと思いますよ、このケースは。だってアーティストとか主催者側したら売れる時に売った方がいいじゃないっすか。っていう。

「全ての人が公平はなかなか難しいですよね」っていう、そうなんですよ。で、それで、だけど、もう一歩踏み込んでて。僕、今日実は。言いたいのは。そもそも、公平が難しいから公平じゃない部分が出てくるっていうよりかは、一定のラインは公平っていうよりかは「えこひいきある程度するべき時はえこひいきをする時はあるよー。それも良くないですかー?」っていう感じっすね。やっぱり、自分が好きな友達に優しくするし、好きな人のことを特別にするし。っていうね。

だからお仕事されてる人とかだったら分かると思うんですけど、例えばバイトの経験とかでもいいと思うんですけど、接客業やってますと。レストランで働いてますと。で、お客さんが2組同時に入ってきて、むちゃくちゃ店員に優しいお客さんと、むちゃくちゃ店員に悪態ついてくるお客さんとどっちの方に、いい接客になるかっていうと単純に優しくしてくれるお客さんに対してのサービスが良くなるんじゃないっすか?コミュニケーション上。とか気持ち的に。シンプルに言うとそういうことってあるんで、それはそれであんまりそれを無理に平等とか公平にしようっていう風なことは思ってないし、むしろそれ自体が公平なんじゃないかなっていう気もするしね。何かに悪態ついてくる客に対してまで丁寧に接客するのが公平なことなのかっていう。

「ヒップランドのミュージシャンではないんですが、FC落ちた後に一般の人がチケット取れてるの見ると、FCの空きが出た時に一般売ればいいのにって思ってる時期がありました」
まぁ、うーん。そのお気持ち自体はわかります、すごく。ただねー、ね、こう……お互いがお互いの事情があるので、あれですけど……僕らもそれでいうと悲しいのは当選出してもみんな入金、全員が全員せえへんやん(笑)。それが流れるんすよ、次の受付に。っていう(笑)、のとかもありますけどね。それはまぁちょっと今日話した話とは別ですけど。はい。

「1000円以上買ったらプレゼントとかありますけど、毎日200円のものを買って来る人には渡せないんですよ。これは困りました」
お仕事されてて、っていうことなのかな?まぁそれは明確なルールなので、一回のお会計で1000円以上で、っていうもう毅然とした態度でいくしかないですよね。「そういうキャンペーンじゃないので」っていう。まぁでもそこでゴネるお客さんがいたんだとしたら大変っすね、しんどいっすよね。「もうわかって」みたいな。しかもキャンペーンとかするようなお店だったらその「私が決めてるわけじゃないんですよー」みたいなね。あるよねー。

はい。もうかなり長くなったので、今日はこんなところで終わろうかなって思います。

僕が何かちょっと引っかかっちゃうイベント名が出てきたんでこのコメントを読みます。続きをお願いします。
「約束(イベント名)にギリギリでチケット買って行った知り合いが整理番号1番でした。きっと入金流れですね。」
これはトレードとかじゃないかな?整理番号はギリギリで買って1番になるってことはない気がするんだけどなー。でもなんか僕がちゃんと把握できてない何かそういうケースがあったんかなー。どうなんだろうなぁ。ちょっとイベント開催ギリギリで買って整理番号が1番だったっていうのはちょっと僕は、あんまりそういう想像がつかないですけど、絶対ない!という程の自信もないというか、嘘つかれてるとも思わないので、何かまた聞いてみまーす!はい。プレイガイドの人とかにも。
「トレードかどうかを聞きませんでした」
トレードだったら結構しっくりくるんだけどなぁ。まぁでも、まぁ機会があれば!絶対調べてってこともないっすよ。

では、みなさん今日もありがとうございました!15分遅刻したから1時間半ぐらい喋ってたんかな? もう時間も遅くなったんで寝ましょう。明日もお仕事、学校、家事、育児、色々、頑張りましょう!

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