871ンスタライブ #003(Sandayカミデ)


#871ンスタライブ  #003
2020年11月27日(金)

柳井貢 主催のインスタライブ第3回の模様をお届けする。相手はSundayカミデさん。
主に、コロナ禍と闘いながら迎える年末の「Love sofa」について語り合う。


柳井貢(以下:871)
Sundayカミデ(以下:Sunday)



(871) Sundayさん!こんばんは!

(Sunday) こんばんはー!お久しぶりです!

(871) ご無沙汰してます!
珍しいパターンでしょ。僕に呼ばれるっていうのは。

(Sunday) 柳井から連絡があるとすれば、大体「Sundayさんこれ大丈夫ですか」的な連絡なんですけどね(笑)

(871) 新しいこと始める時には大体Sundayさんにお願いするっていう(笑)

(Sunday) そうっすよ。でも光栄です(笑)
俺、仮に何か失敗したとしても全然大丈夫なタイプなので。

(871) いや兎に角、懐が広いの一言につきますよ。最初に断らないじゃないですか?

(Sunday) 断らないですね。
柳井からの如何なる提案も今まで「それはどうやろ?」って思ったことないすね。
それは何でかと言うと、昔柳井が大阪のclub STOMPっていうクラブの店長やってたでしょ?あれも柳井が店長の時だけめちゃくちゃ売り上がったっていう数字を残してたじゃないすか。その時にまだ僕も柳井も若くて……

(871) 僕22歳か23歳ですね。

(Sunday) そう。で、かなりロン毛で、大阪市内をフュージョンで乗り回しててね(笑)その時に僕がA.S.Pっていうバンドで、club STOMPでライブするにあたって「どうしてもステージ作ってくれ」と言ったんですよ。club STOMPは全部フラットだったんすよね。

(871) そうそう、ステージが無かったんすよ。

(Sunday) それで「柳井、どうしてもステージ作ってくれよ」って言って。正直絶対無理やろなって思って言ったんすけど、その2週間後くらいに「ステージできました」って連絡くれて、これくらい(10cmくらい)の高さのステージ作ってくれたんすよ!めちゃくちゃ僕嬉しくて!

ステージを作ってもらえるってアーティストとして1番嬉しいことじゃないすか?"ステージを作ってくれる"って大きなイベントを用意してくれるとかじゃなくて、リアルに"ステージ"を作ってくれたんすよ。柳井がね。その時、僕25歳か26歳だったと思うんすけど、これは一生忘れへん恩義に感じたというか。凄いなって思ったんすよ。店長と言えど、オーナーとか関係なく勝手にステージ作りましたもんね(笑)

(871) だから1回…怒られましたもん(笑)

(Sunday) いや、怒られるなって思ってました(笑)でも、ステージを作る人っていうのはなかなかいなくて。大体「もう現状でいいですやん」とか「まあまあこれでやりましょうよ」っていう感じ。他のことでもね。大体そうなると思うんですけど、ほんまにステージ作るやつおんねや!って。それ以来、柳井の言うことは兎に角全部OKなんです。

(871) ありがとうございます!
とりあえずOKしてくれるのってむっちゃありがたいです。僕らが、ミュージシャンなり誰かに提案する時ってミュージシャンを出しにして自分だけ良い思いしたろ、みたいなことってまず無いので。「良いことなので、新しいけど1回チャレンジしてもらえませんか?」っていう提案なので…Sundayさんみたいに「まあ柳井が言うんならとりあえず1回やってみよ」って言って貰えるのはありがたいことです。

(Sunday) そう。今柳井も自分で言ってましたけど、変に自分が評価されようみたいなことは一切思っていないっていうのも重々昔から知ってるんで。

(871) まあ、ミュージシャンとかに褒められたいって気持ちはありますけどね。役に立って、ありがとうって言われたいってのは凄いあります。でも出しに使ったろ!みたいなのは一切ないですね。褒められたい相手の役に立って、褒められるっていうのが自分の心地良さなんで。

(Sunday) うんうん。そうやな。
…ていうか昨日と一昨日はどんな話してたんやっけ?

(871) うーんと、1日目がオーラルのあきらくんと。彼は普段グッズの担当してたりとか、ベース塾っていうのもやってて。そういうのに対してどういう気持ちやってるのか?みたいな話をしましたね。昨日の慎也とはチラッと、TikTokは如何なるものか?っていう話と、バンドマンなりミュージシャンが、結婚した時は皆に言うけど彼女については言わんのはどうなんやろう?って話とかですね(笑)

(Sunday) あ〜彼女なあ?言わんよなあ。
もう〜聞きたくないやろうしな(笑)

まあ、今日は柳井が僕に何を聞きたいかというか……

(871) まあでも、基本告知をしたいんすよ僕。でも告知って色んな方法があるなって最近思ってて。今日はその年末のLove sofaの話をしたいんですけど。違う角度で……さっきの彼女の話じゃないすけど、聞かれないとわざわざ言うべき話かどうか?みたいなラインもあるじゃないすか?

(Sunday) ありますあります。
聞かれたら全然言いますけど。

(871) そうそう。だから今日はそんな話を出来たらいいなと思ってるんです。まあでも今年、Love sofaはBIGCATとLIQUIDROOMでできなくて、クラウドファンディングやってねえ。続けること がポリシーのSundayさんのLove sofaがコロナによって1回、止められてしまう……

(Sunday) 危なかったっすね。柳井があの時、「Sundayさん、多分これ100万くらい赤字で自分で払うことになるやろ」ってことを察知して、クラウドファンディングを1回考えませんか?って連絡くれたんすよね。

(871) そう。あれ割とコロナ禍の中でクラウドファンディングのジャッジ早かったと思うんすよね。

(Sunday) タイミング的にはかなり早かった。

(871) あかん!クラウドファンディングや!って瞬発的に思いましたね。

(Sunday) 凄いなって思ったのは、"クラウドファンディングじゃないと手がない"っていうのををあの段階で感じてたっていう。本当に凄いと思います。

(871) そう言って貰えると嬉しいです。でも天才バンドとかテレンとかでもクラウドファンディングに協力してもらってたので、ちょっと慣れてたっていうのもありましたけどね。

(Sunday) でも、本人からは言い出しにくいなっていうのも踏まえて、すぐ柳井が"やりませんか?"って声掛けてくれたあのタイミングは相変わらず凄いなって思いました。……まじで助かったもんな。あれで。

(871) そうですね。
経済的には一旦ね。勿論その後も状況は続いてますけど……。

(Sunday) でも今、改めて年末のLove sofaの3Daysにむけて……今第3波とかもきてますけど、今年の6月以降のLove sofaは、換気とか消毒とか結構やってたので、対応とか対策は結構見えてきたんですよね。兎に角マスクと人数制限と、あと結構大きかったのはCONPASSはでっかいダクトを壁からぶち込んで、ずっと外気と換気をし続けるっていうシステムを作ったんすよ。

で、とりあえず12月25日、26日、27日は多少は人数制限とか換気等の対策は変えるけれども、ブッキングとかは今までのテンションは変えずに、むしろそれ以上のテンションで今年やりました。今年の最後に凄い守った感じでやるんじゃなくて、アグレッシブに対策もとりながら、クラブパーティっていうのをバッチリ綺麗に作りたいなと思ってて。
それは「別にコロナなんてもういいやん、大丈夫やってー!」とかではなくて、換気・消毒・検温・距離とかもバッチリやるんですけどブッキングもアグレッシブに、衛生対策もアグレッシブに!みたいな3日間にしようと思ってます。

まあ、柳井にもブッキングの相談にのってもらいまして。やっぱり25日の初日にDENIMSが出てくれるのは、思い描いてた理想の形になりました。

(871) ほんとですか!DENIMS絶対いいですよ。松原が年内いっぱいなんで。

(Sunday) そうですね。
そしてこのLove sofaのロゴも柳井がデザインしてる。

(871) そうですね!これでもだいぶ前ですよ?
確か、15周年の時に変えようみたいな話になってるからだいぶ前ですね。

(Sunday) 5年前とか?
なんかまあ、CONPASSの店長の西岡くんも兎に角普段から潔癖症なんで(笑)結構いい箱やなと思いました。最近イベントもやってるんですけど、お客さん来てもらう時は皆総出で「マスクお願いします」という呼びかけとか、きっちりやってますね。

(871) うんうん。なんか、クラブとライブハウスの違いが曖昧っちゃ曖昧というか。合体バージョンみたいなのもあるじゃないですか?名前だけじゃ定義じゃないと思うんですけど、CONPASSが僕の中で丁度両方とってる感じなんですよね。

(Sunday) 昔はもっとハッキリわかれてましたけどね。昔はターンテーブルがライブハウスにはなかったから。だからライブハウスとクラブは分かれてましたけど、今はどっちもどっちですもんね。逆にクラブにはさっきの柳井の話もそうですけどステージがなかったり(笑)

(871) ははは(笑)でも往年のシステムの、片方にステージで反対側にDJブースっていう作りの会場ってそんなにないですよね?

(Sunday) ほんまにあれは黄金比というか。間違いない形なんですけど、あれを実現させるのって難しいんやろな。縦長の丁度良いフロアあって…

(871) 本気でライブハウスをやるとなるとキャパが重要だったりするので。キャパ20くらい減らしてでも、常設でDJブースを作るリスクというか度胸というか、

(Sunday) 心意気というか。

(871) そうっすね。

(Sunday) 全然話変わるけど、下北沢シャングリラできんの?

(871) あれ、僕もビックリです。

(Sunday) やばいよね?大谷さん狂ってるもんな(笑)

(871) 狂ってる、に対してそうですねと言いづらいけど、でもまあクレイジーな方なんで(笑)

(Sunday) いや〜かっこいいよね。

(871) 攻めてますよね。

(Sunday) 攻めてるよね。
だって、5つくらいライブハウスつくって……

(871) 横浜にもつくったし。

(Sunday) やっぱりこの状況であれくらい攻めれるって、俺は絶対無理やけど今回のLove sofaも小さくこじんまりやるんじゃなくて、やるならいつものLove sofaをとことん追求しながらこの状況に備えたいと思うんですよね。衛生対策はしっかりとりながら。

(871) Love sofaって、20年やってて回数でいったら何回やったんでしょうね?

(Sunday) 2ヶ月に1回絶対やってるから、最低でも年6回なんすけど、結構スペシャルとか色んなのが重なると年間的に8回くらいやってたりするんで。20年でいたら160回か。

(871) 160回!

(Sunday) うん。でも50年くらいやろうとおもってるんで。50年くらいやったらクラブパーティとして……

(871) ギネスですね(笑)

(Sunday) ギネス伝説(笑)今、43歳だから50年目は73歳なんですよ。ちょっとほんとに今、キックボクシングやってるです。

(871) やば(笑)

(Sunday) 何でやってるかといったらLove sofaを50年やるにあたって、もう1回若い体を手に入れとかないとなって。よく若くみられますが…衰えはしっかり感じてるんです。何に衰えたかって言ったら結局、限界をすぐに見切ってしまうというか。自分はもうこれくらいやからこんなもんかな、みたいなそういう限界の見切りが早くなった気がするんです。

(871) なるほどなるほど。

(Sunday) 40歳超えてから…音楽とかでも、自分に合った、とか自分のスタイルがこうやから、みたいなのがやっぱりちょっと先に出て。突拍子もないような、本当はもっと突き詰めたら良かったのになあ、みたいなことにならないように、日々限界を超えさせてくれるものを物理的にやっとやってた方がいいんじゃないかっていうことで。高校生の時、一瞬格闘技やってたので、改めてキックボクシングやって。50歳の時にあのアマチュアの大会に出ようと思ってるんで(笑)

(871) ははは(笑)すごいすね(笑)

(Sunday) まあだからと言って、Love sofaを50年絶対やります!とはなかなか言えないですけど…パーティって自分から手が離れてしまって続くパターンももうあると思うんです。だけど自分がいけるとこまでは、大阪のアンダーグラウンドに関してはそこそこ最先端でやっときたいので。東京と大阪どっちも半々くらいでずっとおるから大阪のそういう音楽シーンもずっと詳しいし。

(871) そうですね。

(Sunday) 東京は勿論、広すぎてなかなか知らないこともいっぱいありますけど。やっぱり韻踏合組合がこの前、コロナ禍でもきっちりMCバトルのイベントをCONPASSでやってたりして。人数制限しながらちゃんとやってましたよ。

(871) そうかあ…。

(Sunday) なんかそのコロナ禍で色々と無くなっていくっていうことだけは僕達、避けないとダメじゃないですか。そりゃ柳井もかなり背負ってるもんがあると思いますけど、自分が背負ってないものも含めて音楽に関わる何か一つでも無くならないようにやらないといけない状態で。何か出来るんか?っていうのでは、例えばUCHI ROCKとか柳井がやったのは…名前何やったっけ?

(871) オンラインライブハウス_仮 のやつすね。

(Sunday)オンラインライブハウスね。
コメントで「お陰で救われてる」って言ってくれてますよ。

(871) もう皆に救われてます。

(Sunday) 持ちつ持たれつ、ねえ。
まあCONPASSもクラウドファンディングでなんとか今年は乗り切れるけど来年この調子でいくと……想像をするだけで怖いところもあるじゃないですか。

で、その梅田シャングリラの店長のキイくんがLove sofaのときに珍しくちょっと弱気だったんですよ。「ちょっとヤバイかもわからんなぁ」ということをボソッと言ってんですよ。それが何のことかは具体的に言わなかったんですけど「今年はみんな乗り切れると思うねんけど、次の決算の時にどうなるかやなー」って言ってました。ちょっと珍しく弱気やなーと思って。

(871) そうですね。

(Sunday) なかなか厳しいんやろなっていう。

(871) いやぁ…何処まで続くかを考え出すとやっぱ大変ですよね。

(Sunday) ここで何かアイディアをだすのが柳井の仕事で(笑)

(871) でもここ最近はアイディアもですけど、ブッキングとか…まあ家1歩も出られへん状況ではなくなったんで、何か色んな方法探してやっていく、動いていくっていうことだと思いますね。

(Sunday) オンラインライブハウス_仮も、結構良かったと思うよ。

(871) そうであれば良かった。あれも今、1回ちょっと止めてるというか、それこそベース塾だけはやってるんすけど。

(Sunday) それも、狭くしていくのか広くしていくか?っていうのは1回とか状況とか見てまた色々考えてもいいもんね。オンラインってそれが凄く柔軟にできるから。

(871) あれでも実際、チケット売ってそれこそSundayさんにも1回協力してもらって、全部で30回ぐらいやりましたね。やってみた感じは面白いっていうかそれ以上の手応えも結構あって。やり始めた時、業界向けにZoomで説明会をしたんですけど。

(Sunday) めっちゃ色んな人参加してたよね?それ。

(871) 70人~80人ぐらい集まって、それを3.4回やったんすよ。

(Sunday) 柳井のことを知らん人もいっぱい参加してくれたもんな?

(871) そう。実際それで仕事になったっていう人は沢山いる訳じゃないですけど、やっぱり動くことでちょっとした活力になるというか。一緒にやってみようって言ってくれる人もいたり、それはちょっとちゃうけど違うやり方やってみるわ、って言う人もいたり。やっぱり動くのは大事やなぁと思いましたね。

(Sunday) そうね。あれは凄い良い提案だったと思うよ。でもあの提案は、割と皆が納得できる発信やったと思うねんけど、今年の年末から来年の上半期くらいにもう1回、賛否両論ある様な提案を柳井にしてほしいなぁと思ってます。

(871) ほんとすか!(笑)年明けくらい…

(Sunday) 年明けくらいに賛否両論あるなあっていうぐらいアグレッシブな提案を(笑)

(871) でもSundayさんは20周年を、まあBIGCATとかLIQUIDROOMとか、違う形で色々やれてることもありますけど、思いっきりフルスイングはやってないっすか。

(Sunday) やってないねえ。3月15日のLIQUIDROOMにウッチャンナンチャンの南原さんが来るのが決まってたってのは凄いよね?南原清隆さんがリキッドに現れるっていうとこ見たかったよね。

(871) いや〜見たかったっすよ。
想像するだけでもご飯食べれる(笑)

(Sunday) 南原さんめちゃくちゃビビってましたけどね(笑)だからやっぱり、南原さんがLIQUIDROOMに立って欲しいし。あの時、素晴らしいメンツが決まってましたから。韻シストとか。20周年は結構大阪も東京も色んな人に出てもらう予定だったんですけど、そういうのも実現したいですね。

(871) Sundayさん、Love sofaを大阪城音楽堂でやりましょうよ。

(Sunday) やりましょうかねぇ!ちょっと考えたんすよ。やり始めの時にCONPASSの西岡くんもそれ言ってて。城野音は結構使っていこうみたい空気なんすね。

(871) 屋外なんで感染対策も取りやすいし。

(Sunday) やりましょうか!大阪城野音でLove sofa!2daysくらいで、"This is Love sofa"みたいなのもやりたいですね。なんか、クラシックな部分から今1番新しい部分までをいつも心がけてるんですけど。一番最先端なところからクラシックなところまで集合したいすね。空の下で。やりたい。それはちょっと本気で今度東京でミーティングしましょうかねぇ。

まずは、年末を兎に角何とか成功させて!

(871) そうですね!
大阪の方、年末是非CONPASSいましょう!

(Sunday) 12月25日から27日で
25日は奇妙礼太郎、ワンダフルボーイズ、DENIMS、吉田省念、アマイワナ。
26日はsaccharinも出るし、ワンダフルボーイズも……色んな大阪の、これがLove sofa!という感じです。
27日の最終日は、渡辺俊美さんとかウルフルケイスケさんとか、やついさんのライトガールズとか。まあ、凄い素晴らしい日になると思いますんで、皆さん是非きて下さい!

(871) 是非お願いします!
さて!Sundayさん1時間経ちました!

(Sunday) ありがとうございました!

(871) ちょっとまた色々相談しあいましょう。

(Sunday) 春に向けて準備しましょう!
お疲れさん。ありがとう!

(871) よろしくお願いします!


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