871ンスタライブ #016(釜中健伍)

#871ンスタライブ  #016
2020年12月24日(木)

第14回目となる今回は『DENIMS』の釜中健伍(Gt.Vo)さんを迎えてお届け。松原大地(Ba.)さんの脱退ライブを控える気持ちや、前身バンド『AWAYOKUBA』のエピソードを含めたこれまでの話などを聞ける1時間となった。

主催:柳井貢(以下:871)
ゲスト:釜中健伍(以下:釜中)

(871) こんばんは。
今日は『DENIMS』の釜中君 a.k.a かまちゅーが来ます。詳しくは明日話すんですけど、さっきTwitterで『えんとつ町のプペル』のカバーを『セカイイチ』の岩崎慧くんにやってもらったよっていうツイートをしました。これもうほぼ趣味なんですよね。ちょっと流そうかなー。これ実は作ったのが今年の5月とか6月とかだったかな。だいぶ前に慧ちゃんにお願いして作ってもらって。本当は色々アレしてたんですけど、映画公開されちゃうしやっぱり出したいよねーって圭ちゃんが歌ってるバージョンで出させてもらいました。西野亮廣さんと『えんとつ町のプペル』を知ってる人とそうじゃない人で印象違うと思うんですが、僕は勝手にずっと西野さんのことをフォローしてて色々勉強させてもらってるんで、なんか出来ることあったらいいなっていうので、慧ちゃんに相談するっていう経緯があったんですけどね。この話は明日、圭くんに来てもらって色々お話出来ればと思ってます。

かまちゅー呼ぼう。

(釜中) おはようございます〜聞こえますか?

(871) 聞こえるよ!
—釜中グラスを取りに行く——
コメント欄見てると初めましての人が多いですね!かまちゅーのフォロワーさんが結構来てくれてるのかな。ちょっと自己紹介しようかな。マネージャーっていうのもちょっとアレですけど、DENIMSの裏方、マネージャーやってる柳井です〜。
かまちゅーも普段俺のインスタライブを観てくれてる人に自己紹介しておいて。

——柳井グラスを取りに行く——
(釜中) こんにちは。柳井さんの担当アーティストになるのかな、DENIMSというバンドをしてます。釜中です。かまちゅーって呼ばれてます。またこれを機にDENIMSを是非、聴いてください!お願いします!

(871) よし。

(釜中) メリークリスマス!

(871) メリークリスマスやなぁ。
リハやったん?最後の。

(釜中) リハやってたんすよ。そうです、最後のリハやってて。初めましての人に説明するとですね、DENIMSって4人のバンドなんですけど、ベースの松原大地(以下:まっつん)が今年いっぱいを持ちまして脱退するんですけれども。それのラストライブが12月27日にあるのでそれの練習を今日はしてました。

(871) 大阪BIG CATで27日な!やるよ!

(釜中) そう。やる。
「DENIMSの『I'm』の歌詞に救われました。一生DENIMSの曲にお世話になると思います」っていうコメント、ありがとうございます!

(871) ありがとう!
一生お世話してもらおう。

(釜中) いっぱい聴いてください。ありがとうございます。あの歌詞も頑張って書いたんです。

(871) かまちゅー歌詞書くのいつも大変そうやもんなぁ。

(釜中) そうっすねぇ。ホンマ削って書くタイプですね。めっちゃ削り出しって感じですね。(笑)

(871) DENIMSになってから何年?

(釜中) 8年ですね。丁度明日『Love sofa』っていうずっとお世話なってるイベントに出るんですけど、その『Love sofa』のクリスマススペシャルでDENIMS初ライブして、それが2012年の年末だったんで丁度明日で8年ですね。

(871) 結構前やなぁ。

(釜中) そうなんすよ。結構やってんすよ。

(871) かまちゅー今いくつ?

(釜中) 今32歳です。

(871) 32歳か。俺と7.8歳くらい離れてて、最初『AWAYOKUBA』で出会って…あれ堺東のGoithやんな?

(釜中) Goithです。柳井さんが堺東のGoithに来てくれたの覚えてますよ。

(871) あれ20歳ぐらいってことか?

(釜中) そうっすね。20歳とか21歳とかそんなもんやったと思いますね。

(871) 凄いな。12年も経つんか。

(釜中) 結構経つっすね。
コメントで「『LAST DANCE』最高!」って書いてくれてる。嬉しいです。ありがとうございます。

(871) ほとんど年2回くらいしか話してなかったけどな。

(釜中) そうですね。AWAYOKUBA解散してからずっとDENIMSの自主レーベルで4人で去年くらいまでずっとやってましたけどね。ちょいちょい柳井さんと連絡とったりしてたけど、手伝ってもらうことなったのがちょうど1年前ぐらいですかね。もうちょっと前かな。

(871) そうかなぁ。
シャングリラがUSTREAMやってて、俺がそれでDENIMSの1個前のバンドのAWAYOKUBAを観たんだよね。それでシャングリラの店長のキイ君に速攻電話して『なんなん、この人ら』って…

(釜中) ははは(笑)懐かしい。

(871) 紹介してもらったというか、かっこいいなと思ってな。すぐ次の堺のライブ観に行って、その時はレーベル決まってたから、物販かでチラッとAWAYOKUBAは関わらしてもらってたけどな。

(釜中) そうですね。その時は一緒にちょっと手伝ってもらったりしてて、結構長い付き合いではありますね。

(871) 今ふと思ってさ、おもろいなあって思ってんねんけど、実際一緒に仕事してる人は、本音も建前も込みで柳井にマネージャーやってほしい、って言うのはあるんだけど、俺何にも言ってないのに「マネージャーやってほしい」って初めて言ってくれたのが岩崎圭くんやったんよね。でもさそういえば、かまちゅーというかAWAYOKUBAの時も「柳井さん手伝って欲しい」みたいなこと言ってたけど、何がよかったん?(笑)

(釜中) なんか…やり手感醸し出してたんじゃないっすかね(笑)

(871) 当時でも、全然やり手とかじゃなかったと思うよ(笑)

(釜中) 何でなんやろ。僕らも20歳~21歳とかで何もわかってなかったすけど、何か魅力的やったんでしょうね。でもやっぱりその時からやり手やったと思うすよ。色々やってて、凄い出来る人やっていうのを皆が言ってたっていうのもありますね。柳井さんは『Love sofa』の周りとか僕らがずっとお世話になってた先輩とかの周りにいたし。

結構…質問くださってるっすね。

(871) そうやななぁ。「歌詞を書く上で気をつけていることはありますか?」答えれる?これ。

(釜中) 嘘をつかないこと…ですかね。

(871) それほんまに大事なやつ(笑)俺も1番気をつけてるやつやわ、それ。

(釜中) うん(笑)ほんまに思ってることを歌詞にしたいし、でも自分を救う為に歌詞書いてる場合が多いかもしれないですかね。『I'm』もさっき救われたって言ってくる人がおって嬉しいなぁと思うんですけど、コロナ禍で結構色々思うことかいっぱいあって。あなたはあなた自身を愛してくださいよ、とは僕は烏滸がましくて言わんなぁと思ってたんですけど、僕は僕自身を愛することにしたよ、っていうことを提示して、どう捉えてもらうかっていう感じで伝わればいいな、と思ったりとか。そういう事をやっと言えるようにはなりましたね。

(871) 『I'm』とか、若い頃に作ってたAWAYOKUBAの『たりらりら』とか、他の曲でも良いねんけどそういう曲の歌詞が意味するもの、込めてるものって全然違いそうやん?まぁそれは聴いてる側の勝手な解釈だから違ったら失礼になってしまうんやけれども…当事者としてはどうなん?

(釜中) あ、特に意識はしてなかったんですけど、やっぱり変わったんすかね。変わってるつもりは特にないかなぁ。でも、単純に歳はとってるし経験してることとか選ぶ言葉とかは全然違うなと思ったり。27日のライブでは今回、『たりらりら』じゃなくても昔の曲やろうかなと思って練習で歌ってたら「あ、当時の俺はこういう言葉を選んで歌ってたんや」っていうのは新鮮に感じましたね。今でも結構直接的っちゃ直線的ですけど、もっと直接的やったなって思うっすね。

(871) なるほどね。
ちょっとコメント拾うけど「まっつんのラストライブは生配信ないですよね?」
これずっと、どうするどうするって言っててんけど、多分無いな。生配信に関しては。

(釜中) そうっすね。申し訳ない。

(871) でもラストライブも大阪だけやし、何某で何某を何某してっていうのはちょっと考えてるんで楽しんでもらえるようにって感じかな。

(釜中) 全然分からんへんかったけど今(笑)

(871) いやだって難しいやんなぁ。(笑)
気持ちはむっちゃ分かるし、それはもうコロナに限らず行けへんかったライブを配信やってくれたら観たいのはあるし。チケット取られへんとか、単純に遠いから行けないとか、仕事で行けんとか、それこそコロナで医療関係の仕事についてるからいけないとか、どんな理由であれ行きたいけど行けない人にとっては生配信配してもらいたい気持ちは分かる。なんやけど…むっちゃシンプルに言ったら、生配信やるのにお金もかかるし、かけたお金を回収できるだけ配信チケット売れるのか、っていう現実問題もあるやん。梅田QUATTROとかもギリギリやったな。(苦笑)

(釜中) そうっすねー…。笑

(871) だからと言って、それだけの理由でも無いけど、放ったらかしてるわけでもないし、生配信だけが手段でもないし…っていうところかな。まあ楽しみにしておいてもらうといい様な気はします。そういう形で届けるんや!っていうのは追追出てくると思うので。

「DENIMSの中でかまちゅーさんの想いが一番強く入ってる曲って何ですか?」
決めれる?難しそうやな。

(釜中) でも、新曲っていうのも含めて気持ち的にはさっき言った『I'm』かなぁ。

(871) あれちゃう?『LAST DANCE』言っといた方がいいんちゃう?(笑)

(釜中) ははは(笑)選ばしてくれないんすか(笑)!

(871) ははは(笑)

(釜中) じゃあ『LAST DANCE』かな!(笑)
でも『I'm』は僕結構頑張って…『さよなら、おまちかね』とかも好きですね。結構良い曲多いなあって思ったっす、最近。

(871) 改めて自分の曲をね(笑)

(釜中) 良い曲作ってたなあって(笑)昔の僕が頑張ってるやんけ、って思いましたよ。

(871) 良い事やなぁ。いやもう自分を認めるとか、自分を褒めてあげるとか凄い大事やからな。
「結局自分を愛すってことですね」

(釜中) そうですね。

(871) それこそAWAYOKUBAの時、バンドが解散するのが先か、安藤くんが辞めるのが先かは知らんけど、語りきらん部分もあると思うけど、事象だけを見るとさ、AWAYOKUBAの時はDENIMSに名前が変わって、今回はまっつんが辞めるけどDENIMSでやっていくわけやん?なんかその…なんなんやろうな?それって。

(釜中) そうですねー…確かに。
AWAYOKUBAの時とDENIMSの今とで全然、考え方も状況も違いますし、っていうのもあるかもしれないですね。あの時はあの時で、解散したいと思ってたんでしょうね。まぁでも、解散してAWAYOKUBAからDENIMSになった時に、柳井さんに言われた覚えてることがあって。「『THE BLUE HEARTS』は『↑THE HIGH-LOWS↓』の曲はやれへんやん」みたいな、問題あるじゃないですか。最初それ結構思って、頑張って、解散してから次のライブまで半年ぐらいしかなかったんですけど、全部書き下ろし新曲で勝負しようと思ってやったんすよ。

(871) DENIMS始める時な。

(釜中) そうそう。結構焦って…最初全然曲が良くなかったんすよね。でもその中でも今もやってる曲とかも気に入ってる曲もあるけど、急いで30分のライブできるぐらいの曲いっぱい作って、結局その後はAWAYOKUBAの曲をやることにもなるんですけど、その時はそんな感じで思ってました。でもやっぱり今DENIMSで作ってきた歴史とか曲をまだまだやっていきたいなっていう気持ちではありますね。まっつん抜けちゃうけど。名前変えてそのまんま曲やってもええやんっていうのもありますけど、やっぱりDENIMSを応援してくれてる人もいるし、結構DENIMSに歴史があるんだなあって感じたので、それをまだまだやりたいっていう感じです。

(871) AWAYOKUBAより何倍も長いもんな、DENIMSの方が。

(釜中) そうっすね。AWAYOKUBAはアルバム一枚しか出してないっすからね。実質アルバム出して活動してたの1年ぐらいですかね。
「DENIMSで一番最初に出来た曲って何ですか?」
『Goodbye Boredom』かも。AWAYOKUBAで1番最初に出来たのは『たりらりら』ですね。それは未だにやってるからいい感じしますよね。

(871) DENIMSっていうか、AWAYOKUBAっていうか、かまちゅーもそうやねんけど…こういうの言うと何かバカっぽいんかな…わからんけどさ、全員でユニゾンするやん。あれがむっちゃ好きやねんな、俺。

(釜中) ほんまっすか!良かった。推しフレーズいったろ、とか同じフレーズでギターハモるとかめっちゃやるっすね。

(871) なんなんやろな。そういう印象のバンドってそんな沢山おらんねんな。

(釜中) あ、そうですか!でも確かにそうかも。

(871) 多分、なんていうの?簡単に見えるやん。でもグッとくんねんな、あの感じがな。

(釜中) 良かった(笑)最近特にやと思うんすけど、僕らのこと聴いてくれてる人は楽器やってる人多い気がするっすね。大学生とか高校生とかでもそうですけど、軽音楽部の人がコピーしてくれるとか、そういうのが多い気がする。歌を聴いてて歌が好きって人も勿論おるでしょうけど、他のバンドに比べたらアンサンブルとかバンドやっててコピーしたいとか、そういう風に思ってくれてる人が多い印象はあるっすね。

(871) それはどうなん?嬉しいことなの?

(釜中) めっちゃ嬉しいっすよ。コピーしてほしいし、コピーしたいと思うフレーズを結構こだわってるっていうか。"歌をガッツリ聴いてください!"っていうよりかは、バンドサウンド込みで、アンサンブル込みで聴いて欲しいって作ってる曲が多いと思うので、そういう風に思ってくれたら嬉しいっすけどね。

(871) 「新しいベーシスト決まってますか?」っていうコメントあるけど、それは27日やな。

(釜中) 27日のお楽しみで!

(871) 俺、ベース練習してんで?(笑)

(釜中) ははは(笑)皆言うやつやそれ(笑)

(871) あきらかにあきらのベース塾で(笑)

(釜中) え、ほんまにしてんすか?

(871) いや、やってないよ(笑)

(釜中) やってないん(笑)"あきらさん"のベース塾ね。

(871) でも"あきらさん"年下やろ?

(釜中) 年下です。柳井さんがみてるアーティスト年下になっちゃったなって感じです。…そんなことないのか。

(871) 1組先輩いるからね。

(釜中) 『bonobos』先輩がいますね。

(871) あ、あの話しよう。
なんで堺の田舎から出てこうへんのか問題。(笑)

(釜中) ははは(笑)確かにねぇ。

(871) 今家は大阪市内なん?

(釜中) 僕だけ堺ですね。

(871) まだ堺におんねや!

(釜中) 僕以外はなんばとか、市内とかそこらへんすね。僕以外は皆シティーボーイっすよ。

(871) 俺もさ、東京来いよって言うの諦めたけど、今やわざとなわけやん?

(釜中) まあそうっすね。今はもういいかなーって思ってます。でも、2.3年前ぐらいまではずっと東京行こうかな〜ってメンバーと言ってましたけどね。行こうかな行こうかな詐欺、って東京の友達に言われました。全然こうへんやんけ、って。

(871) もういいかなって思えたのはなんでなん?

(釜中) ん〜まあ環境も整ってるし、今の状況はこっち(大阪)から発信してても届かせられるというか。新しく知ってくれた人もYouTubeとかサブスクリプションで知ってくれたんかな、とか。そういうのってあんまり地域関係ないなと思ったら、とりあえず良い曲いっぱい書いて、良いライブいっぱいしてたら別に大阪でも良いと思えるようになったという感じですね。でも、めっちゃ関西人でっせ!大阪レペゼン!みたいな感じを出したいとは思ってないですね。

(871) まあそうやなぁ。言うて俺も堺出身やからな。

(釜中) 多分めっちゃ地元近いっすもんね。

(871) 堺ちょこちょこおんねんな。

(釜中) それこそ明日インスタライブに出る岩崎圭さんも堺出身だった気がする。

(871) あ、圭ちゃんそうやったっけ!
HIP LAND MUSICでいったら『KANA-BOON』もそうやしな。

(釜中) そうですね!
でも柳井さん前に、1年前とかかな?もう(大阪にいても)いいんちゃう?ってことは言ってましたよね。20代前半くらいの頃は、はよ来いやーって言ってましたけど。

(871) そうそう。全然良いかなって思い始めてんねんけど、結局、悩んでんのやったら東京来た方がいいとは思ってる。自分に刺激がある環境に身を置けるかどうか。ミュージシャンでも必死こいてやってる奴の人数は東京の方が多いから、自分もやらな!っていうモチベーションにもっていきやすいのは東京やと思う。

(釜中) それ結構、昔も言うてもらってましたね。めっちゃそう思ってたすね。

(871) 仲間もできやすいし。それで色々勉強もできるからっていうのはあんねんけど、今年のコロナも含めて、じゃあ地方やったらできひんのかっつったら、それもそうでもなくなってきてるやん。ちょっと何かで出逢った流れで離れてても情報交換できるような世の中だから。自分が頑張りやすい環境に身を置くっていうのも大事やけど、住んでる場所としては離れてたとしても、身の回りの人間関係とかインターネット上の付き合い方とかで場所は離れてても自分をストイックに持っていける環境作りができるようにはなってきてるからさ。

(釜中) それこそこのHIP LAND MUSICに手伝ってもらって1年間ぐらいになるけど、ずっと打ち合わせZOOMで。

(871) 会ってないもんなあ(笑)

(釜中) そうそう(笑)それもそうやし、柳井さんが10年前とかに言ってたみたいに、東京の刺激ある人達と関わって頑張るみたいなめっちゃ思ってたんですけど、最近僕らも動き止めずに頑張ってやってきて、出来た友達とか東京の同世代のバンドマンとかとツアー回ったりしたら、「かまちゅー前に"東京のやつらってこうなんやろ?よく会って喋って熱いこと言ってるんやろう?"って言ってたけど、結局忙しなってきて、制作してライブしてってやったら、東京の友達同士と会ってる回数とかまちゅーと会ってる回数そんな変わらへん」っていう話になって。皆それぞれ違う地域やけど、頑張り出してるサイクルになってきたら、そういうもんだよなーってなってきて。あんまり気にならなくなってきたっていう感じはあるんすね。まあ上手くやってれば、って話ですけど。

(871) ツアー回れるようになったってのもでかいけどな。

(釜中) 確かに!ツアーはめっちゃありがたいっすね。いっぱいライブやらしてもらって。

(871) ライブに出ちゃえば別にどこから来てても(どこに住んでても)関係ないっちゃ関係ないからさ。でも逆に言うとそこまでいくのにっていうのもちょっとあるけどな。

(釜中) ずっと東名阪福だけワンマンとかだったけど、今回全国ワンマン初めてやってめっちゃ楽しかったっすね。

(871) 俺やっぱりワンマンがいいと思うねんな〜。いや対バンがダメっていう話じゃなくて。むちゃくちゃダイレクトっていうかさ、誤魔化しきかん通信簿みたいなとこあるやん。

(釜中) 確かに(笑)ワンマンね。
コメント欄で新潟のライブに来てくれた人いますね。ありがとうございます。新潟楽しかったです。初新潟だったっすね。

(871) ライブするの自体初めてだったってこと?

(釜中) そうですね。『FUJI ROCK FESTIVAL』しかなかったので、ライブハウスに行ったことも初めてです。新潟行ったことなかったので行けてめっちゃ良かったっす。

(871) 行けてないとこまだいっぱいあるもんな(笑)青森とか行った?

(釜中) 青森ないっすね〜。
でも単純にワンマンって曲いっぱい出来るじゃないっすか。今年いっぱいワンマン増えてきて、その中でイベント出るってなってパッとセットリスト考えたら、"あ、こんだけしかできへんねや"っていうのを思えるようになりましたね。10~20曲、そんだけ選べるくらい、これやりたかったしこれ聴いて欲しかったけど外さなあかんわ、っていう悩みも出てくるくらいCDもいっぱい出てたんやって思いましたね。

(871) 今、全部で何曲くらいあるの?

(釜中) 曲数ちょっと分かんないっすね…。ミニアルバムが3枚とフルアルバムが2枚かな。

(871) 30~40曲くらいかな。

(釜中) そうですね。30~40曲はあると思うっす。

(871) かまちゅー人気やん。皆色々コメント欄で言ってくれてんで。

(釜中) 嬉しい。良かった。ちょっと前のコメントで「結婚式でDENIMSの曲を使わせて頂きたいのですが、あえておすすめの曲を伺いたいです。夫婦でファンです。」ってありました。それは『おたがいさま』を流したら良いと思いますよ。『おたがいさま』を結婚式で歌ってっていう人多いんで。「"DENIMSは最近、オシャレなバンドとして認識されてるから服脱ぐなよ"って名古屋で言ってて、その後すぐにお客さん達が脱いで爆笑」はは(笑)名古屋ほんまに長い付き合いでね。大阪からも近いのでよく行ってましたね。

(871) 今回名古屋はQUATTROやっけ?

(釜中) 直近はCLUB UPSETだったんですけど、その前のワンマンはQUATTROです。

(871) ダイアモンドホールくらいいきたいな。

(釜中) 凄い…。ダイアモンドホールって入ったことないかも。2000~3000人とかすか?

(871) いや、1000人くらい。恵比寿LIQUIDROOMくらいよ。

(釜中) 恵比寿LIQUIDROOMもね、初めて出来たので凄い嬉しかったです。

(871) DENIMSを12年やってきて、まっつんに向けてなんかメッセージを送ろうや。

(釜中) そうっすね。まっつんはベーシストとして天才だと思うっすね。20代から30代っていう一番大事な時期、青春の時期にDENIMSに捧げてくれて本当にありがとうと思うし。あんまり感情とか意見を前に出さない人なんやけど、めちゃくちゃ考えてるやろうし、内に秘めたるものがある人なんで。だからやっぱプレーも皆凄いっていうし。ミュージシャンに一番プレーを褒められるのはまっつんのイメージかな。あとモテんの!1番モテんのもまっつんだと思うっすね(笑)だから本当に惜しいですけど、まっつんのこれからを応援してるし、僕たちは進みます!って感じです。あとは『LAST DANCE』を聴いてください!

(871) やっぱ『LAST DANCE』とまっつんが辞めるのは関係してるの?

(釜中) まあそうっすね。まっつんが辞めるっていうので作った曲ではありますね。あとまっつん辞めるっていうのをコロナの時期に発表したからあれなんですけど、勘違いして欲しくないのは、コロナとかが影響して辞めたいとかなった訳じゃなくて、昨年の今の時からまっつんはそう言ってて。でも柳井さんと一緒に仕事するってなって相談して、こうやってツアーをしていって、ここまでやろう、ってなったんです。だから辞めることが分かってた状態から1年一緒に、ツアーとかリリースってめちゃくちゃ気力がいることやと思うけど、ほんまにその一年をバッチリやってくれてありがたいなと思ってます。

(871) だってコロナ無かったらツアーで終わってたもんな、多分な。

(釜中) そうですね。最初はツアーまでって言ってたんですけどコロナとか色々あって。

(871) 先々、なんばHatchやZeppとかでやれたらいいなぁとは思うけど。

(釜中) なんばHatchはめっちゃやりたいっすね!!

(871) はは(笑)そうなん?

(釜中) やっぱりめっちゃ思い出の場所やし、なんばHatchで青春時代に色々好きな人見てたんで。バンドやりたいなと思った時の18歳くらいの時に、『Love sofa』と『nbsa』とか『犬式 a.k.a Dogggystyle』の8時間耐久を見たんですよ。音をずっと止めず。ステージにバンドセットが2つあってDJイベントみたいに片方のステージでバンドが演奏したら、次もう1つのステージでバンドがセッションで入ってくるんすね。転換の時間なくライブが続いていくっていう、めちゃくちゃなライブがあって。それを見に行ってめちゃくちゃかっこええなぁと思ったし、それこそだって『cutman-booche』とか『SPECIAL・OTHERS』がめっちゃ前の方の時間だったイメージっすね。

(871) マニアックやな〜かまちゅーの青春時代の思い出が(笑)凄い良いけどね。

(釜中) あと岡村靖幸見に行きましたね。

(871) そういうのわかりやすくて良いやんな。

(釜中) でもそれは大人なってからすけど。

(871) でも『nbsa』みたいに沢山じゃなくても、そういうのやりいや。転換の時間無しの。

(釜中) あれめっちゃいいっすよ!

(871) あれはホンマにミュージシャンがやりたい!ってなってくれへんと、スタッフさんからやりたい!やりましょう!ってなるもんじゃないからなぁ。

(釜中) うん。皆セッションできなあかんし、それを出来るミュージシャンじゃないとあかんのもあるっすもんね。めっちゃおもろいっすけどね。最後の曲と最初の曲がセッションになって次のバンドに移行するっていう、あの試みは凄かったっすね。

「今年は本当にライブの有り難さを感じた。」
ほんまに僕達、コロナの時期だけどツアーいっぱい回らしてもらって、色んな感染対策を凄いしてくれてるから出来たんですけど、こんな大変な時期に皆来てくれてありがとうございます。皆、何かあったとかそんな報告も無いし、無事でいてくれてると思います。

(871) 「バンドはどのように結成されたんですか?」これ答えよう。

(釜中) バンドは、それこそAWAYOKUBAで江山真司とまっつんと僕は一緒のメンバーなんですけど、大学生の時に、ラップやってる友達のイベントに僕もギターで1人で出てたりとかしてて、そこでやっぱりバンドやりたいって思ったりして。中学校の時に江山と一緒にバンドしてたんですけど、江山をまた誘って、まっつんがお好み焼きのバイト一緒やったんで誘って。キーボードの安藤くんって人がいたんですけど、その人は大学一緒やったんで誘って、そのイベントとかに出て。酔っ払ってマイク3回ぐらい落として…みたいなライブをしていたんですけど、まあでもブチギレたライブはしてて。そこに柳井さんが見に来てくれたりとかして出会ったんですけどね。で、AWAYOKUBA解散して、メンバー誰か探そうっていう時に、岡本悠亮(以下:おかゆ)がもともと知り合いではいたんですけど、そこまで一緒に遊んだこととかはなくて。でも友達の中で1番ぶっ飛んでて面白い感じだったので、一緒にやろうぜって誘いましたね。それで今のメンバーになった感じっすね。キーボードが抜けたので、おかゆにキーボード弾いてもらったりしてたんすけど、おかゆキーボード弾くの嫌すぎて(笑)ライブしてる時にめっちゃ嫌っぽかって(笑)その時買ったキーボードがここの僕の部屋にあります(笑)

(871) ははは(笑)

(釜中) これで『I'm』とか練習してます(笑)

(871) そうやなぁ。おもろいな。
音色だけやないからなぁ。こういう音入れたいから鍵盤入れてや、みたいな、そういうんだけで形成されてなかったりするやん、バンドって。

(釜中) そうっすねー。そういう音出したいけど無いからどうにかギターで再現しようやっていうのが、オリジナリティになったりとか。それこそ『そばにいてほしい』のサビの裏のファズの音とかは、ラッパのフレーズをイメージして作って。ライブバージョンの映像を見てもらったらあると思うすけど。そういうのは確かにイメージして作ったりしますね。

(871) うんうん。
かまちゅー1時間経ってもうたわ。

(釜中) あ、ほんますか!
なんか…喋れたかな。

(871) もっといきたかったな。
結婚した話とかも触れば良かったと思って。

(釜中) あー!はいはい。

(871) 別にプライベートの話が聞きたいとかやないんやけども、音楽に関して変わったのかなとかさ。

(釜中) はいはいはい。確かに。

(871) そんな話も聞きたかってんけどなぁ。

(釜中) 早いなあ1時間って。

(871) またやろか。

(釜中) はい!楽しかったっす。

(871) とりあえず明日の『Love sofa』と、明明後日(12月27日)の大阪BIG CATな。

(釜中) 大阪BIG CATは初めてのワンマンなんで。まっつんの勇姿を見に来てほしいです!

(871) 大阪BIG CATも言うてな、昔から考えたら有難い話やで。ワンマンできるなんて。

(釜中) いやぁ〜有難いです。ホンマに。

(871) バッチリ送り出そう!

(釜中) バッチリ送り出すつもりです!
今日バッチリ練習したので、まだ悩んでる人は…まあコロナの事もありますけれど、しっかり対策してるし、最近ライブでやってない曲も沢山やるし面白いセットリストになってると思うので、是非、12月27日、そして明日の『Love sofa』お越しください!

(871) 無理はせずで、来れる人は是非!

(釜中) そうですね。柳井さんは27日来ますか?

(871) 行くよ!

(釜中) ありがとうございます。皆さんも体には気をつけて。

(871) また宣伝ある時やろう。

(釜中) はい!ありがとうございます。楽しかったっす。

(871) じゃあ明日と27日、頑張ってください!

(釜中) はい!頑張ります!

(871) じゃあまたね。おやすみー。

(釜中) はい!お疲れ様ですー!




(871) はい!ありがとうございました。
かまちゅー付き合い長いんですけど、次はもう一歩腹の中をほじくり返したいなという気もしつつ。またやりましょう。

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