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休日に行ってみたいアート展 10選 12月1日(金)〜31日(日)

今年も早いものであと1か月。
WEBマガジン「haconiwa」編集部で毎週情報を出し合って掲載していた記事「週末行きたいイベント」。執筆していたことを思い出しながら、12月に行きたいアート展(関東)を10選集めてみました。

1.「オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期」

《蛍の生物圏(マグマの流星)》|2023年|撮影:Jens Zieh

先日オープンした「麻布台ヒルズギャラリー」では、2023年11月24日(金)から2024年3月31日(日)まで、開館記念展として「オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期」を開催。アイスランド系デンマーク人であるオラファー・エリアソンは、私たちを取り巻く世界との関わり方に疑問を投げかけ、再考をうながす作品で知られ、近年は気候変動などの社会的課題への積極的な取り組みでも世界的に注目されているアーティストです。美術館やギャラリーの枠を超えるエリアソンの実践は、インスタレーション、絵画、彫刻、写真のほか、建築、公共空間との関わり、美術教育、政策立案、気候変動対策など多岐にわたります。ぜひ会場で体験してみてくださいね。

開催日:2023年11月24日(金)~ 2024年3月31日(日)
開館時間:月水木日10:00-19:00、火 10:00-17:00
     金土祝日・休日の前日10:00-20:00 ※入場は閉館30分前まで
休館日:2024年1月1日(月)
入場料:一般 1800円 、高大専門学生 1200円 、 4 歳~中学生 900円
開催場所:麻布台ヒルズギャラリー(麻布台ヒルズ ガーデンプラザA MB階)

2.坂本龍一トリビュート展

2023年3月28日に逝去した音楽家・坂本龍一さん。こちらの展覧会では、メディア・アート分野においてもはかりしれない功績を残した坂本の追悼とともに、ライゾマティクスの真鍋大度を共同キュレーターとして迎え、坂本さんが残した演奏データをもとにした作品や、国内外のアーティストによる坂本さんとのかかわりのある作品、未来に向けた坂本龍一像を提示します。

開催日:2023年12月16日(土)~2024年3月10日(日)
開館時間:11:00〜1:00 ※入場は閉館30分前まで
休館日:毎週月曜日,年末年始(12月8日~1月4日)、2月11日
    月曜日が祝日もしくは振替休日の場合、翌日が休館日
入場料:一般 800円、大学生 600円
開催場所:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] ギャラリーA

3.MOTアニュアル2023 シナジー、創造と生成のあいだ

1999年に始まった「MOTアニュアル」は、若手作家の作品を中心に現代美術の一側面をとらえ、問いかけや議論のはじまりを引き出すグループ展のシリーズ。19回目を迎える本展では、アーティストの想像力や手仕事による「創造と生成」の両域にまたがり活動する10歳から30代までの若手アーティストの作品が勢ぞろい。本展のための新作や、本展にあわせたインスタレーションの展示もあります。参加作家・作品は、荒井美波、後藤映則、(euglena)、Unexistence Gallery(原田郁/平田尚也/藤倉麻子/やんツー)、やんツー、花形槙、菅野創+加藤明洋+綿貫岳海、Zombie Zoo Keeper、石川将也、杉原寛、中路景暁、キャンベル・アルジェンジオ、武井祥平、市原えつこ、友沢こたお(敬称略)など。

開催日:2023年12月2日(土)~2024年3月3日(日)
開館時間:10:00〜18:00 ※入場は閉館30分前まで
休館日:月曜日(1月8日、2月12日は開館)
    12月28日~1月1日、1月9日、2月13日
入場料:一般1,300円、大学生・専門学校生・65歳以上900円、
    中高生500円、小学生以下無料
開催場所:東京都現代美術館 企画展示室 3F ほか

4.企画展「もじ イメージ Graphic 展」

21_21 DESIGN SIGHTでは、2023年11月23日より企画展「もじ イメージ Graphic 展」を開催。本展では、コンピュータ上で出版物やグラフィック制作の多くの過程を行うことが一般化し、インターネット環境が社会のインフラとなっていった1990年代以降のグラフィックデザインを、日本語の文字とデザインの歴史を前提に紐解いていきます。展示の中心となるのは国内外54組のグラフィックデザイナーやアーティストによるプロジェクトの数々。漢字や仮名の使い分けや、縦横自在の書字方法、ルビといった独特の表現方法をもち、文字とイメージの混ざり合いのなかで発展してきた日本のグラフィック文化が、グローバルなデジタル情報技術とどう向き合い、何を生み出してきたか、そして今どのような可能性をみせているかを「造形性」「身体性」「メディア」「マテリアル」のような13の現代的テーマに分けて紹介します。

開催日:2023年11月23日(木・祝) ~ 2024年3月10日(日)
開館時間:10:00〜19:00 ※入場は閉館30分前まで
休館日:火曜日(12月26日は開館)、年末年始(12月27日 ~ 1月3日)
入場料:一般1,400円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料
開催場所:

5.「モダン・タイムス・イン・パリ 1925-機械時代のアートとデザイン」展

1920年代を迎えたフランスの首都パリでは、第一次世界大戦からの復興によって急速に工業化が進み、「機械時代」(マシン・エイジ)と呼ばれる華やかでダイナミックな時代を迎えました。本展覧会は、1920-1930年代のパリを中心に、ヨーロッパやアメリカ、日本における機械と人間との関係をめぐる様相を紹介。日本のモダニズム、モダン都市を彩るアール・デコと機械美も見どころのひとつです。

開催日:2023年12月16日(土)~ 2024年5月19日(日)
開館時間:9:00〜17:00 ※入場は閉館30分前まで
休館日:なし
入場料:大人1800円、シニア1600円、大学・高校生1300円、中学生以下無料
開催場所:ポーラ美術館 展示室1,2

6.「建築家の椅子30脚展」

ルビュジエや黒川紀章など国内外30名の建築家により近現代に設計された椅子30脚を展示販売。名作を身近に感じてみてはいかがでしょうか。

開催日:2023年11月25日(土)26日(日)
    12月2日(土)3日(日)9日(土)10日(日)
開館時間:11:00〜16:00 ※入場は閉館30分前まで
入場料:無料・予約不要
開催場所:リノベる。表参道「b1./ビーワン。」

7.Daijiro Ohara HAND BOOK

ギンザ・グラフィック・ギャラリーgggでは初となる、大原大次郎さんの個展が開催中。同時期に出版される作品集(グラフィック社刊)とともに「HAND BOOK」と銘打ち、彼の活動の様がまさに表されたタイトルとなっています。展覧会では音楽関係の仕事はもちろん、文字や作字をキーワードに、これまでの仕事や自主活動の、完成までのプロセスを出し惜しみすることなくご紹介しています。

開催日:2023年12月11日(月)~ 2024年01月31日(水)
開館時間:11:00〜19:00
休館日:日曜・祝日、2023年12月28日(木)~ 2024年1月8日(月・祝)
入場料:無料
開催場所:ギンザ・グラフィック・ギャラリー (ggg)

8.バグスクール:うごかしてみる!

2023年9月にグランドオープンしたアートセンターBUG。東京駅直結でカフェが併設した空間。現在1989-99年生まれのアーティスト9名と協働し、32日間限定の実験的な学び場「バグスクール:うごかしてみる!」を開催中。タイトルの「うごかしてみる!」には鑑賞者の感覚や思考を揺り動かすようなアーティストの実践と、同時期に実施される多彩なプログラム群を通じて、新しく始まったアートセンターBUGでさまざまな共鳴が生まれてほしいという期待が込められているのだそう。

開催日:2023年11月29日(水) ~ 2024年1月14日(日)
開館時間:11:00〜19:00
休館日:火曜
※年末年始休館:2023年12月25日(月) ~ 2024年1月4日(木)
入場料:無料
開催場所:BUG(グラントウキョウサウスタワー1階)

9.古山結 「離散の円」

渋谷区神宮前にある「TAKU SOMETANI GALLERY 」では、古山結さんの個展「離散の円」を開催中。今回の展示タイトルは、古山さんが「連続性のない、ひとつひとつを並べて、ちぐはぐの円にすること。」を思い浮かべて名付けられたのだとか。ぜひギャラリーで作品と対話しながら感じてみてくださいね。

開催日:2023年11月25日(土)~12月17日(日)
開館時間:1:00〜19:00 ※入場は閉館30分前まで
休館日:月曜、火曜
開催場所:TAKU SOMETANI GALLERY

10.懐かしく新しい“レトロ”を旅する 古今東西ニッポンの風景

その土地ならではの景色や食、温泉、お祭り、民藝など、地域の歴史や風土を形作るコンテンツは旅の記憶を呼び起こすと同時に旅への欲求を掻き立てるものでもあります。文化財「百段階段」では、文化財建築の7部屋の中に様々な「ニッポンの風景」が登場。温泉街に輝く架空のネオンサイン、東北6県11系統の分布に見る約200体のこけし、懐かしくも個性的な日本全国の「地元パン®︎」を収録した甲斐みのり氏の著書『日本全国 地元パン』とのコラボレーション展示など、現代のクリエイターや文筆家の方々との共演のもと、どこか不思議な旅先へ迷い込んでしまったかのような世界が楽しめるそう。

開催日:前期 2023年12月2日(土)~12月24日(日)
    後期 2024年1月1日(月・祝)~1月14日(日)
開館時間:11:00~18:00 ※入場は閉館30分前まで
休館日:2023年12月25日(月)~12月31日(日)
入場料:一般1,500円、学生(大・高・中・小学生)800円
開催場所:ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財 「百段階段」

以上です。詳細については、各展示会公式のWEBサイトをご覧ください
ワクワクするような展示がたくさんあり、時間がたりませんね。
師走の忙しさの中でも、お休みの日にのんびりと時間を作ってみるのもいいかもしれませんね♪


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