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Veritas In Silico (130A)でチキンナゲットを喰らう

2024年2月8日にグロース市場に新規上場してから上昇から転じて下落を続け、初値に戻ってしまったVeritas In Silico(以下VIS)が賢く買えそう?な可能性があるので備忘録として残しておく。

VIS新規上場からのチャート

数日の間に高値から1300円以上下落してしまったVISだが想定される原因は2つある。
①プライム市場への資金移動
②日計り信用で買いを入れた”チキン”の投げ売り

日経平均はもはや40000円が射程に入っており、①のプライム市場への資金移動は当然の流れで、VISの出来高も減少した。VISの下落の少なくとも8割はこれが原因と考えられる。
残りの2割の下落は②の日計り信用で買いを入れた”チキン”の投げ売りである。今回はここに注目したい。まずは”チキン”の定義を明確にしておく。

”チキン”の定義

ここでいう”チキン”とは、信用で買いを入れて約定したものの、思惑どおりの展開になる前に極度の不安に陥ってしまった人のことを指す。
損切りは相場の基本であり”チキン”を揶揄するつもりは全くない。説明の便宜上親しみを込めて使わせていただく。私自身”チキン”である。

日計り信用で買いを入れた”チキン”の投げ売りとは何か?

”チキン”の狙いは売買金額のギャップである。下の図で説明すると売りの最下値が2018円それに対して買いの最上値が2092円。2092円で買って2018円で売ればギャップ分の26円が損益になる。

ギャップ差を狙うが・・・

しかし元々出来高が激減している中では思うように買い手はつかない。現在の価格帯はIPOの初値付近であり、もはや売りの妙味はない。売っても利益は出ないのである。
逆に言えばネガティブなニュースでもない限りは、本来は下値不安のない価格帯である。

何故下落が止まらないのか?

売買金額のギャップで安易に小銭を稼ごうとしたデイトレーダーたちが、売れない恐怖に負けて次々に投げ売りしていくことが原因と推測する。
上の図では2108円で売りを入れた人は、2092円で売る。それを見た2110円で売りを入れていた人は2090円で売る。
恐らく<日計り信用>で買いを入れた”チキン”達が15:00間際にかけて投げ売りを加速しているのではないか?
10人程度の売りだけで100円以上下落していく状態になっている。

メリットの思い浮かばない投げ売りがあるのであれば、逆手に取ってチキンの投げ(ナゲ)売りをゲットしてみようと思う。(チキンナゲット)
信用買いは自分もチキンに変身しそうなので、ここは現物で!
”チキン”達の心理的な恐怖が止まれば、下落も止まって、結果としておいしい買い物になる可能性があるので少しだけ期待したい。


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