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デイトレード課題 損切り

デイトレードをする上での課題をまとめてみる。
以下はデイトレードをする人は誰でも直面する問題である。

  1. 素早い損切りが出来ない

  2. 迷っている間にベストの売買タイミングを逃してしまう

  3. 損失によって感情が振り回されてしまう

  4. 値幅が取れず利益が上がらない

  5. ベストの銘柄選びが難しい

素早い損切が出来ない

損切りはいつでも嫌なものである。だから迷う。
最悪なのは、↕に激しく動いてチャートにひげが多い銘柄を扱う時だ。
チャート的にベストなタイミングの下値でやっと買いを入れた時に、一瞬また下がって、慌てて損切りしてしまう。だが、結局最初の思惑通り上がってしまうことがある。チャートにひげが多い銘柄は損切りラインが難しい。

さらに悪いのは、同じようにベストなタイミングの下値でやっと買いを入れた時に、予想外に本格的に下がってしまうことがある。この時「どうせいつもの、上下運動だからすぐに戻るはず」と高をくくっているときに、取り返しがつかなくなる。

損切りが一番悔しいパターン

この図は損切りが一番悔しいパターンの模式図だ。
一つ前の下げのローソク足の下値で「買い」を入れたが、さらに下がってしまった。早めの損切りをすればよかったのだが、迷っている間に大きく下がってしまった。予想外の動きに泣く泣く損切りをしたとたんに、当初の予想通り大きく値上がりした。
2度裏目に出て大損害を被るパターンだ。
しかも悔しさは無限大だ。

では、どうすればよかったのか?
教科書通りに考えるならば、
予想と違う動きをした時点ですぐに損切りする。
注文約定の後に気を緩めるのは命取りだ。突発的な動きはあるものだ。
一瞬の迷いが大きな損失につながる。常に損切りするくらいの姿勢でちょうどいい。
そして、チャートが崩れていなければ、損切りした後の下値でもう一度「買い」注文を入れる。
精神的に相当タフでなければ、損切り直後にこの操作は出来ない。
タフな損切り屋であれ!

では一体いくらで損切りするのがベストなのか?
中長期のトレードでは一般に、損切り10%、利益確定20%と言われている。
デイトレードではこれはあり得ない。

値幅の小さい銘柄 IHI(7013)

これは値幅の小さいIHI(7013)ザラ場のチャートである。大体4分毎に上り下りを繰り返している。
4分間の値幅は8円程度。
値幅全てを刈り取るのは不可能なので、頭と尻尾は捨てて、有効値幅は6円とする。
1分足のチャートであるから、1つのローソクの長さは平均で2.5円というところか。
上のチャートからざっくり考えれば、損切り2円、利益確定6円

もう一つ別の銘柄を見てみよう。

比較的値幅のある銘柄 QPS研究所

これは比較的値幅の大きいQPS研究所(5595)ザラ場のチャートである。大体8分毎に上り下りを繰り返している。
8分間の値幅は16円程度。
値幅全てを刈り取るのは不可能なので、頭と尻尾は捨てて、有効値幅は12円とする。
1分足のチャートであるから、1つのローソクの長さは平均で5円というところか。
上のチャートからざっくり考えれば、損切り5円、利益確定12円

チャートの形や値幅は日によって違うので、毎日目安を持つことが大事だ。


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