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TOPPANホールディングス (7911)と相性が悪い件

株取引でどうしても相性が悪い銘柄がある。それがTOPPANホールディングス (7911)である。今回は勝率の悪い原因を考察してみる。
以下TOPPANと略する。

TOPPANは比較的値動きが軽くて出来高も高いので気になっている銘柄の一つだ。いかにもデイトレードに向いているように見えるのだ。
だが、私は結構な確率で負け越している。
負けているのだから近づかなければいいのだが、正直悔しくて何度もトライしてしまっている。

こういうこだわりが損失を生むのだが、反面攻略が楽しみなこともある。
ここを攻略できれば技術レベルが一段上がる気もするのだ。
では、どこで何をして負けるのか考察してみる。

TOPPAN1日チャート(5分足)

これは1月26日のTOPPANのチャートを5分足で見たものである。
美しい基本形のようなチャートに見える。いったいこのどこが難しいのかとも思える。相場の始まりから一気に下降し、所々値幅の取れそうな上下動がある。素直に取引すれば確実に稼げそうなものだ。

ではこれを1分足のチャートで見てみると、失敗の原因が見えてくる。

TOPPAN1分足

ポイントの部分に青枠を付けてみた。
5分足ではわからない踊り場があるのがわかる。
青枠のチャートの部分を拡大してみる。

TOPPAN拡大

青丸の部分は何気ない踊り場に見えるが、実はこの形態は特殊だ。
通常の動きではこの形は出来ない。
この踊り場の形を作るには、一定の範囲で非常に高速に上下変動を繰り返さなければならない。

緑丸の部分は、スキャルピングをするデイトレーダーには恐怖の形態である。同じ陰線もしくは陽線が2本並ぶということは、一瞬の間に下げた分上がり、上がった分下がるということだ。

つまり、TOPPANの値動きは比較的大きな値幅でも高速に上下するということだ。スキャルピングでの対応は不可能だ。

こうして私は高速変動に振り回されていたということだ。
TOPPANではスキャルピングはやめることにした。
また、最後だけ出来高が高いのは、多くは指成注文によるものだが、TOPPANには一定数一日単位の信用売買も含まれているだろう。
一体彼らはどんな取引をしているのか?
どんな予想の元にオペレーションしていたのか気になる。

短期攻略法はあるにはあるが、心臓に悪いので、中長期トレンドだけを考えた方がいいのかもしれない。


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