ドラフト麻雀

概要

ドラフト麻雀は、四人麻雀ルール✕ドラフトカードゲームの要素を掛け合わせたゲームです。

配牌取り分け

四家とも、ごく普通に13牌づつ取ります。
ツモ牌ドラフトのスタートプレイヤーマーカー(※)を、親番に渡します。※焼き鳥マークなどで良いでしょう。

一巡の進行

通常の麻雀における一巡相当の動きを以下に従って実行します。

ツモ牌ドラフトフェイズ

スタートプレイヤーは四牌を牌山から取ります。
そのうち一牌をツモ牌として選び、残り三牌を二番手(下家)に渡します。

三牌を受け取った二番手は同様に一牌をツモ牌として選び、
残りをさらに三番手に渡します。

三番手も同様の行動を行い、四番手までツモ牌が行き届いたら次のフェイズに移ります。

例)

スタートプレイヤーは『五萬』をツモ牌として選択、残りを下家に渡した。
二番手は『八索』をツモ牌として選択して、残りを下家に渡した。
三番手は『四筒』をツモ牌として選択して、残りを下家に渡した。
四番手は『南』をツモ牌として受け取った。

リーチ宣言、槓フェイズ

各プレイヤーは手牌+1牌を持っている状態です。
以下のいずれかを任意で行うことができます。

◆暗槓、加槓
即座に通常の麻雀における槓の所作を行い、嶺上牌をツモって待機する。複数人が槓を宣言した場合、スタートプレイヤーに近い側から槓の処理を行う。

※このゲームにおいて槍槓(チャンカン)は存在しない。安全に加槓できる。新ドラ表示牌は即めくり。

◆付加槓
このゲームでは他家のポン副露に対して槓材を槓できる。
付加槓を宣言した者は、嶺上牌をツモり待機する。
新ドラ表示牌は即めくり。

◆リーチ宣言
リーチ宣言の発声を行う。まだ打牌やリーチ棒供託は行わない。
複数人がリーチ宣言を同時に行った場合、リーチ宣言を取り消すことはできない。

捨牌・和了フェイズ

各自捨牌候補を選び、準備完了の意思表示をして待機する。
四番手が「せーの」と掛け声を放ったら一斉に河に捨牌する。
※ツモ和了の場合は河に捨牌せず、通常の麻雀同様の所作でツモ宣言する。

四家一斉に、ロン宣言を適宜行う。
その際、複数の捨牌に対してロン宣言を行うこともできる。
ツモ宣言した人も、ロン宣言フェイズに参加できる。

和了が発生したらその局は終了、点棒・チップ授受を行う。
和了が発生しなければ、副露フェイズに移行する。

副露フェイズ(発声~副露)

基本的にポン優先。大明槓・ポン・チーを宣言する。
※暗槓・加槓・付加槓はこのフェイズでは実行できない。

副露メンツを晒して、捨牌をせずに待機する。

副露フェイズ(一斉捨牌)

副露後の捨牌も一斉に行う。
この時の一斉捨牌に対してロンや副露が可能。

副露が生じた場合、この副露フェーズをさらに繰り返す。

副露フェイズの細かいルール【複数副露】

同一副露フェイズ中、複数副露できる。
(複数副露した場合、一斉捨牌で複数牌打牌することになる)

例)対面が『中』、上家が『發』を捨てたものとする。

対面の『中』と上家の『發』を両方とも副露するため
ソラ君は「ポン、ポン」と二回発声した。
『中』『發』の両方を晒して、一斉捨牌で『北』と『七萬』を打牌した。

副露フェイズの細かいルール【副露&ロンの禁止】

同一副露フェイズ中、副露とロンは組み合わせることはできない。

例)対面が『中』、上家が『六萬』を捨てたものとする。

『中』をポンした上で『六萬』をロンしたい牌姿だが、
残念ながらルール上、副露とロンの複合は禁止されている。

ソラ君はここで一工夫を考えて「ポン、チー」と発声。
『四五萬』で『六萬』をチー、『中』をポンした。
一斉捨牌で、『七萬』と『北』を捨てて、『一四萬發』の聴牌に受けた。

次巡の準備

スタートプレイヤーマーカーを下家に渡して次巡を開始する。

ハウスルール

・東風戦(和了連荘制)

ウマ10-30、オカ20、トビ料▲20(飛ばした人取り)
あらゆる途中流局なし

・アリスあり

(ツモ時500点ALL/ロン時1000点)

・割れ目あり

(アリスも割れ目の影響を受ける)

・積み棒1500

・白ポッチ

白を四枚ともポッチとして採用する。
(リーチ後のツモがオールマイティ。一発以外でも有効)

・特殊役~零発~

リーチ宣言が発生した巡の捨牌・和了フェイズでロンできた場合
それは一発(一翻役)ではなく零発(二翻役)として扱う。

改訂履歴

2024/05/02 5/3のセット向けにルール作成


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