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ピンクの花びら〜滝沢歌舞伎ZERO 2022〜

本日は2022年5月16日。 

1ヶ月余り続いた「滝沢歌舞伎ZERO2022」も
いよいよ千穐楽です。
昼公演も無事に行われて、
全員が元気に笑顔で走り切れますように。 


さて、だいぶ日にちは経ってしまいましたが
待ち望んでいた大切な大切な1公演。
入って参りました。
 

4月27日。1年ぶり2回目の観劇です。
お席は2階右列。

去年は3階だったこともあって、ステージがすごく近く感じたし、上手の見切れもほとんど気になりませんでした。


去年も思いましたが、
開演前に劇場内で流れている『WITH LOVE』、
いよいよ始まる、というときに音がすごく大きくなるんですよね。
あの瞬間、自分の体の温度が一気に上がります。
興奮しちゃうんです(笑)


○オープニング​○ 


音楽(映画のOPと同じ)が流れて舞台上のセットが動き始めたと思ったら、舞台中央のオブジェだと思っていたものが動き出してびっくり。
なんとスケーターさんでした。 

あの方、流石にずっとあそこに立ってた訳じゃない、ですよね?笑


○ひらりと桜○

思っていたよりも、
舞台のかなり奥の方から登場する9人。

そして「春の踊りは、よーいや」「さー!!」で、おなじみのドカ桜。
ピンクのドカ桜はお初なので嬉しかったし、 
やっぱり桜はピンクよね...という気持ちになりましたね。

そして、いわなべラウの頭に乗っかる桜の花びら。可愛い。
髪形・髪質で乗っかるメンバーと乗っからないメンバーがいるのが面白いです(笑)

だてさくの歌唱時、しゃがんでいる後ろのメンバーが床の桜を集めているのが2階からだとよく見えて、可愛かったな。

それから双眼鏡で覗いていたとき、後ろを向いた佐久間くんと向かい合わせになっためめが、ふわっと笑っていたのも可愛かったです。

間奏で、
9人が輪になって向かい合って踊るところが素敵。

そして落ちサビを聴いて、 
ラウちゃんの声がどんどん大人になっていくなぁ…と、しみじみと実感。

ラスサビは緞帳が降りて、舞台のかなり前方に9人。

アウトロで踊る為に各々が少しずつ間隔を開けると、舞台の上手から下手までギッシリ9人が並ぶ感じで圧巻でした。

ここで私の心の一言「みんな、でか!」笑

 

○いつか○

「Black Gold」みたいに最初は1人ずつソロパート。舞台奥のスクリーンにメンカラ・ローマ字で名前が出ます(例:Ren Meguro)。

正直あまり記憶がないのですが、 
IMPACTorsなどキャストを従えたVの字フォーメーションが迫力あったな、という印象でした。

あの衣装は2D2Dの最初の衣装と似て見えたけど、さすがに違うよね…?

○Breezer(めめラウ)○

上手めめ、下手ラウ。
舞台装置はかなりシンプルで、
黒い簡易フロートみたいな台の上で歌い踊る2人。
途中一瞬だけ中央で合流し、また離れる。

台上に立っているときはずっと下から風が送り込まれているみたいで、
ラウちゃんは純白の羽、めめは漆黒の羽。
この相反がたまらんです。

2人とも足長すぎ&スタイル良すぎ。
すごく絵になる。 

舞台中央に揃った場面では、
背中合わせになって踊ったり、腕を絡めるような振り付けがあったり向き合ったり。

末っ子2人のクールな魅せ方。かっこよかったです。

○Into the sky(だてふかさく)○

歌いながらの殺陣だけど、
思ったより殺陣が多いイメージ。

ディズニーの夜パレードの電飾みたいで、切られた相手が赤く光る演出。
血が流れているのを表しているんだろうな。
昔からの殺陣と最新のデジタルの融合。

メンカラの袴が皆かっこいいのと、殺陣はやっぱり舘さまが目を引きますね。

○変面(岩本くん)○

去年までは3人且つ壮大なBGMだったけど、
今年は岩本くん1人。
BGMはとても控えめなタキツバの「卒業」、
ステージ上には岩本くんと桜の木と、それらを囲むように回るスケーターさんだけ。

今年の演目の中で1番静かで、客席も固唾をのんで見守る感じ。  
去年までの刀投げに近い雰囲気も感じました。

1人だから注目も集まるし、失敗できない緊張感もすごいだろうなぁ。

○My Friend(あべこじ・さく)○

あべこじの歌、とっても素敵!
特にあべちゃんが、いつも任されがちな下ハモだけじゃなく上ハモも担っていて、それが本当に綺麗でした。

特に「(あの光が)僕ら呼んでいる 今」のところの上ハモが好きだったなぁ。
あべこじの背中合わせ、グッとくる。

フライングしてる佐久間くんが途中で一度地上に降り立ち、また上に戻るときに、
あべちゃんが「行ってらっしゃい」って感じで見送るのもまた素敵。

2人の優しい歌声と、とにかくハモりが絶品でした。

しょっぴーくんが歌う「My friend」とはまた違った良さがあるなぁって。

○腹筋太鼓○

2階右列はそう、横原くんがよく見えました!

いざ始まると、  
しょっぴーくんと舘さまがよく見える位置だったので、双眼鏡で覗いていたら、
しょっぴーくんの腕の厚みが舘さまの腕の半分くらいに見えたという(笑)

びっしょり汗をかいているのがよく分かる舘さま、あまり汗をかいていなさそうなしょっぴーくん。
いいですね。

そしてラウちゃん、男の背中!って感じがした。
成長...!
右肩から背中にかけてテーピングしてました。
  

メカ太鼓が登場してからは、めめに一点集中。
必死且つ真剣な表情に、頑張れ頑張れって念じてしまう私。

というか、回転が速いからこちらも追うので必死だったり。すごい演目ですよね、本当に。


それでもって、 
直後に踊るIMPACTorsもすごすぎる…!

○Feel the light,Lovely○

WSで観たときから楽しみにしていた新曲!

オシャレで大人な曲調とダンスがSnow Manに合ってるし、しゃかりきではなく力を抜いてゆるく踊る感じが本当にかっこいい!
ストリートっぽいオフホワイト衣装も良かったです。

今年の滝沢歌舞伎で1番スノらしさを感じるのはここだろうなと思ったり。 

とにかくじっくりダンスが見たいので、ダンプラが出たら嬉しい、な…。

○生化粧○

下手/最下手から、佐久間、渡辺、向井、ラウール、岩本
上手/最上手から、阿部、宮舘、深澤、目黒

入ってきてすぐ、いわラウが戯れててほっこり。

1番嬉しかったのは、もとみなくんが「わたしの幸せな結婚」について触れてくれたこと。

拍手が鳴る度に何度も頭を下げるめめが律儀で。

めめ「すごく面白い作品で、制作陣もプロフェッショナルな方ばかりで...。来年の春を楽しみにしていてください!」

その後、ふっかさんが映画(原作)の説明を一生懸命してくれていて、それを隣りで聞きながら化粧を進めるめめ。

少しすると、
ラウちゃん「(ふっかんさんに)共演者の方ですか?」
ふっかさん「一切出ておりません!」
ラウちゃん「良かったー(めちゃ笑顔)」

ここ!ふかラウ可愛かったなーーー。

一連の流れが終わって
めめがふっかさんに「ありがとね」って感じで肩をポンポンしていて、めめふかにもほっこり。


基本的にめめを見ていたので、気づいたらなべさくとだてあべはいなくなっていました笑

ラウこじは同時にハケて、ふっかさんもハケて、IMPACTorsの曲中はニキめめ2人のみ。

そう、
振り付け担当の岩本くんと、衣装担当のめめ!

2人は曲中、化粧台がステージからハケられながらも化粧を続けているので、それがシュールで笑ってしまいます。

IMPACTorsくんの衣装は赤と黒を基調としていて、
ヤムヤムの衣装をもう少し近未来にした感じ?という印象でした。

曲自体は去年の「チキチキハイヤー♪(タイトルど忘れ)」の方が耳に残ったかなぁ、個人的には。はい(笑)

○創作歌舞伎○

冒頭で、椿くん大河くんによる演目説明あり。

テーマは「海」。

タイムリーな題材になってしまったなぁ(知床の事故から数日後でした)と思いつつ、2人は「解釈の正解はないから各々感じ取ってね」、と。


花道にあべさく→全員集合。
だてこじ→ゆり組あべさく→めめラウ→岩本くんの流れ。

正直、歌舞伎は全然分からんのですが、皆頑張ってるなーって見てました。

岩本くん、白い紐を蜘蛛の巣みたいに編み目にされたところに座って見栄を切るシーンがあって、すごかったです。

○花鳥風月○

大好きな花鳥風月。
9人の連獅子は出てきた瞬間から迫力というか、もう圧がすごい!

肉眼で見た限りは(身長で)さくラウしか分からなかったけれど、双眼鏡で覗いていたら認識できました。

WSでは毛振りのシーンしか流れていなかったから、毛振り(ラスサビ)に至るまでに沢山踊ったり立ち位置が結構変わったりで、びっくり。
基本、3人1組で動いているイメージでした。

そんな背景があってからの毛振りは、より圧巻!

毛振りはめめの回数をゆるく数えた感じ、
23回、かな。

最後片足を上げたポーズで静止したまま幕が閉まるんだけど、相当キツいだろうなぁと。

一緒に観劇していた母曰く、上手の方の誰かが、
少しよろけそうになっていたらしいです。

ちなみに歌はラスサビからで、最初はしばらく音楽だけ。確かにハードロックぽかったな。         


1幕の最後に3キロのカツラを被って3分半踊り続けて…とんでもないものを見ました.…。

○鼠小僧○

今回初めてだったと思うんですけど、
OPで9人の人物紹介がありました。
謎にかっこいい(褒めてる)プロフィール写真が出てきたりして、楽しかったな。

初めて舞台を見る人にも優しい仕様になって嬉しかったです。
人物紹介のナレーションは影山くんかな?
雰囲気ぴったりで上手でした。


☆お丸さん/日替わり台詞
・バナナフラペチーノ
※バニラフラペチーノと書いている人もいたんですが、私はバナナに聞こえたんだよな〜。 真相はいかに(笑)
・江戸イーツは“佐久間さん”
→「見えないかも、小さくて」


☆金さんが亡くなっている設定ってどういうこと?と思っていましたが、棺桶に入った金さんが登場して、なかなかにシュールでびっくりでした(笑)

お丸さん「(金さんの顔に触れて)あったかい…」「笑っちゃだめよ」
てか、お丸さんと金さんって、確かに劇中で絡み一切ないね!笑


☆今年の鼠小僧の個人的MVPは徳俵の旦那!

どうして…こんなに面白いの…(息たえだえ)

徳俵の旦那って、本人は大まじめだけどちょっとずれてて、周りが皆苦笑いしちゃうようなキャラだったと思うんです。

が!2年ぶりに復活した旦那は、めちゃくちゃ笑いをかっさらう男になっていました…。


・徳俵の旦那と安兵衛の登場シーン
しょっぱな2人で下手からスキップしながら(ステップを踏みながら)出てきてすごく可愛かったです!

旦那のいつもの「ギリギリで〜」のくだりで客席から拍手。
旦那「ありがとうございます」


・徳俵の旦那の台詞を真似する安兵衛、前半はほとんど完璧だったはず(笑)  

最後の方で「また鼠みてえに俺の闘争心に火を付けてくれるような奴は 」の後、
旦那「現れて」
安兵衛「出てきて」→「まちがえた~!」

旦那「練習しましょう」 安兵衛「します」

ここ可愛かったなぁ。


☆今年は1人での登場が多い銀さん。
上手で「銀さんは金さんがいない何もできないんです」とダダをこね、舞台上に寝そべってバタ足(笑)
 
「金さんと銀さんは鼠小僧のストーリーに一切関係ありません」って自ら自虐してるのも面白かったです!

銀さんを演じているしょっぴーくん、楽しそうでホントいいなぁ。

ちなみに
・花道に登場した銀さん
下手を見ながら「かわいいでしょ?知ってる」

・花道でくしゃみした銀さん
「ハクション!」→「...リアクションがないと寂しいね」

観客のリアクションがあってもなくても、銀さんは反応が可愛いね!!
 

・蘇って銀さんと再会した金さん「黄泉(よみ)の国から蘇る」
いや、突然のダジャレ(笑)


☆徳俵の旦那の記者会見
・旦那が赤い会見台の上に乗ったと思ったら、サーフィンみたいに身体を構えて台をガタガタ揺らして(架空の)波に乗り出して、笑わずにはいられなかった…!!

その前にも面白いポイントはたくさんあったのに、ここに全てを持って行かれました。
ずるいよ。ずるいよ、旦那ぁぁ!!

台から降りた後も足をフラフラする演技をしていて、これまた上手すぎる。 

体幹の鬼をこんなところで発揮してるの、おもろすぎるでしょ!


・記者会見終わり、
旦那「この徳俵進ノ助と」 安兵衛「安兵衛に」
2人「「つづけぇ!」」で、
安兵衛が先に上手へハケる。

その後旦那が、「俺はあいつ(安兵衛)の笑顔が見たいだけなんだ...」的なことを言っていて、
旦那と安兵衛ってそんなに仲良しなのね...って思いました笑
 

☆お丸さん「任せときな 私が鍛えてやるから〜でも私には惚れるんじゃないわよ」のくだり
→お丸さんが新吉の肩に頭をグリグリ


☆立ち回り
去年は桜の演出だったので、水(滝)の演出は初めて観ました。
なによりも、全員がマイクを付けていなくて肉声が聞こえるという状態が、鳥肌モノで。

特に黒影組の叫びはゾクゾクしますね…!
「かかれーー!」とか「皆殺しにしろーー!」とか、やばかった。


・箒で戦うお丸さん(箒にお団子のシールが貼ってあるんだね!)が、戦いながら箒で床の水を履いて、客席の方にも結構水を飛ばしていたんですが、

奥に戻るとき、水を飛ばした前の席に一瞬「ごめんね」っていう仕草をしてて可愛かったです!


・桶で水をぶっかける銀さん、
映画では金さんと銀さんで2つずつだったけど、
今年は1人で4つ使っていて。割と長めの時間、桶の水をかけつづける銀さん、面白かったな(笑)

旦那が敵を倒して、作ってくれた逃げ道を通る銀さんも良かった。


☆鼠小僧・半兵衛に特化した感想メモ
・とにかくずっと目がイッてた。やばい人間。狂気。って感じ。
・刀を見つめているときや誰かを殺す話をするときのニヤリ顔が楽しそう(且つとても不気味)で、半兵衛は人を殺すことが心底快楽なんだろうなっていうのが伝わってきた。
・映画などの以前よりも、ドスの効いた声と、少しささやくような感じとで、緩急がハッキリついている気がして、より不気味。
・「たまらんなぁ」も少し抑え気味で、それゆえにゾクゾクしてくる。
・"江戸の街は血の海になる〜"らへんの、「こりゃおもしれぇ」っていうセリフ、前はなかった気がする。
・以蔵が疑問を投げかける度に「なんだこいつ」っていう顔。と思ったら、刀を眺めてニヤリ。2階下手の半兵衛、狂気の極み。
・大詰めは徳俵の旦那と2回戦うのね。
・小判が降ってきたとき「金だー!」っていう感じの顔をしてた。

めめの狂気じみてる演技は半兵衛ならではなので、今年も観ることができて嬉しかったです!

○WITH LOVE○

ステージ上の桜と、スクリーンの桜と、水たまりに映る桜で本当に綺麗。

ぬれた髪のまま、やりきった感満載の声で歌う皆。
過酷な舞台だということを改めて思い知らされます。

落ちサビのラウちゃんは、
去年観劇したときとは一転、自分の歌いやすいポイントを見つけたのか伸びやかに歌っていて、ジンときちゃいました。

基本的にずっと双眼鏡でめめを見ていたんですけど、一点を見つめて心ここにあらずな感じで歌っているように見えて、満身創痍かな...ってちょっと心配に。

で、他の皆の表情をチェックしようと視界を少しずらしたら、とても晴れやかな素敵な笑顔で歌うラウちゃんがいました。
とってもいい顔してた!!!


「僕らのステージを〜」からは全体を見ていて。

舘さまが手を大きく使いながら歌っている姿が、思いが届くようにっていうか気持ちなのかなって、胸が熱くなりました。


めめは少し心配だったけど、
最後球体に乗って回っているときは笑顔になってて、少し安心しました。

過酷な舞台、休めるときに少しでもゆっくり休めますようにと心の中で念じておきました。


初めて自名義で手にした滝沢歌舞伎のチケット。
当たってからずっと楽しみにしつつ、
無事に幕が開くことを願い続けた日々。 

全力でパフォーマンスする皆のパワーに、
とにかく圧倒されまくりでした。  

「かっこいい」「すごい」「面白い(2幕)」という感情はもちろんですが、
「今まさに皆ここで生きてるんだな...」っていう実感がものすごく沸いて、グッときました。
 
たくさんの熱量と笑顔を届けてくれてありがとう。


来年の滝沢歌舞伎は海外進出するようですね。

その頃にはコロナも世界も色々と落ち着いていたらいいな。
Snow Manの皆が、少しでも思うように活動できますように。


最後に今回観劇した席から見え方について簡単にまとめました。

舞台の感想も含め、思い出したことがあったら随時更新していきます。 



○お席からの見え方メモ○
☆2階右列30番台
上手のかなり上手寄り以外はちゃんと見える。
見えない場所辺りを補完するモニターあり。

・Breezer:上手めめ、時々見えない
・生化粧:最上手のあべちゃん見えず(隣の舘さままでは見えた)
・鼠小僧/銀さん「金さんがいないとなにもできないよー」って言いながら寝そべって、バタ足するところは見えない
・官兵衛の2階上手登場シーン、近くで見られると期待してたら、ちょうど上述のモニターの向こう側で足しか見えず!
・『WITH LOVE』最後、球体に乗った上手2人は厳しかったかも(記憶が曖昧)
・結構上手だけど、椿くん大河くんによる演目説明
は見える

新橋演舞場は席によって見え方が本当に全然違うので、勉強になりました(笑)