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大学生 / わたしの夢は誰かのエンターテイナーになること

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大学生 / わたしの夢は誰かのエンターテイナーになること

記事一覧

愛を贈る、

近しい人の愛がわたしにまっすぐ届かないのは、 あまりにもわたしにとって存在が当たり前だからかもしれない。 紆余曲折して届いた愛にも意味があるけれど、 まっすぐに届…

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1年前
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【学校現場での認知度が上がってほしい病気】迷走神経反射

初めて聞いた人も、名前だけ聞いたことがある人、実際に経験したことがある人、さまざまではないでしょうか。 わたしは、小学生のころから名のない病として、悩まされてき…

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2年前
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さざんかの奇跡

わたしの実家の庭には、花を咲かせる木がたくさんある。 椿、梅、金木犀、山茶花、わたしが生まれる前はもっとあったらしい。 山茶花 今はもう寿命が来て咲かなくなった…

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2年前
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「若さ」で評価されてもね。

わたしは、よく「その年でそれ考えられるのすごいね」と言われることが多いです。 自慢したいわけでもなんでもない。 周りの影響からそういう思想が生まれるだけで別にわ…

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2年前
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「熱源」を読んだ、高3のあの一週間

「知る世界の広さは人生の可能性の広さだ」 この文章を読んだ瞬間、わたしはこの本に出会えてよかったと自然と思えたのです。 「熱源」を読んだきっかけは高校生直木賞と…

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2年前
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私なりオシャレ定義

おしゃれができる人という定義はよく分からない。 わたしは、自分を犠牲にして新たな自分になれる人のことだと思っている。 スカート履きたいと言ったのは小さい頃だけで…

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2年前
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小説 だいだい色という彼女

彼女の部屋の小物はだいだい色で固められていた。 オレンジと言うと頬を膨らませて、違うの、と言った。僕には違いがわからない。 彼女がどうしてそこまでだいだい色とい…

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2年前
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想い出のレンタルビデオ屋。

地元のレンタル屋さんが近々閉店するということを知って、衝撃が止まりませんでした。 小さい頃から、連れていってもらっては、たくさんの物語にワクワクを貰っていました…

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2年前
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SNSこそポジティブ人間になりたい

普段のわたしはすごくネガティブ、でもSNSでは明るい投稿を心がけています。 もともとはいろんな感情をSNSであらわにしていました。でも、3.4年前にわたしがあるものを批…

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2年前
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日本人が日本語で戦えない海外

当たり前でしょと思われて当然のタイトル、分かっています。 なぜ、そう書いたか。 海外で日本語を使って戦えないことに日本人として悲しいから。 グラミー賞やアカデミ…

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3年前
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25卒が運営として就活イベントに参加したはなし。

5月に運営として学生団体に入り、ミーティングを重ねる日々。 そのときのわたしは、1ヶ月後、お揃いのアイコンと背景を使って運営として就活イベントに参加して、自分の仕…

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3年前
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部活史上いちばんのわがまま

高校二年生の秋、顧問の先生に大きなわがままを言いました。 高校生直木賞というイベントがあって、それに参加したいんです、と。 先生がなんとか校内で話を通してくれて…

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3年前

洋服は男の子だったあのとき。

これはわたしが小学生の頃の話です。 突然、小学生のわたしはメンズ服を選ぶようになりました。母は驚きました。わたしが女の子だから。 そのときは理由が無かったと思っ…

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3年前
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受験ばなしでもしませんか

受験生としては間違いだらけだったと思うけれどわたしは過去の自分を肯定する。 高校一年生のわたしは国立大学を受験することもできないくらいの出来だった。 現実を甘く…

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3年前

大河は最強のカメラ

いい人なんて誰のカメラを通して見るかで全く見え方が違う 麒麟がくるこれはわたしの想い出の大河ドラマになりました。 初めて興味を持った大河、そして明智光秀。 平和…

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3年前

ときめいた"唯一"の数学の公式

文系女子、圧倒的数弱のわたしが授業中、唯一ときめいた数式があります。 世界一美しい数式を産み出した数学者、オイラーが説いた、オイラーの多面体定理。 まさか算数か…

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3年前
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愛を贈る、

愛を贈る、

近しい人の愛がわたしにまっすぐ届かないのは、
あまりにもわたしにとって存在が当たり前だからかもしれない。

紆余曲折して届いた愛にも意味があるけれど、
まっすぐに届いてほしかったなと思う。

20年の紆余曲折の愛を、これからどうやって贈ろうか。

わたしに贈られた愛の数なんて、分からない。

もしかしたら、まだ気づいていない愛もあるかもしれない。

これから発展する愛もあるかもしれないね、

わた

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【学校現場での認知度が上がってほしい病気】迷走神経反射

【学校現場での認知度が上がってほしい病気】迷走神経反射

初めて聞いた人も、名前だけ聞いたことがある人、実際に経験したことがある人、さまざまではないでしょうか。

わたしは、小学生のころから名のない病として、悩まされてきました。

突然目の前が見えなくなり、何も認識できなくなる。
熱っぽくなり、冷や汗をかき始める。
しゃがみこまなければならないほどの脱力感。
腹痛や頭痛とともに起きる。

など、わたしの場合はこのような症状が何年かに1回。ひどいときは年に

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さざんかの奇跡

さざんかの奇跡

わたしの実家の庭には、花を咲かせる木がたくさんある。

椿、梅、金木犀、山茶花、わたしが生まれる前はもっとあったらしい。

山茶花

今はもう寿命が来て咲かなくなった、その山茶花の話をここでしたい。

山茶花は鮮やかなピンク色が綺麗だけれど、散ってしまうと風でどんなとこへでも飛んでいってしまうほどの軽やかさを持っている。

小さい頃はぶつぶつ文句を言いながら掃除をするのが冬の定番。

寿命が来て咲

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「若さ」で評価されてもね。

「若さ」で評価されてもね。

わたしは、よく「その年でそれ考えられるのすごいね」と言われることが多いです。

自慢したいわけでもなんでもない。

周りの影響からそういう思想が生まれるだけで別にわたしがすごいわけではないのです。

もちろん、その言葉で嬉しさも感じます。でも、それよりも虚しさのほうが勝つのです。

若さで褒められることも褒めることもある。尊敬の念があるからこその発言だってわかる。それでも、大人になれば当たり前。

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「熱源」を読んだ、高3のあの一週間

「熱源」を読んだ、高3のあの一週間

「知る世界の広さは人生の可能性の広さだ」

この文章を読んだ瞬間、わたしはこの本に出会えてよかったと自然と思えたのです。

「熱源」を読んだきっかけは高校生直木賞というイベントに参加するためでした。だから、あくまでも自分で選んだ本ではなかったのです。

それに、それまでのわたしは、歴史小説ってちょっと読むのきつそうだなと思ってほとんど読んだことがありませんでした。

ちなみに、高校生直木賞というイ

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私なりオシャレ定義

私なりオシャレ定義

おしゃれができる人という定義はよく分からない。

わたしは、自分を犠牲にして新たな自分になれる人のことだと思っている。

スカート履きたいと言ったのは小さい頃だけで、基本はパンツスタイルのわたし。

寒いし、スパッツはピタピタして何だか鬱陶しく感じるし、といろいろ文句を言って履かなくなった。

ヒールのある靴も小さい頃は憧れで、ヒールのあるサンダルをおねだりしたこともあった。

だけど、今のわたし

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小説 だいだい色という彼女

小説 だいだい色という彼女

彼女の部屋の小物はだいだい色で固められていた。

オレンジと言うと頬を膨らませて、違うの、と言った。僕には違いがわからない。

彼女がどうしてそこまでだいだい色という呼び方を好きでいるのか。

『小さい頃、背の高いお兄さんがね、言ったの。「赤も黄色も青も漢字なのにオレンジだけカタカナなのは仲間外れみたいで僕は苦手なんだ。だから、だいだい色って言ってるんだ。」って。』

幼い彼女はまだ名前も知らなか

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想い出のレンタルビデオ屋。

想い出のレンタルビデオ屋。

地元のレンタル屋さんが近々閉店するということを知って、衝撃が止まりませんでした。

小さい頃から、連れていってもらっては、たくさんの物語にワクワクを貰っていました。

幼稚園のころ、自分の身長を大きく上回る棚いっぱいの映画たちに囁かれたかのように一緒に来ている家族と離れて迷子になりそうになったこと、

いつの日か借りるときがくるまでに観たい映画リストを心踊らせながら書いたこと、

自分がまだ知らな

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SNSこそポジティブ人間になりたい

SNSこそポジティブ人間になりたい

普段のわたしはすごくネガティブ、でもSNSでは明るい投稿を心がけています。

もともとはいろんな感情をSNSであらわにしていました。でも、3.4年前にわたしがあるものを批判している投稿で悲しませてしまったことがきっかけで自分のSNSの使い方を見直しました。

目の前で、ある人が好きなものをわたしが嫌いだと言えば誰だって悲しむと当たり前なことをSNSという壁をおけば大丈夫だと思ってしまった。最低だな

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日本人が日本語で戦えない海外

当たり前でしょと思われて当然のタイトル、分かっています。

なぜ、そう書いたか。

海外で日本語を使って戦えないことに日本人として悲しいから。

グラミー賞やアカデミー賞、日本人が日本語を使って受賞したことはほとんどない。認知されるためには、受賞されるためには、英語じゃないといけない。なんだかおかしいなと思ったのがきっかけです。

母国語のまま広まっていかないということは、日本人が海外で活躍するた

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25卒が運営として就活イベントに参加したはなし。

25卒が運営として就活イベントに参加したはなし。

5月に運営として学生団体に入り、ミーティングを重ねる日々。

そのときのわたしは、1ヶ月後、お揃いのアイコンと背景を使って運営として就活イベントに参加して、自分の仕事である出席確認が済んだ後、必死でメモを取ってリアクションをするなんてことは思っていなかったと思う。

いちばん驚いたのは人事の方の振る舞いだった。思ったよりも良い意味でも悪い意味でも人間味があり、やっぱり話し上手であること。続々と出る

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部活史上いちばんのわがまま

部活史上いちばんのわがまま

高校二年生の秋、顧問の先生に大きなわがままを言いました。

高校生直木賞というイベントがあって、それに参加したいんです、と。

先生がなんとか校内で話を通してくれて参加できることになりました。部員たちで回し読みをしたり議論したりを繰り返して、2020年4月には東京にある文藝春秋のオフィスに向かえる、そのはずでした。

しかし、新型コロナウイルスという猛威を振るうウイルスのために延期、オンライン開催

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洋服は男の子だったあのとき。

洋服は男の子だったあのとき。

これはわたしが小学生の頃の話です。

突然、小学生のわたしはメンズ服を選ぶようになりました。母は驚きました。わたしが女の子だから。

そのときは理由が無かったと思っていましたが、高校生にもなったある日。その日の会話のなかでこう聞かれました。

「 何であのとき男の子の服を着ていたのか 」

理由なんてないと思っていたわたしでしたが、一度考えてみて、

「 お母さんが選ぶ服を着て学校に行ってクラスの

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受験ばなしでもしませんか

受験ばなしでもしませんか

受験生としては間違いだらけだったと思うけれどわたしは過去の自分を肯定する。

高校一年生のわたしは国立大学を受験することもできないくらいの出来だった。

現実を甘く見ていたと本当に思う。

三年生になって点数は500点ちょい。何ともいえない点数である。冬休み前、先生にこう言われた。

「1か月で30.40点、本番上げた先輩がいる」と

わたしでもできるかもしれない。本気でそう思った。

結果として

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大河は最強のカメラ

大河は最強のカメラ

いい人なんて誰のカメラを通して見るかで全く見え方が違う

麒麟がくるこれはわたしの想い出の大河ドラマになりました。

初めて興味を持った大河、そして明智光秀。

平和な世界を目指した一人の男が日本史上最大のクーデターを起こした悪人と後に語り継がれてしまう。

語り継がれてしまったその部分だけを知っていたわたしにとっては驚きばかりのお話でした。

誠実で真面目な十兵衛さまを見ていると応援したくなるし

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ときめいた"唯一"の数学の公式

ときめいた"唯一"の数学の公式

文系女子、圧倒的数弱のわたしが授業中、唯一ときめいた数式があります。

世界一美しい数式を産み出した数学者、オイラーが説いた、オイラーの多面体定理。

まさか算数から数学までとにかく苦手なわたしが、数式に一目惚れするなんて誰がおもっていたんでしょうか。

大体の数式はイコールの後は0か1。

それがオイラーの多面体定理は2。

きっと少しだけ欠けている部分にときめいたのだと思います。0でも1でもな

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