見出し画像

【フェスレポ】APPI JAZEE SPORT 2019

APPI JAZEE SPORTはご存知だろうか。
盛岡と東京で活動するレーベルJAZZY SPORTが毎年岩手県の安比高原で開催していたフェスである。
安比高原のスキー場に併設されたフードコートでフェスをやるという結構変わったイベント。フェスと言ってもフードコートだから会場自体はZepp Diver Cityとかより小さいと思う。

残念ながらコロナの影響で2021年の回が中止になってしまって以来再開していない。またやってほしい、本当に楽しかったので。
今回はレポートというか、ただ楽しかったって話。

最高すぎる環境

冒頭に話した通り、開催場所は岩手県の安比高原。盛岡駅から車で40分くらいのスキー場。
フェスと言っても開始は夜から。
なので昼はスキーやスノボを堪能して、夜からフェス行って酒飲んで、翌日またスキー・スノボして、温泉入って、帰る、みたいな超絶楽しすぎるスケジュールが組めるのだ。体力は完全に使い果たすけど。
書いてて思い出すだけでも楽しいな。

さらに会場とホテル直結なので、フェス堪能した後にそのままベッドに飛び込める。一切外出ず、5分もかからない。こんなフェスも唯一無二なのでは。ということで、昼から遊び尽くして、遊びきった瞬間ベッドで寝て、翌日また遊び尽くすことが出来る無敵の環境なのである。

アーティスト達もインスタを見る限り同じような楽しみ方してる。
昼スキーして、夜ライブして、翌日温泉入って冷麺食べるみたいな。

無敵のソフト

で、俺が参戦したのは2019年なんだけど、今改めて見るとメンツがイかれてる。

Green Asassin Dollar、PUNPEE、ISSUGI、Ovall、Daichi Yamamoto、Awich、Gagle、KOJOE、一十三十一、BIM。アフターパーティーにはVavaもいる。やべえだろ。
Green Asassin Dollarは『FLOATIN'』出す直前。俺は誰だこいつは的な感じでスルーしてしまっていた。悔やまれる。知らないとしても同じ場にいるんだからとりあえず触れてみる精神大事。
Daichi YamamotoはSTUTSの曲に参加してたから知ってたな。PUNPEEは『MODERN TIMES』出した翌年だし、AwichもBIMもVava売れ始めてた。
というわけで当時でも結構やばいし、今見ると何だこれみたいなメンツ。

で、メンツと環境だけじゃなくて、このフェスのカルチャーへの愛も素晴らしい。冒頭に話した通り、フェスの会場としては小さいが、その中にライブもあって、DJタイムもあって、グラフィティのコーナーもあって、ダンスもあって、4大要素全揃え。さらにアーティストや岩手由来の物販もあってという感じ。

あとこのメンツが揃ったからこそのコラボがたくさんあって楽しかった。
BIMとPUNPEEで『BUDDY』、PUNPEEと一十三十一で『Night Flight Telephone』、AwichとKojoeで『BoSS RuN DeM』、BIMとAwichで『Dream Chaser』。『Night Flight Telephone』は他で演ってるの見たことないし、『Dream Chaser』に関してはAwichがkZmの代役なんて二度と見れないんじゃない。

一人一人のライブも超良かった。Gagleの『雪ノ革命』をスキー場で聴くとか想像するだけでアガるでしょ。

理想的なハード

個人的にフェスの環境・ハード面はだいぶ大事だと思っている。朝から晩までのフェスだと満喫しようと思ったら、10時間くらい立ちっぱなしみたいなこともあり得るわけで、だいぶ辛いし、大規模なフェスだと前の方で観たければ他の全てを捨ててポジション死守、そうでなければ近くで見るのは無理って感じだしね。
それでセット替えとかが長かったりすると勘弁してくれという。
さすがに体力が疲弊しきってると如何に良いライブでも楽しみきれない、俺は。

APPI JAZEE SPORTは一般的なフェスほど人数が多くないから、割と自由に動き回れて、あんまり興味ないアーティストの時は物販見たり、飲み食いしたり、けど興味あるアーティスト出てきたら割と前行けたり。という点でも理想的なフェスだった。飲食スペースとライブ会場超近いし。

良いメンツ揃えようと思ったら金もかかるし、そうすると人数呼ばざるを得ないし、人数呼ぶとパンパンになるし、なかなか諸条件揃えるのは難しいよね。
正直今このメンツを同じ規模感で呼べるのかっていうと不可能に近い気がするしな。

アフターパーティーは体力の限界来てVavaだけ見て帰ったんだけど、真っ暗の普通の会議室みたいなところでライブしてた。何だあれ笑。普通の部屋の天井の高さで暗闇の中、現実Feelin' on my mind合唱したの最高だった。

公式の説明にも「階段を登ったあの小部屋」って書いてある笑
なかなか無いだろ、アフターパーティーの会場「小部屋」。

そういうのを踏まえても、良いイベントの条件に規模や会場の豪華さは全く関係ないんだよな。なんの愛もない頭数揃えただけのイベントならどこでやろうがクソだし、反対に演者に知名度がなかろうが、会場が小部屋だろうが良いイベントは良いイベントだる。APPI JAZEE SPORTは演者に知名度あったが。

復活を待ち望む

本当にまたやってほしいな。
楽しすぎた気持ちを整理するために書き連ねたけど、また行きて~~~って気持ちだけ湧き上がってきた。
自粛ムード終わりました!ヘッズはまたAPPIに集まりたくて待ってます!Jazzy Sportさんお願いします!!!

やはりスノボができるというおまけがついていても、わざわざHIP HOP聴きに岩手まで来るヘッズはなかなかにアホである、良い意味で。
彼らも絶対にこのフェスの質を高める一因になってた。それがまた集まる場を作って欲しいなあ。フェス単体としても神だったがスノボや温泉合わせたらこれ以上にない神イベントだった。

あとアーティストが普通にそこらへん歩いてて、Awich、一十三十一、Kojoeと話して写真撮ってもらいました。いいでしょ。

以上。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?