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感謝の涙で溢れた日。

こんにちは。
ソフィー優美です。


携わらせてもらった作品が
無事クランクアップしました。


最終日は
お知り合いが撮影に参加してくださったり、
メインキャストのラストシーンの撮影だったり。


個人的に

私にとっては初現場ということもあり、

大変感慨深いものでした。

いま、率直な気持ちを聞いてください。


最終日に撮ったラストシーン。


目の前でとんでもないものを観たと思います。


もう涙が止まりませんでした。


私だけでなく、

スタッフ全員が泣いてたんじゃないかと思う。

ここまで誰かのこころを鷲掴みにして

揺さぶれるって…


今これを書いている間も

思い出してうるうるしてしまいます。


素晴らしい脚本を

何倍にもしてお客様に届ける。

相手役を、

役ではなく人間にしてしまう。


一流の俳優は

人間と人間のドラマを

ここまで鮮やかに

繊細に与えられるんだ…



劇的なシーンではないんです。

でも2人が話しているだけなのに
Dramaticなんです。


物語の設定ももちろんそうだけど

裏側を知っているからこそ

いろんな気持ちが込み上げてきて。



自分が大変だったこととか

どうすればいいかわからず悩んだこととか

しんどくてあ〜〜!って思ってたこととか


そんなことは

全部どうでも良くなった。


ほんとうに。


いまここに居て、

こんなに素晴らしいお芝居を

目の前で見せてもらえて。

ただただそれに感謝でした。


なぜかというと

慣れない中私が感じていたフラストレーションは
とてもとても小さなことで

それを超える、人を想う気持ちの方がよっぽど大事だから。

スタッフとの関わり方

作品との向き合い方

佇まい

お芝居というもの

想いを伝えるということ

相手に与えるということ

俳優であること


もちろん全てを見たわけじゃないけど、


俳優の仕事がどういうものか
教えて頂いたように思います。

教科書にしたい。


言葉に集約させてしまうにはもったいないくらい、沢山のものがそこにはあった。

取りこぼさないように
ひとつひとつ自分のものにする努力はしたけど

到達するにはもう少しかかりそう。

一生かけても辿り着けないかも。

でも希望に満ちてることだけはわかった。

文字にするにはもったいない
っていう感情になったのははじめてです。

伝わらないのが悔しいけど
見た人にしかわからない感動だと思う。



『人間の素晴らしさ、こころの豊かさを
伝えられる俳優になりたい』

最初の夢を思い出しました。


人間は愛おしい。

隣の人に
大切な人に

自分という存在を認識してもらえるだけで
生きている理由になる。

その想いが伝わらなくても
伝わるときがくる。

それを見ている人がいる。


映画は

現場は

俳優は

沢山のことを教えてくれました。

感謝の涙が溢れたこの日を

私は忘れないと思います。



そして、

改めてこころに決めたことができました。 


もうしばらく
懲りずに頑張ってみようと思います。


声をかけていただいたスタッフの皆さま、
本当にありがとうございました。

社交辞令だとは思いますが、
労いの言葉が凄く嬉しかったです…

こんな現場なかなかない!って
みんなが口を揃えて言っていた組の一員になれたことは財産です。

またご一緒できるように精進します。


やっとぐっすり寝られるかも…

そして寝る前に

飛び込んでみた自分に
よくやった!と

今日だけは。

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