コンフィデンスマン

英雄篇鑑賞。

基本的に、ぼくちゃんがダー子とリチャードに騙され、最終どんでん返しで終わるという構成なのだが、毎度想定を超えてくる。

亡き三浦春馬演じるジェシーや、竹内結子演じるスターがセリフ上登場したのが印象的だった。

コンフィデンスマン:信用詐欺師
いささか他人事で片付けるには危険かもされない。
「まさかこんな人が詐欺師だったなんて」と。

被害者は見抜けるはずがない。
当人からすれば''違和感''がないのだから。
わかりやすい身近な存在、例えば数十年共にする両親が詐欺師であったら、それは違和感がないために立派なコンフィデンスマンになりうる。
それほど入念な準備と分析と実行力と演技力、そしてアフターケアが抜け目ないのである。

コンフィデンスマンとまではいかないが、想定する何者かに''なりきる''ことができたのなら、それはもはや他人からすれば本人なのである。
資格はないが、バッジをつけ、法律用語を適切に操り、顧客の悩みを解決したのならば、もはや弁護士だと名乗ることができてしまう。

#悪用厳禁 #信用のツール化#概念の道具化

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