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上智大学体育会サッカー部SDGs班、持続可能で豊かな社会の創造を目指し、SDGsプロジェクトを開始 Sophia Sports SDGs Blog #1

自分を変え、他人を変え、「より良い社会」を加速する

平素より大変お世話になっております。

 上智大学体育会サッカー部SDGs班、プロデューサーを務めます南出直人です。

 今季より、上智大学体育会サッカー部による新たな取組として、SDGs活動を行なっております。

 自分を変え、他人を変え、「より良い社会」を加速するという理念のもと、あらゆる社会問題を体育会サッカー部が積極的にアプローチし、豊かな社会の創造を目指し、日々活動に励んでおります。


ウェザークロックプロジェクト

我々、上智大学体育会サッカー部SDGs班のスタートアップ事業として「ウェザークロック」プロジェクトを展開します。

 ウェザークロックは、我々の最終的なディステネーションである、

・スポーツを通じて、既存の社会的ニーズを充たすこと

・潜在的なニーズに目を向け、新しい豊かさを創造すること

までの「助走期」にあたるプロジェクトであり、SDGsに関連する様々な実体験から、個人・組織が学び、最終到達目標に対するブリッジヘッドを構築するためのものです。


キッカケは「自分ごと化」

私が秋学期に履修した、ある教授(今現在もプロジェクトに対してアドバイスやSDGs活動のオファーをしてくださっている)の授業や、慶應義塾大学との合同ゼミの際にSDGsについて学んだことがキッカケでした。

 そこでは、SDGsが「途上国の開発」に限定されるのではなく、「経済」「社会」「環境」の3側面すべてに対応し、そのような国際目標に対し、多くの企業や団体が自社ビジネスと関連させてSDGs活動を展開していることを理解しました。

 そのなかで、例えば「生活」において、心の豊かさや人々のつながりを構築することや、スポーツを通じて「健康」を増進し、活力のある社会を作りあげることは、企業と同様に我々体育会サッカー部も主体的に取り組むことができる、と考えるようになりました。

 「誰かがやってくれる」という他人ごと化から、少しでも良くなるなら「まず自分たちがやってみよう」という「自分ごと化思考」を持ち、これまで目を向けてこなかったSDGsに、積極的に取り組んでいくことに決めました。

 上智大学はSDGsに関する授業も多く、様々な学問領域から学際的にアプローチでき、自分ごと化できるような環境があったことは、非常にありがたかったです。


「これまで」と「これから」体育会の未来を考える

これまでは、我々体育会は、専門とするスポーツにおいて、結果を最大化することが使命であり、それを達成することによってのみ、体育会の存在価値を発揮するという考え方が強かったと思います。

 一方で、大学スポーツの認知が向上し、社会において決して小さくはない影響力を鑑みれば、我々の活動と結びつく領域で、正のインパクトを増大できること、そして社会の問題やニーズにも関心をもち、積極的にアプローチしていけるのではないか、と考えるようになりました。

 もちろん、我々が専門とするサッカーにおいて、目標とする結果を貪欲に追求することには変わりありませんが、これからの体育会は、社会に新たな価値を開発するという視点からも活動していきます。


多様なステークホルダーとともに

とはいえ、具体的な構想や、我々が生み出すことができる価値について熟思した時、我々だけで何か行動を起こしたとしても、インパクトにならないことを実感しました。

 地域や大学サッカー界への波及、そしてより良い社会を加速するためには、同じ志を持つ様々な団体、企業を巻き込み、相乗効果を高め、インパクトを最大化する必要があります。

 より良い社会を加速するには、社会を一体的に捉え、大きなムーブメントを起こさなければなりません。


 そのため、利害関係者を、対象となる団体・企業・個人に限定するのではなく、社会の生活者として一体的に捉え、多様な視点から、「価値」について考えなければなりません。

 非常に難題ではありますが、これはSDGs班の価値であり、醍醐味でもあります。


今後の指針

 「社会に新しい価値を」といきなり言っても、ノウハウもなければ、経験もありません。

 そこで、まずは社会における需要側に目を向け、自分たちの利用価値を社会とともに考えてもらうことにしました。

 活動で得た実体験をもとに、価値を考え続け、Learning by doingを継続しながら、次段階へのブリッジヘッドを構築します。


御一読くださり、誠にありがとうございました。
今後とも、上智大学体育会サッカー部の応援のほど、よろしくお願いいたします。


総合人間科学部社会福祉学科 
南出直人

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