見出し画像

花は咲く

ソプラノめいちゃんによる歌紹介♪

今日はこちらの曲を紹介します↓


花は咲く
作詞:岩井俊二
作曲・編曲:菅野よう子

2011年3月11日の東日本大震災復興支援ソングとして制作された曲。
作詞の岩井俊二さんと作曲の菅野よう子さんは2人とも被災地の宮城県仙台市出身だそうです。

被災して亡くなった人の目線で書かれていますが、
辛い事というよりは未来に新しく花咲く世界への希望が描かれています。

真っ白な 雪道に 春風香る

東日本大震災は3/11。
冬だった季節から、春風を感じて春に移り変わる季節でした。

当時私は大学受験の頃で、三重県の自宅で受験勉強をしている時に地震があったのを覚えています。
「ゴゴゴ」という地響きのような音だけが先に聞こえてきて、その音に違和感を感じてすぐに机の下に隠れました。
机の下に隠れた直後、揺れがやってきました。
三重県の震度はさほど大きくなかったはずですが、体感的にかなり揺れたような記憶があります。

受験が終わった子達は卒業旅行でディズニーランドへ行っていた人もたくさん居たので、千葉県で揺れたという話も聞きました。

叶えたい 夢もあった
変わりたい 自分もいた

ここの歌詞を聞く度に心が締め付けられる思いになります。
年齢、性別関係なく自然災害は襲ってくる。
これから高校を卒業して未来の事を考えている私と同じような人達にも、無差別に降りかかる災害。
沢山やりたいことや叶えたい事はあるけれど、いつどんな事があってそれが中断されてしまうかは分からないんだなと思いました。


花は 花は 花は咲く
いつか生まれる君に
花は 花は 花は咲く
わたしは何を残しただろう

震災があった時に音楽家ができることは少ないなぁと思います。
音楽家でなくても、自分の何も出来なさを悔しむ人はきっと多いでしょう。
でもふとたくさんの花が咲いているのを見て、ただそこに咲いているだけでも充分なのかな、と思いました。
出来ないことを悔やむより、今自分がやりたいこと、叶えたい事を、
いつまでできるか分からこそ、一生懸命やって行くことも大切な事なのかなと思いました。

さて、楽譜を見た時のお話ですが、意外とこの曲って音の高低差が激しいんです。

曲の出だしはとても低い音で、私たちソプラノにとっては正直歌いづらいです…!
かと言ってサビのところはそこそこの高さになるので、全体のキーを上げてしまうと、サビがキンキンになってしまう……ということで、結局原調で歌うことが多いです。

なので個人的には花は咲くは、合唱で歌うかリレー形式で歌うのが1番良い形なのかなと思います。
合唱だったら低音も高音もみんなで補い合えるし、みんなで作り上げられている感じも、この曲の意味合いとしてもマッチしているかなぁと。

私も花は咲くをコンサートで歌うことがありますが、この曲に関しては「得意だから」聞かせるために選曲するものではなく、「想い」で選んでいる曲です。

出だしが低くて歌いづらいのが難点な方が多いと思いますが、
低いところは無理に鳴らそうとしないのがポイントです。
この曲の出だしの低音に関しては、温かくささやくように、懐かしむような感じで歌うのが良いかなと思います。

以前、花は咲くを歌った動画をTikTokに上げています↓


花は咲くの合唱楽譜↓
・女声二部
https://amzn.to/3TEmIQa

・混声三部
https://amzn.to/49Wfxsu

・混声四部
https://amzn.to/4agsmgX


ソプラノめいちゃんのコンサートはこちら↓


【日付】2024/5/18(土)
【時間】開場 18:00
開演 18:30
【会場】Offza(椎名町駅から徒歩3分)
http://offza-musical.com
【住所】東京都豊島区目白5丁目31-6 アウルレジデンス目白 2F
【料金】S席 22,000円(限定16席)
A席 16,500円
+1ドリンクオーダー制
【チケット購入】
こちらのURLで購入をお願いします
https://t.co/cj7OBfCLKs
【内容】
植田和宏シェフによるフレンチコース5品と
植田芽依による春をテーマとしたソプラノの歌が一度に楽しめる。
フランスで研鑽を積んだ植田夫妻の魅力が詰まった渾身のディナーショー。
生のパフォーマンスと豪華なフレンチコースで普段は味わうことが出来ない特別な夜をお楽しみください。
心も体も満たされる素晴らしい一夜を。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?