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ソウル旅行雑記 4

サムスンの美術館

 リウム美術館は、龍山区梨泰院にあります。

 グランドハイアットソウルの真北、真下にありますが、歩いて行くと10分はかかりました。

 美術館周辺は映画パラサイトに出て来るような高級住宅街になっていました。

 Nソウルタワーの山の南斜面に広がる静かエリアでした。傾斜が急な坂の上り下りにはスニーカーが必須です。

 道路に面した場所に各住宅の門があり、階段で上がった所に庭、住宅が建っているというお宅が殆どでした。

 たぶん各住宅には防犯カメラ(韓国ではCCTVと言われてます)があちこちに付いていろだろうと思うと素敵なお宅をスマホで撮ることが躊躇われてしまいました。

 リュックをロッカーに預けて、オーディオガイドを借りました。パスポートを提示し、預けてオーディオガイドを借りる仕組みです。

 私が入ったのは常設展です。

月壺

 高麗青磁と李朝の白磁を観に行きました。

月壺の色は乳白色で焼きむらというか個体差があるのだろうと思いますが、この壺の穏やかな姿が大好きです。
 ショップで月壺が売られていましたが、色がまったく違い真っ白で、別物過ぎでした。なので、買ってしまうこともなく充実した時間を過ごして美術館を出て来ました。

 ファンギ美術館のキムファンギさんは月壺を幾つも描いています。

キムファンギの絵

 韓国らしさとはこんな感じなんだろう!と同じアジアの人間だったら理解出来る絵だと思うます。
 キムファンギは日本、パリ、ニューヨークで創作活動をしますが、初期の抽象画は海外で韓国の風物と情緒を理解できる人たちは世界的には少なかったようです。

 今、この絵を色彩ドローイングしてます。緻密、繊細な絵です。簡単に真似できません。

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