残りの歯を守るもの

歯を失った原因をそのままに
欠損を治したとしても
壊れた原因があるのだから、
回復方法がインプラントでも、
ブリッジでも、入れ歯でも、
壊れる理由がそのままであれば、
所詮人工物であるそれらは
きっと壊れます。

青い矢印の部分には
歯の破折
があります。

根管治療と修復を終えて数年、
メインテナンスでお越しいただく中で、
『違和感があるんです・・・』
ということで撮影したレントゲンです。

この患者さんは
食いしばりが顕著な方で、
壊れた理由は
力(ちから)
です。

この折れた歯は救出不可能であり
抜歯となるので欠損が出来ます。

ここに前後の歯を削って
ブリッジにしても、
おそらくいつかは
奥の歯が割れて抜歯となる
可能性が非常に高いです。

こういう場合は
前後の歯を守るために
インプラントが有効です。

ただ欠損を埋めるためではなく、
前後の歯の負担を大きくしないために、
強い支えとなるインプラントが
とても有効なのです。

家で例えます。

シロアリにやられた
家の柱を取っ払うとします。

二階や屋根の重みを
残りの柱だけで支えたら、
残りの柱の負担は
増えますよね。

壁紙が剥がれたり、
扉がスムースに開閉できなかったり、
色々な問題が起きそうですよね。

それと同じで
咬合力に負けて、
残りの歯に
何かが起きても
不思議ではないんです。

適材適所で
インプラントが
有効な場合があります。

この場合は
インプラントが
最小限の介入となるのです。

最小限の介入で
最大限の効果を(^_-)-☆

医療法人社団Rheb おがわ歯科医院
千葉県千葉市緑区おゆみ野中央1-21-1
043-291-6555

~スタッフ募集~
歯科衛生士さんと常勤・非常勤ともに
若干名募集しています(´ー`)


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