抜歯と掻爬(そうは)とボーンキャビテーション
虫歯により歯の中の神経を取る処置を受け
その治療をした後で腫れてくるトラブルを
抱える人の来院がとても多いです。
水色の点で囲んだところが、
感染による病変なのですが、
とても大きく上顎洞と一層
隔てられているだけ・・・・
こうなると保存の可能性は
著しく低いです( 一一)・・・・
そもそもは虫歯にしないことが
一番大事なことなんだけども、
その次に大事なことは
再治療が不要なように
キチンと治すこと。
それには・・・
①ラバーダム防湿
②マイクロスコープの使用
③CT画像で根管形態を把握する
これらは必要と思います。
これらを再治療になったらやってもらうのではなく、
一回目の根管治療で完璧を目指して
治療を行った方が絶対に予後がいいです。
それは再治療時の成功率は
どうしても劣るからです。
そして完璧を目指した根管治療であっても
100%ということはなく、
外科的な対応、つまり、
歯根端切除術も時と場合によっては
行なうこともあると知っておくと
イザというときに慌てないで済みますね(´ー`)
そしてそれでも治癒を目指せないときには
やむを得ず抜歯となるわけですが、
その時に歯根膜を残さないことが
とても大事になります。
歯根膜とは歯にとってとても大切なのですが、
抜歯をした後に残っていると生體が
『歯が残っている』
と判断してしまい骨の治癒が
キチンと進まないと言われています。
そのため徹底的に掻爬しておかないと、
治癒不全を起こして後になってわざわざ
ボーンキャビテーションという処置を
行なわないとならないこともあります。
そうならないように
適切なお処置を受けてくださいね。
最小限の介入で最大限の効果を(^_-)-☆
医療法人社団Rheb おがわ歯科医院
千葉県千葉市緑区おゆみ野中央1-21-1
043-291-6555
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