引っ越しと光回線とNUROと〜大人の事情と宅外工事

前回はこちら

とかく，マンションへの導入は建物に穴をあけたり，ビス留めをする必要があったり，MDFが渋滞していて取り付け作業できなかったりと，インターネット上には導入に関する課題が山のように報告されているNURO光．その導入記事の第二回です．

宅外工事が遅い

前回の宅内工事が終了してしばらくすると，SMSが届き，２回目の工事の予約を促されました．以下のようなWebインタフェースで予約できます．

が！！！！宅外工事の最速日程が・・・・・１ヶ月後・・・・・・．文句を言っても仕方がないので，その日程で申し込みました．リフォーム終了まで数日・・・・その後におよそ１週間旅行に行く予定だったので，およそ合計２週間程度インターネット接続なし・・・は流石に耐えられないので，モバイルWi-Fiをレンタルしました．ちなみに，そのモバイルWi-Fiの活用についても，色々ネタがあるので・・・別記事にします．

そして，２回目の工事，宅外工事の予約から，１週間ほどたったとき，NTTから電話がかかってきました．

「さきほど，お宅に伺ったのですが，管理人さんが中に入れてくれなかったので，工事できませんでした．見た感じ宅外工事はできそうなんで，問題ないんですが，中に入れてくれなかったので・・・・」

あのね・・・・勝手に，なんのアポイントもなく，建物の中に人を入れるわけないでしょうが・・・・・．

「なんの連絡も受けてないので，そりゃそーでしょ」って返すと，NTTの人は改めて，工事に伺う日程を決めたいと返答しました．私は・・・・え！１ヶ月近く宅外工事が短縮されるってこと？と嬉しい誤算！！！！と考えました．NTTの人は，「MDF内に成端箱を取り付けるのでそれの許可をとってください」とのこと，すぐに管理会社に電話し，工事内容を説明して，許諾を取り，宅外工事の日程は4日後となりました．

大規模工事？工事は大変

「工事用車両、器具｜NTTアクセスサ－ビスシステム研究所より」

宅外工事当日．なんだか，高所作業車が数台来ていました．人件費や作業車両の確保もあるので，なるほど，やはり工事は，一つのエリアでまとめてやるんだなぁと，私は考えていました．NTTの中の人，実際には，NTTの下請けの工事会社の人は，私の部屋を訪ね，工事が開始されました．数台の高所作業車は，100mほど離れたマンション近くの電信柱と，私の家の近くの電信柱で停車し，作業員を乗せたカゴを上にあげ，作業は開始されました．専門家ではないので，電信柱の上で何をやっているのかわかりませんが，作業員は，光ファイバを電信柱から，引き込みポールへ引き込み，建物内に通しているようでした．

Panasonic 住宅用引込柱 (スッキリポール)より

この工事の最中，作業員の方に呼ばれ，MDFに案内してくれとのこと．MDFの場所まで，案内し，内部の作業が開始されました．ガイドワイヤーで，電信柱からの光ファイバーがMDFまで通されました．MDF内に成端箱が追加され，ついに，下図のように，NUROの光ファイバが，建物内まできたのです！！！！

まさかの・・・・運命の出会いは・・・・

私の部屋から来ている光ファイバ，電信柱から来ている光ファイバ・・・・ついに愛し合う二人は，MDFの中で出会ったのです．ついにです．ついにです！！！！作業員の横で，私は・・・「やった・・・・よかった・・・・」と思っていたら，作業員の方が，専用の機械で，電信柱から来ている光ファイバの通線の確認を終え，MDFを施錠し始めました．

私「ちょちょちょ，おまｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

作業員「すいません，NUROさんのケーブルと，NTTのケーブルをつなぐのは，NUROさんの人しかできないんですよ」

私「はあああああああああああああああああああああああああああ？」

すぐにso-netのサポートセンターに電話をしました．

サポートセンターの人「え？NTTの人が来てる？・・・・準備工事ですかね・・・・それは，把握してないです．ですので，準備工事です．なので，宅外工事と，それは違います．宅外工事は，現在ご予約中の日程になります．」

私「え？これ，宅外工事じゃないの？もうケーブルが両方ともMDFまで来てるよよ？私が代わりにここでつなごうか？」

サポセン「それは色々当てできないのです・・・・・．宅外工事日までお待ちください」

まぁ，改めて考えると，光ファイバをつないだところで，NTTのビル内で，NUROのバックボーンとNTTのダークファイバを繋ぐ必要があるわけで，私の建物内でつないだところで，通信ができるわけではないわけです．あと，まぁ，法律とか，資産とか，作業資格とか大人の事情もあるのでしょう・・・・・・仕方がない・・・・・．そこで，作業員の方に感謝の言葉を伝えていると驚愕の事実が・・・・！！！

実際の工事内容

複数台来ていた高所作業車は，すべて・・・私の光ファイバを引くためのものだったのです．つまり，今回の宅外工事ではない，準備工事は，以下のようなちょっとした規模の工事だったのです．

実は，ちょっと離れたところで，高所作業車でやっていた作業は，すべて・・・私の建物に光ファイバを引くための工事だったのです．どんだけ金かかってんねん・・・・・・．

とりあえず，宅外工事ならぬ準備工事は完了し，ほぼ光ファイバが導通するメドは経ちました．しかし，もし次の宅外工事が失敗したり，そもそもの今回の準備工事の最中で問題が発生した場合は，上図で言う電信柱Bまで，光ファイバをひっぱってくる工事はすべてに無駄になるのです．なんて，無計画な工事なんでしょう・・・・・．

ともあれ，次なる課題は，宅外工事です．ここまで来たら・・・・・もう問題は起きないと思っていたのですが，次は，ゲロゲロに遅いモバイルWi-Fi対策についてお話したいと思います．