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2023年に買ったおススメ漫画(10巻以内)

2023年も終わりに近付き、タイミング的に丁度いいので2023年に(新刊が発売されて)買った面白いマンガを紹介します。と、12月下旬頃に書き始めていたんだけど、作品を配信してるサイトに行って新しい漫画を読んでしまって更に年末から各サイト大量の無料公開が始まりそれも読んでしまって…そうやって延々と繰り返している内にいつの間にか年を越してしまった。本棚の整理をしてるのに読み始めてちゃって終わらないパターンと同じだな。

これから読んでもすぐ連載に追いつける(or完結作品も手が出しやすい)様に刊数が少なめの作品ばかりです。最大8巻。
公式が出してる情報以上のネタバレは無いはずです。
性的な描写が含まれる作品もありますが全年齢向けマンガのみです。
各作品には試し読みURLと作者Twitterアカウントを貼ってありますがアフィ無しの公式リンクばかりなので気になった作品があったら嫌儲の方も安心してリンクを踏んで試し読みをしてみて下さい。

この記事を偶然読んだ人のマンガ生活が少しでも潤えばいいなと思います。
ではどうぞ。(2023年刊行順)


破滅の恋人 (郷本)

既刊1巻

幽霊屋敷に住む魔女の様な雰囲気の女性と少女の交流。
独特のタッチで描かれた絵と時折入るコマ割り演出で、1冊が完成された絵本の様な芸術品になってる。
普通の日々を過ごす一人の少女が、ちょっとだけ日常から外れてミステリアスな美女に魅かれて交流を深めていく百合漫画。
この独特のテンポと完成度は是非とも紙書籍で読んで欲しい。

河畔の街のセリーヌ (日之下あかめ)

全3巻

19世紀のフランスが舞台。パリに上京した『月から来たような』少女セリーヌが職業体験を通して成長していく物語。
短期的なお仕事を通してセリーヌが自分探しをしながら一歩一歩成長していく『職業体験職』漫画と言えばいいのかな?
様々な職の人や町の人々と交流を深めていく人生経験値を積むセリーヌ…
3巻で終わってしまったのが残念。続刊希望!


ニューノーマル (相原瑛人)

既刊4巻

パンデミックによって人々が減少したちょいディストピアな世界を生きる高校生男女。
ウイルスは滅んだ訳ではないので、マスクで口元を隠すのが日常に。つまり鼻と口がまるで性器の様に扱われ、それはまぁ高校生男女からすれば同級生の「素顔」すら非日常的な物とされ…マスクを取る行為描写だけなのにフェティシズムすら感じられる。…というのはあくまで一部。
世界観の完成度が高く、部分的にポストアポカリプスにも片足を突っ込んでいてそっち方面から見ても面白い。


笑顔のたえない職場です。 (くずしろ)

既刊8巻

漫画家マンガ。登場人物はほぼ100%女性の百合漫画。
漫画家の双見先生をメインとしたドタバタコメディを軸にしながらも、シリアスの部分はとてもシリアスでセンチメンタル的。
フィクションとしての職業漫画家の生態に詳しくなれるかも。
TVアニメ化も決まってて放送は2025年。それまで連載続いてますよね?w
沢山の人に読んで欲しい。


雨夜の月 (くずしろ)

既刊5巻

女子高生咲希と難聴女子高生奏音の交流を描く百合漫画。
ベテランくずしろ先生の繊細な心理描写が素晴らしい。
私の中で現在くずしろ最高傑作。
沢山の人に読んで欲しい。


新しいきみへ (三都慎司)

全6巻

高校教師の佐久間先生が旅先で出会った女子高生相生亜希。
その女子高生は何故か新年度に自分の生徒として現れる。
そこから始まる恋愛サスペンス。
これ以上の内容に触れるとネタバレに繋がるので紹介しようがないw
読んで確かめて下さい。


彩純ちゃんはレズ風俗に興味があります! (伊月クロ)

既刊4巻

タイトルバイバイされそうなタイトル。まぁ実際読む人を選ぶのは間違いないが…
彩純ちゃんは再び会いたい幼馴染がレズ風俗で働いていると聞き、お客としていつか会えるのでは?とレズ風俗通いをするエロコメディ。
エロコメの部分が軸なのは間違いないけど、心の移り変わり描写も上手くて女性同士の恋愛漫画としてのクオリティ高し。


ふぉとくら (きゃたつ)

全3巻

大学生写真部コメディ。
『げんしけん』と『ネムルバカ』の系譜が好きな人は特にハマれる。
作者曰く「カメラマンガ」
実際描かれたのは…大学生らしく(?)性欲を持て余すアホエロドタバタコメディ⁉
読んで確かめて下さい。


冥冥冥色聖域 (セキアユム)

既刊1巻

メイドリフレの新人ペロを訪れたご主人様はどうやら訳あり。
そこから始まる人間模様。
一般的なメイドカフェ系の漫画と異なり(?)コメディ要素がありながらも基本はシリアスな人間ドラマ。読めば心が温まります。
ペロがいい子すぎて悪い人に騙されないか心配。


夢でフラれてはじまる百合 (ヒジキ)

既刊2巻

月詩と陽花の両片想い百合。
告白してフレれた夢を見たが故に、今まで続いていた日々に危機感を覚えた月詩が陽花にフラれないよう必死に奮闘する様が面白い。
2人の周り(と読者)には両片想いがバレバレなので、あと一歩が踏み出せない御両人が可愛くてしょうがない。


恋より青く (深海紺)

既刊1巻

違う学校の女子高生2人。共通点は本。
女子高生高峯くんと咲倉さん。知り合ったきっかけは通学電車。一緒に居られるのも電車の中。そこから始まる友情とも恋愛とも表現できない些細な関係。
お互いどこまで相手に踏み込んでいいのか分からない小さな交流が徐々に広がっていく描写がお見事。


限界独身女子(26)ごはん (的場りょう)

既刊1巻

ベースはコメディだけど、久々にドストレートな鬱マンガに出会った。
内容はタイトル通り、仕事を辞めた独身女子柊さん(26)の余りにも限界と化した日常。
ごはんを食べるってエネルギーが必要なんだと実感。
限界独身女子に救いはあるのか?あってくれ!


映しちゃダメな顔 (FLOWERCHILD)

既刊1巻

レズビアンハプニグバーで出会ったキャバ嬢と女優。
表紙が気に入ったのなら買って損無し!
2人の性癖が露になって行く様がめっちゃエロい!


あそこではたらくムスブさん (モリタイシ)

既刊6巻

ゴム会社で働くムスブさんは研究者。彼女に思いを寄せるのは砂上(サガミ)くん。この2人のお仕事ラブコメ。
単行本は連載6年で6巻!キャッチフレーズは『0.01㎜ずつ進むラブコメ』
今時信じられないくらいスローペースで進んでいる作品なので、リアルタイムで6年読んでる読者は6年の積み重ねがあるけど、これからまとめて6年分を一気に読める未読者はある意味羨ましい。


会社と私生活-オンとオフ- (金沢真之介)

既刊1巻

とあるきっかけで知り合った女装ロリィタと男装パンクの私生活。
表紙は体型があまり分からないデザインだけど、漫画の絵を見て欲しい。
一目で女装と男装だって分かる描き分け画力が凄い。


終わりに

過去にブログで『感想』を書いていた時はネタバレなんて気にせず好き勝手書いていたけど『紹介』という形では書いた事が無かったと思う。
で、自分はネタバレされるのが嫌だから当然ネタバレ無しで書かなくてはならいんだけど、これが予想以上にキツかった。
大苦戦しながらもどうにか公式が出してる以上のネタバレ無しで書けたのではないかと思う。おススメををネタバレ無しで書いてる人たちって偉いな。辛すぎるわこれw
そもそも2023年に買った漫画で現在巻数が少ない作品がこんなにあるとは思ってなかった。(これでも全部を挙げてなくて紹介してないマンガがある)
途中で「紹介じゃなくて感想にすりゃよかった。切り替えようか?」と何度思った事か。その度に「今まで書いたのが無駄になる。感想は感想で収拾が付かなくなるだろう。」と自重した。

どうだろう?
こんな所まで目を通した人は居ないとは思うけど、居たのなら少しは参考になっただろうか?

ここまでお読み頂きありがとうございました。

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