腸腰筋(iliopsos muscle)
腸腰筋は大腰筋、腸骨筋、小腰筋(ある人とない人がいる)からなる複合筋です。
股関節の付け根から脚を前に出したり、振り上げたりする時に使う筋肉です。つまり歩いたり走ったり、階段を上ったり自転車を漕いだり、と日常生活でも必ず使う筋肉です。
大腰筋は胸椎の12番から腰椎の4番から骨盤の前面を通過して大腿骨の小転子(大腿骨の内側)についていて、腸骨筋は腸骨(骨盤の耳の部分)から同じく小転子についています。
いずれも深部の筋肉のため、自分で触るのはなかなか難しいです。
バレエでドゥバンにグランバットマンで上げたり、デベロッペでキープするのにもこの腸腰筋が鍵になります。
お腹から脚をあげる、キープするというのはよく聞くと思いますが、それは大腰筋を指しています。
腸腰筋を単独で鍛えるのは難しいですが、腹横筋、外旋六筋、内転筋と共に鍛えるとバランスが整います。
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