仙骨をゆるめる

仙骨とはお尻の尻尾の骨である尾骨の上についている逆三角形の平らな骨です。
この仙骨左右の寛骨(骨盤の耳の部分)が挟み込むようにして骨盤と脊椎を安定させています。
仙骨と寛骨との間は仙腸関節で繋がっているのですが、ここはほんの少しだけ動かすことができます。
仙骨は自律神経と密接な関わりがあるとされているので、仙腸関節を緩めたり温めてあげることでリラックスの効果もあるとされています。

ただ、緩めっぱなしで安定がないと、骨盤が不安定になります。仙腸関節が数ミリずれているだけで、脚や肩や首など離れているところに影響が出てくることもあります。
仙腸関節を緩めることと、締めることをの両方のバランスが必要なのです。

仙腸関節を締めるには、骨盤底筋群を引き上げ、臀筋下部の股関節外旋筋で股関節を外旋させて、腹横筋を起動させて腹圧をかけていくことで寛骨が締まります。そして腰の部分の深層筋である多裂筋で仙骨をやや前傾をさせたまま引き上げていきます。

言葉にするととんでもなくややこしいですが、コアを起動させて股関節を安定させることが仙腸関節が締まることにも繋がるのです。
リラックスしたい時は温めてほぐして、エクササイズではカチッと安定させてあげる。
このバランスが大切ですね。

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