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詩にしたとたんに空に飛んで行ったらいい、悲しみというものは

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詩集 ❘ 感情の端の一瞬のきらめき。 【テーマ:悲恋、孤独、抑圧】
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#悲しさ

前髪

前髪の乱れを ゆっくりと なぞるように直された。 あの瞬間にイイネをつけて 何度も何度もリ…

8

戻らないきらめき

一瞬のきらめきを あの夏の思い出を 抱えて海の底に沈みたかった きらめきを、あなたが汚した…

5

悲しい調べの海は、癒やし

悲しい歌を、そっと弾き語る 胸にしみこむ甘い粒 どこまでもどこまでも、沈んでいく 悲しい…

4

昔住んでいた街に

空が青くて紫くて美しくて、寂しいよ きっと、私はまた寂しくなるために戻ってきた わたしの…

4

今夜は電話をしなかった

あなたとは 何度めぐりあっても やっぱり私ばっかり片思いなんだな そう思いながら 昨日の夜…

10

私たちの幸福は映画化されない

青春映画を見るときは 飛び込み台からジャンプするような そんな気持ちになる 目をつむって…

3

悲しいを100個あつめて

『悲しい』を100個あつめて 胸の炉で溶かしたら ダイアモンドになるの  手のひらにのせられない 誰もさわれない わたしの宝石