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詩にしたとたんに空に飛んで行ったらいい、悲しみというものは

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詩集 ❘ 感情の端の一瞬のきらめき。 【テーマ:悲恋、孤独、抑圧】
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2024年1月の記事一覧

見えない致命傷では死ねないから

覚えてる、 悲しかったこと 全部 忘れられない、全部 去年の傷 一昨年の傷 もっとずっと前の…

銀森 そのみ
9か月前
3

冷たい波をもつ海が

温かい言葉をかけてくれた人がいた。 その時ほしかった、とても優しい言葉 誰かがかけてくれ…

銀森 そのみ
9か月前
3

うさぎは寂しいと死んじゃうんだよ

寂しくて 寂しくて うさぎだったらもうとっくに 死んでいるだろうというくらいに 寂し…

銀森 そのみ
9か月前
2

流れる詩

さっき胸の中で流れた詩の 最後を忘れてしまった ざらざらと音をたてて 粉々に消えてくれ…

銀森 そのみ
9か月前
5

神様の天秤

ずっと自分で決めたいと思っていた 自分のこと 全て。 服、 髪型、 食べるもの、 話す言葉…

銀森 そのみ
9か月前
4

噛みつきたいよその顎(あご)に

むしゃぶりつきたい あなたのその、白い顎(あご) 昔あなたが嫌いだった 凡庸な顔にいらだっ…

銀森 そのみ
9か月前
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