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夫婦仲を円満にしていくために私が心がけているコト

不仲だった私の両親からの影響と、
仲の良い夫の義両親の影響により、
私が夫婦仲睦まじく過ごしていくために心がけていることが
いくつかある。

心がけていることは色々あるけれど、
今回はその中でも、
「月1回夫婦二人だけでおでかけする」ということについて書いてみたい。

なぜかといえば、これは結構有効だと感じているからだ。

我が家には3人の子供(3歳/7歳/9歳)がいて、いつも騒がしい。
そして、2人きりの時間はほぼない。

だからこそ、この二人きりの時間を作るというのが、
子育て時代に起きそうな夫婦の不仲を解消するカギの一つだと思っている。

トップガン~マーヴェリック~で感じたこと

2022年8月27日、今日は月1回の夫婦デー。

そう、二人きりの時間を作るために、二人だけでお出かけをしている。
(ポイントは、最低でも2~3時間以上であること。)

前評判の良さから、行ってみたいと思いつつも、正直そこまで「絶対行く!!」というほどの熱意は私にはなかった。
(その時明確な理由はなかったけど、でも後からどうしてそんなに気乗りしなかったか分かるようになる)

そんな中、「今日は前から気になってたカフェでランチをして、そのあとトップガンを見に行くってのはどう?」とデートプランを提案された。

前々から夫からは行ってみたいと聞いていたし、二人だけ映画館は久しぶりでデートっぽいし、「いいね!そうしよう!」と二つ返事で決まった。

アクションがすごい、それを見てみたい。
ただそれだけのつもりだった。


なのに。


上映時間になり、最初にCMが始まる。
本編が始まるのを今か今かと待ち望む。


ライトが消える。
部屋が暗くなる。
始まりを感じ、私は息をのむ。

そして、、

映画館という公共の場で、
しかも夫と一緒に見に来たことを”後悔”したのだった。

音楽は思考より感情を先に呼び起こす

トップ・ガンのテーマソング「Danger Zone」。
タイトルは知らなくても、曲が流れたら「あ~!これね!」と分かるくらい、とても有名な曲。
実は、この曲は私にとって、とても特別なモノだったりする。

理由は、この曲が今はもう連絡が途絶えてしまった父の好きだった曲のひとつだから。
若き父は、ジャケットを羽織り、ティアドロップ型のサングラスを身につけ、そしてバイクにまたがっていた。
まるで、このトップ・ガンのトム・クルーズに憧れていたように。

この曲が流れる度に、いつも思い出されるのはある日曜日の昼下がり。

父は新しいものが好きだった。
リビングにある、レコード時代の後に世に出てきた、レコードとレーザーディスク両方聞けるプレーヤーに(あれはレーザーディスクだったかレコードだったかよく覚えてないけれど)ディスクをセットし、リビングの左右の壁から突き出したスピーカーから流れる音楽に、父が陽気に曲に合わせて体を動かし、歌を口ずさむ。

子どもながらに英語の歌詞を歌える父がかっこよく見えたし、そんな陽気な父が好きだった。

そう、大好きだったのだ。


上映時間になり、最初にCMが始まる。
本編が始まるのを今か今かと待ち望む。

そして始まりと同時に聞こえてきたのが、テーマソングの「Danger Zone」。

前作の「トップ・ガン」と同じオープニングに

やっぱりそうきたか~

と、思考で納得すると同時に、涙が出てきた。

突然の涙に、私は困惑した。

思考を働かせる。


すると、答えは大好きだった父のことを思い出したからだということが分かった。
あの時までの父は私にとって完璧の父だった。
答えを聞いてもすぐに教えたりせず、魚を取ってくれるのではなく魚の釣り方を教えてくれるような人で、子どもでも一個人として扱ってくれていたことがとてもうれしかった。

あの時までは。

私にとって、あの出来事はとてもショックだった。
そして、父も一人間なんだということを強く感じた。

様々な愛の形

トム・クルーズが演じる”マーヴェリック”とジェニファー・コネリーが演じる”ペニー”。

この二人の関係性が、またたまらない。

妻も子供もいないマーヴェリックと、娘がいるシングルマザーのペニー。

2人ともいい年齢のはず。
それでもロマンスが繰り広げられる。

2人ともいい大人なので、そんな中でのロマンスシーンはちょっと生々しいものになるかと思いきや、そんなことはなく、清々しい感じ。

この2人から感じたことは、年を重ねても、そういうドキドキする関係性でいたいということ。

他の異性を、ということではなく、たくさん恋をしたい、ということでもなく、ただお互いに相手を思いやる気持ちを持ったまま素敵に年を重ねたいという意味で。

夫婦仲を円満に保つために

世の中の夫婦の大半は、お互いに不満を持っていると思う。

自分の思ってる通りに相手が動いてくれなくて、
「なんでわかってくれないの!?」という
不満を抱えている場合が多いのじゃないだろうか。

父と母から学んだこと

不仲な両親から学んだことは、
「してほしいことは言葉にしよう」ということ。

私の母は頑張り屋さんだった。

手を抜く、ということを知らない。

いや、知ってるけどしたくない、
もしくは、
手の抜き処が分からないといった方が適切かもしれない。

だから、いつも頑張った。
できることは自分でやってた。
つねに120%で走ってるような人。

だからなのか?
「私だけいつも早起きして家のことして。あの人は何もしない」
「分かってくれない」
「本当は~してほしい」といつも言っていた。

かたや、父からは
「なんかいつも不機嫌」
「何考えてるかよくわからん」
「触らぬ神に祟りなし」と聞いていた。

そんな二人の橋渡し役になっていたこどものころ。
「~って言ってたよ」とは言わず、「~してみたら?」と「~かもよ?」とお互いから聞いたことが分からないように、ヒントのようなことをいつも伝えていた。

そんな二人に挟まれている一人っ子として、私は夫婦(両親)は仲良くしてほしいといつも思っていた。
そんな二人を見ていたからこそ、自分たちは仲良くしていたいと望んでいた。

思ったことを言わず感じ取ってほしい母と思ってることは言ってほしい父。

2人から学んだことは、
「思ってることは感じ取ってもらうものじゃなくて、伝えることが大事」だった。

しかし、不仲な二人を見て育ち、間を取り持つことしかできない私は、いざ夫婦になってもうまくお互いの関係を築くことが難しかった。
むしろ、仲良し夫婦なんて無理なんじゃないか?と諦めそうになることもしばしばあった。

夫の性格がワタシと正反対であることがより難易度をあげていたと思う。

義父と義母から学んだこと

ただ、ありがたいことに、我が家とは反対に義父と義母はとても仲が良い。
お二人が70を過ぎてから私は出会ったけれど、いまだに仲良し。

こういう未来が当たり前にあっていいし、願っていいと私に安心させてくれる存在。

そんな二人にまだ新婚時代に良く質問をしていた。
「どうやったふたりみたいになれますか?」と。

質問のレベル感の低さに、今思えば笑えるが、それくらい必死だったし、とにかく何かヒントを得たかった。

そして、義父から得たヒントは
「考えていることを伝える努力をしている」ということ。

また、義母から得たヒントは、
「彼の考えていることは(話してくれるので)わかるから、それに合わせて行動している」ということ。

まさに、「伝える」ということを実践していたのだった。

伝えるようにしたら関係が変わった。

例えば、「~してほしい」思ったら、「~してほしい」と伝えるようになった。そして、頼むときも、なるべく私が何を思っているのかという背景まできちんと伝えるようにした。

すると、激しいケンカや冷戦が亡くなった。

私たちは偶然同じタイムライン上で出会って、今たまたま同じところに一緒にいるけど、生まれて重なるまでは別々。

つまり、自分の常識は相手の非常識だったりする。

お互いがお互いの常識上で意見をぶつけるから、合わないし、不満も出て来る。

だからこそ、お互いを知ろうとする努力が必要になる。

お互いを知り、お互いを認め合ったところで、改めて「じゃあ、わたしたちはどうしていく?」というステップに入っていくことになるけれど、そのステップをすっ飛ばしているカップルも多いんだよね。

結論「月1回は必ず夫婦二人きりの時間を作る」

純粋に夫婦二人きりの時間を作ることが大事で、できたらペットも間に入れてほしくない。

ペットがいると、結局ペットの話で終わってしまうからね。

夫婦二人きりの時間を持つことは、お互いのリズムを知る、理解するという意味もある。

出会ったころからお互い年を重ねると付き合う人間関係も知識も色々変化する中で、意外と出会った頃の感覚のまま相手を認識していたり、年を重ねた状態で相手を認識していたりすることで、感覚のズレが生じやすい。

この感覚のズレが、「もう私たち合わないのかもしれない」という「別々の道を選択する」という結果をもたらすことも多いのではないか。

もちろん、別々の道を選択することもよし、同じ道でも違うタイミングでずらすもよし、いろんな形があるだろうけれど、私は同じ道を同じタイミングで進んでいきたいと思っている。

だからこそ、
もし今この記事を読んでるあなたが、
大事なパートナーと年をとっても仲良くしていきたい、
素敵に年を重ねたい、
そんな風に思う方々がいれば、
まず「伝えること」
次に「認め合うこと」
そして「話し合うこと」を大事にしてもらいたいな。


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