はじめてストリップを観た話

みなさんはストリップに行ったことはありますか?私はありません(この記事を書くまでは)。
このnoteではストリップ初体験を通した感想をまとめていければと思います。

まずみなさんは「ストリップ」と聞くとどんな想像をしますでしょうか?
私の場合は、「きっとスッポンポンの女の人が出てきてあんなポーズやこんなポーズでムフフな光景が拝める場所なんだろうな」ぐらいのイメージでした。

が、実際行ってみると、これがなかなかどうして、そんな単純なものではなく、鮮やかで、刺激的で、官能的で、麗しくて、非常に素晴らしい時間を過ごせる場所であると認識できました。

浅草ロック座

今回訪れたのは浅草ロック座。
現代に営業しているストリップ劇場としては老舗中の老舗とのことです。

劇場簡易図

中に入るとこんな感じ。
真ん中に花道が伸び、その先に回転する床があります。
花道とステージの間には前後に動く丸いお立ち台があり、演者さんの入退場や各種演出に使われていました。
座席は自由席かつ完全入れ替え制ではないので、空いているところに座ったり、一日通してみることが可能です(一度だけ外出券をもらい外出も可能)。
今回は1回目をステージよりの右手側、2回目を後ろ側正面で鑑賞しました。

細かな内容について詳細はこの場では伏せますが、とにかく圧巻の一言。
使用される音楽や踊りの幅の広さ、衣装のバリエーションなども非常に多岐にわたり、見ていて飽きません(1度のショーは途中休憩挟みつつ2時間弱ほど)。
驚いたのが、今回の構成にエアリアルティシューの演目があること。
エアリアルティシュー自体、私自身いつか見てみたいなと思っていたので、思いがけない形で見ることができ本当にうれしかったです。
その様はまさに浅草のシルクドソレイユ。これは本当に皆さんに見ていただきたい。

花道の先に演者さんがやってくると、回転する台の上で1枚また1枚と脱いでいくのですが、まず目を惹くのはその肉体美。
引き締まった身体にスポットライトが当たると、陰影をくっきりと浮き上がらせ、逞しさと女性らしい柔らかなラインで見る目を惹きつけます。

ここで演者さんは回転しながら脚を上げたりブリッジに近いポーズをするので、アレがご覧いただけるのですが、これが本当に多種多様でかつ美しいんです。
そして何より、それを披露する演者さん全体に目をやるとその凄さに改めて感嘆します。

ピンと伸ばされた腕や脚は綺麗な直線を描いています。
普通こんなポーズは数秒で限界を迎えるものですが、演者さんはこうしたポーズを様々繰り広げるわけです。
引き締まった身体に秘められた影の努力を感じられる瞬間です。

こうした光景が1幕1幕異なった雰囲気で展開され続けるので、終わったころには全身が煌めきを浴び切り、また明日から頑張るぞ!というやる気がモリモリ湧いてくるのを実感しました。

俗っぽくないとは言えないかもしれませんが、それ以上に得られる人間の神秘さや可能性を感じられるのがストリップの醍醐味かなというのが私自身の感想です(もちろんセクシー要素も大事なところ)。

ストリップ自体、是非いろんな人に見ていただきたいですが、なかでも普段舞台や芝居をよく見たり関心が高い人にはマッチしやすいかと思います。
そうしたジャンルの一つとして、一度体験してみるのはいかがでしょう?

お恵みを~~~!!!