[2019/6/23下書きより] ピアノを弾くようにギターを弾き ギターを弾くようにピアノを弾く

「エディ・ヴァン・ヘイレン」

その名前を聞いたことがない人もいるかもしれない。音楽に興味がなくても「ビートルズ」「ローリング・ストーンズ」に名前は聞いたことがあると思う。しかし、音楽に興味があったとしても「エディ・ヴァン・ヘイレン」は知らないかもしれない。

タッピングという奏法を編み出した人だ。


知り合いの中に尊敬しているギタリストが何人かいる。それぞれタイプは違うけど、ギターに丁寧に真摯に向かい合っている点が共通している。彼らのギターに対する熱量をみていると、自分がギタリストだなんて口が裂けても言えない。ギターを弾くけど、ギタリストでないと言い続けているのはそのためだ。

そんなギタリストの一人とヴァンヘイレンについて深く話す機会があった。

きっかけはヴァン・ヘイレンつながり。
僕は、学生時代にヴァン・ヘイレンをよく聴いていた。特に5150というアルバムを無限ループで聴いていた。そしてライブ映像「Live without a net」も何度も観た。

最近ピアノを本気で練習しているというのと、少し弾けるようになってきたのと合わさって、エディヴァンヘイレンがギターのタッピングをしている姿を見て、ピアノを弾くようにギターを弾いているように見えた。今まで思っても見なかった見え方だった。

僕は彼に追いつくことはできない。才能もそうだし、コピーしたとしても、どこかでミスする。追いつくと思うこと自体が無駄にも思える。

でも、ギターを弾くようにピアノを弾けるようになったとしたら。彼とは違う世界を見つけることができれば、そこはブルーオーシャン。見つからないように温めて、

ピアノを弾くようにギターを弾くエディと
ギターを弾くようにピアノを弾く僕と

そんな対比が自分の中でできる日が来ると思い残すことはない。

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