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ゲームマーケット2023秋出展「ことばづけかるた」

2023年12月9日 東京ビッグサイト 西1・2ホールにて開催されたゲームマーケット2023秋に、「ことばづけかるた」という自主制作アナログゲームを出展してきました。

12月9日 東京ビックサイト


「ことばづけかるた」は、子供とかるたをしていた時に、取った手札を使ってもっと遊びたいなと思った時に作った、かるたの追加ルールです。

ゲームマーケットでも私の出展は販売はなく、試遊のみ。マーケットなのに試遊のみ。仲間0、現地の様子を知らない状態から出展してきました。(ゲームマーケットは、以前ビジターとして何度か行こうとしたけど結果行くことができていませんでした)

かるた のあとの ことばづけ (ルール)

こんなゲームです。

1. かるた する (試遊では かるたは 省略して固定手札で2番から)
2. ことばづくり

 

3. とくてん けいさん  (ことばの数と文字数の掛け算)

 

「ことばづけかるた」ブース (イ21)

豪華なテーブルメイクのブースが並んでいる中、紙とポスタースタンドと、自家製かるた(白紙カルタにひらがなを書いただけ)だけの持ち込みでの出展。レトロゲームサミットよりも荷物は大幅に少なかったのですが、恥ずかしさは倍増でした。 その後、清貧ブースといえばメンタル保てることがわかりました。結果、自分にはこのスタイルが合っていそうだと自信を持てました。

清貧ブース


みんなのことばづけ

開場早々に遊んでいただいた方がいらっしゃいましたが、その後はまったく見向きもされず、1日通して1試遊だけで終わるかなと思っていた時間が続きました。集客のアイデアを考えるも思いつかず、それでも良い経験になったと諦めかけていたところ、お昼過ぎた頃から徐々に足をとめてくれる方が現れてきました。呼び込みが上手いわけでもないので、足を止めてくださる方は、(おそらく) 明確に試遊したい意思をもって立ち止まってくださっていました。お子様も「これ面白そう」とまで言ってから試遊してくれて、嬉しかったですね。

そんな中で、ブースに来ていただいた皆様のことばづけ作品をご紹介します。

試遊中に途中で飽きて投げ出す人もいるだろうなと思っていましたが、試遊していただいた全ての方(お子様も)が、最後の手札を使うまで考えに考え抜かれていました。その結果、すべての ことばづけ が、みなさまにとっての「作品」になっていたのが印象的でした

全員同じ手札からの ことばづけ でしたが、これでもかというほど、別の作品(みなさまのストーリー)が生まれて、一緒に遊んでいても楽しかったです。

X(Twitter) の#ことばづけかるた はリンク先を参照ください。

それでは、みなさまの ことばづけ名作 をどうぞご鑑賞ください。

ちゅんちゅんさん作

「ふろへ走れ、負けの極み」(笑!

はれまのほしさん作

「晴れ間の星へ」は美しいことばでした。
初ゲームマーケットご来場の初試遊とのことで大変光栄です。


たけるさん作

「金くれはひほ」の「はひほ」は、うまいこと言われていたと思うけど、思い出せず、、すみません。でも、ことば成立です(笑。

りくくん作

「景色を見ろ」と りくくん に言われたような気がして、出展者(大人)としても冷静に周りをみて深呼吸。落ち着くことができました。

私さん作

「金くれを、魔の景色へ」。ゲームマーケットでリアルにお金がなく、「かねくれ」がまっさきに見えた言葉だったそうです(笑。そこからの「魔の景色」。めちゃウケました。

シンリンさん作

「まわしをくれ」と言われて、まわしを渡した後のその人のお姿は(笑。

くるみちゃん作

「白の茎」「文」
ことば美しき発掘!

TODO(とど)さん作

「柿まみれ」なんかウケました。ことばづけの後、会場で 入手困難な Linuxカルタをゲットしたと教えていただき、私は 東京ゲームショウ2023の インディーゲームで Linuxコマンドゲーム(Title: "sleep -h now")を見つけたことをお伝えして Linux 雑談で盛り上がったのも楽しかったです。

徹夜朗読会(どり)さん作

「風呂の駆け引き。わしを骨へ」一体お風呂で何があったのか、謎は深まるばかりでした(笑

スゲさん作

「若ければー」。同感っす(笑!

カレー&ほまれさん作

「蛇の皮剥ぐ」「軋む舟みろ」なんか怖いけど、「ほまれ」でしめる美しきかな(笑

ガブヨシさん作

「ほれ見ろ!」「木の船」、見ましょう(笑
なんと、ガブヨシさんも、レトロゲームサミットにいらしていたらしい。15:00頃に来られていたとのことなので、私は撤収中に同じ場所にいたという。ほれ見ろ!

ガーデンゲームズかしおさん作(お隣ブースさん)

「ROM」の発想はなかったです(笑。さすがは本業ゲームデザイナーさん(お隣ブース)

配点の改善点

アナログゲームにフォーカスされたイベントだけあって、即座に配点の弱点を見抜かれていた方がいらっしゃいました。アドバイスももらいました。
子供でも得点計算できるシンプルさを考えると、どうしてもいまの形以上の配点が見つからなかったんですよね。それで 試遊中も、得点が低くても「面白ければ実質勝ちを感じることができるゲームです」と説明したりすることで、実は(ちょっと)配点の弱点は誤魔化してました。

出展後に ボーリングの配点とかを思い出して、いい感じの改善ができそうに思えてきました。いろいろトライしてみようと思います。

お隣ブースのガーデンゲームズさん

設営直後にご挨拶させていただいて、アナログゲーム製作や出展についてアドバイスをいただいたり、最後に試遊に来ていただいて、ことばづけかるたのゲームデザインについてアドバイスしていただいたりと、大変お世話になりました。一人サークル出展でしたが、おかげさまで寂しくなかったです(笑)。都道府県麻雀風ゲーム「ジャパンジャン(¥4,000)」が完売されていました。さすがです。



アナログゲームも楽しいですね。アナログレコード製作の楽しさみたいな、ものに触れる、人とつながる楽しさなんでしょうね。今回のみなさまの試遊を拝見して、「かるたの拡張ゲーム」だけでなく、独立したカードゲームにもできそうです。そう思いました。


「ことばづけかるた」は、子供の命名です。
私が「ワードかるた」とかセンスの悪い名前を列挙していたところ、「ことばずきかるた」は?というので「言葉好き」?と聞いたところ「ことばづけ」と強調してきて、あ、いいなと思いまして、何に使えるかわかりませんが、勢いで登録商標は取得しておきました。

ということでまだ商品の形も何もない状況ですが、

「ことばづけかるた」(商標登録第6453218号)

よろしくお願いします。

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