週末レビュー2021年10月3日:時流に乗ることの大切さ

時流に乗ることの大切さ

いつも聞いている歴史ポッドキャスト、COTEN RADIOで繰り返し言われているのが、歴史を線で振り返ると、時代と自分が仕掛けることのタイミングが一致している(社会の時流が追い風になること)とても重要だということ。

例えば、自分が過去にいた楽天。おそらく三木谷さんが少しタイミングを違えていたら、楽天は今みたいな大企業には成長していなかったと思う。実際に楽天市場と全く同じビジネスモデルを楽天を創業して10年経った後、同様のビジネスモデルが存在しない、ブラジルで再現しようとしたら、全く歯が立たなかった。逆にその時のブラジルのECの戦況にあったサービスが生き残った。

大きな変化を起こそうと思った時、そのタイミングが噛み合わないと、うねりは発生しない。歴史に残るような変化は特に、予想しようとして、タイミングを合わせられるものではないように思える。宗教改革のきっかけとなったルターの言葉は、あのタイミングで彼が宗教のあり方に疑問を投じたから、宗教改革が起きたわけでその前でも後でもだめだったのだと思う。

ただ、ビジネスにおいては時流を読んで、タイミングを合わせるということはある程度コントロールできるように思える。

自分は未来を予測できるような経営者ではないので、それを高いレベルで実行することはできないにしても、しっかりと10年、20年を見据えて今のアクションを起こさないといかんなと、この週のCOTEN RADIOの番外編でプロセスエコノミーについて、今の時代の流れが俯瞰してみるとどういう状況であるのか、スピーカーの人たちが話しているのを聞いてそう思った。


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