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なんにも分からなくたっていいよ

 新年度が始まって3週間。とにかくわたしは疲弊していた。少し変わっただけだけど新しい環境に疲れていたのもあるし、年下の同僚に若干舐められている感じがする、などの微妙な理由で元気が削がれており…。(わたしは舐められやすい人間なので諦めてるんだけど、普通に落ち込むんだわ)さらに、週末に予定されていた予定が潰れ、これは遠征するしかない…!ということで、colormalのライブを見に行ってきた。11月ぶりの東京、colormal!すべて勢いで決めたので不安もあったけど、飛行機もチケットも宿もとれたので一泊二日で行ってきました。ということで一泊二日の東京日記はじまるよ!(どんどん長くなったので、かいつまんでよんでほしいです)

 22日の昼頃東京に着き、池尻大橋のホテルに荷物を置いてきた。せっかく東京に来たし、カレーとか食べたい!と思っていたけれどお腹が減りすぎて結局、ホテル近くの京うどん屋さんにてかきあげとおいなりさん、うどんのセットを食べる。男子中?高校生が制服姿でたくさんいて、土曜日もご苦労さまです…と思った。

 何するかも全く決めていなかったのだけど、グーグルマップにチェックを付けていた色々な場所から日本近代文学館がそこそこの距離で行けそうだったので、行くことにした。行きは公共交通機関を使って行った。駒場東大前に降りると、ちらりと東大も見えてテンションが上がった。住宅街はお金持ちっぽい家がたくさん。道にはつつじが咲き乱れており、目に嬉しかった。わたしの住む街は花の季節はもうあと1〜2週間先だなあと思いながら歩いた。着いた日本近代文学館は、公園の中にあった。公園は散歩に良さそうで、きっと近所にすんでいたら毎週来るんだろうなと思った。日本近代文学館では、ちょうど島崎藤村の特別展を行っていた。ほとんど読んだことがなかったので、「読んでみたいなあ」という薄い感想しかもてなかったのが残念。伊藤整が藤村の言葉を書いた色紙があったのだけど、なんとも言えない下手くそな字で癒やされた。伊藤整は小樽にゆかりのある人物なので、親近感があります。また、藤村の子の「創作ノオト」は自分の思いを記録すること、それを続けることの尊さを感じた。同時開催の川端文学のヒロインたちは、舞姫や伊豆の踊り子など取り上げられていて面白かった。ちなみにわたしの好きな川端康成の作品は『眠れる美女』です。展示室は大変こじんまりとしていました。その後は館内にあるカフェでコーヒーを飲んだ。名前はわすれたけど深煎りのコーヒーを飲みつつ、読みかけの本を読んだ。その後は、気になっていた閲覧室にも行ってみた。また雰囲気のある場所で、しかも、人があまりおらずとっても静か、心地よかった。尾崎翠『アップルパイの午後』薔薇十字社刊行(70年代)を読んだ。どれも全集かなにかで読んだことのあった話なのだけれども、この閲覧室の雰囲気、薔薇十字社の装丁、で読めるとやっぱテンション上がる。扉をあけるとすぐに書いてある詩は、寺尾紗穂さんが歌を付けていた『よみ人知らずの歌』だった。ぶわっと紗穂さんの歌声が頭に響いて、じんわりと良い体験をした。閉館前くらいに文学館を後に。帰りはホテルまで歩いて帰った。

ホテルで多少ゆっくりしたら、さて、ライブ!ということで下北沢に向かう。初めて下北沢に降り立った。駅チカのライブハウスなのに迷い、そこそこギリギリについた。下手側に絶妙なスペースがあったのでそこに滑り込む。colormal、一曲目から新曲(天国)で、ふわふわした。ほどよい暗さ、良い温度感の曲でリリースがとても…楽しみ。からのクライマックス感がいきなりあるアンセムでもってかれる。22のギター二本のからみが気持ち良いなあ〜などと思っていたら回転でぶち上げ…かっこよすぎ!轟音タイムからの在処で放心状態😂この回転と在処を聴けた人生で良かったと心の底から思った。いつか聴いて見たかった優しい幽霊と塔も聴けてうれしかった。幽霊の「バランスがあれば♬」の歌に寄り添うベースまじで好きですわ。わたしはこのバンドの何が好きかって聞かれたら、まずは曲が良すぎるんだよ…と答えますね。いえながさんは進行から作るみたいな話をいつぞやされていたけど、わたしはメロディセンスを推している……(夢見る季節とかは構成美だと思う、こういう曲もまた聴きたい気持ちもある)遠征してまで見たいバンドです。

対バンのyetiは予習もそこそこにほぼ初見。音源はドリーミィな感じなんだけど、ライブではリズムもギターのごりごりに出ていて無骨な感じがギャップがあってよかった!サウンドチェックで、ギターの方がスカーレット弾いてるの聴いて、「あ、好きかも」と思ったのは間違いじゃあなかったよ。終演後はフォロワーさんにあえてうれしかった〜わたしも大阪、いきたい、、、、、。あ、あと差し入れお渡ししたらまつやまさんからセトリとサインいただけましたありがとうございます(すき)

ライブの後は、友達と憧れのえるえふるで飲み…普通につじちゃん(シネマ)いて、どきどきしたわ。笑 友達とは本当に久しぶり(4年ぶりくらい!)だったのだけど、久しぶりに会った感じがしなくて、めちゃくちゃたのしかった!2軒目に行った店は、行きたかった店が閉まっててその近くの店だったんだけど、なんかギター弾きお兄さんがいて、Just the two of us進行の曲を繰り出しまくって、みんなでワイワイ歌ったのたのしかった…。店員のお姉さんがバチバチ歌がうまくて、ドンノーワイとか歌っててかっこよかった。わたしはべろ酔い、そこそこ記憶を飛ばしてます。友達は、人生で出会った人の中で一番レベルの酒豪ということに気づいた夜でした。らぶ。また飲みにいこうね〜

次の日の朝、7時台の飛行機だったのに、スマホの電源切れ、アラームならず、寝坊で、飛行機出る40分前くらいに起き、間に合わないことに気づく。笑 なんとかべろ酔いで帰ったホテルでは、ベッドに座って寝てました。ひーー!やらかした!と思ってあわてて、夕方の便に変更。(金はかかるが変更できた)べろっべろの二日酔いというか、もはやただ酔っ払い。なんとかシャワーを浴び、チェックアウト、ふらふら渋谷を目指して歩く。途中ナチュラルローソンを発見して初めて入る。どれも美味しそう!二日酔いで気持ちもバグり、美味しそうなミネラルウォーターやもちもちのバジルのパンを購入。ついでに買った美味しそうに見えたすじこのおにぎりは、普通のローソンに売っている商品だった。そのままプラプラ歩いていると、美味しそうなそば屋を発見したので、かきあげそば(またかきあげ)を食べる。ツイッターで、「飛行機逃した」の旨ツイートしたときにフォロワーさんから教えてもらったAWAの「ウェス・アンダーソンすぎる風景展」に行くことにする。品川から歩いて行けそうだったので、ぼんやり散歩しつつ展示へ向かう。途中の川は風情があったがドブの匂いがした。展示。ウェス・アンダーソンっぽい風景、建物などの写真展で、色もかわいいし、どれも実在の場所、というのにときめいた。撮影OKで、色々写真をとってきたが、わたしの好きなのは教会と、雪山ということが良くわかった。帰りはモノレールに乗って羽田まで向かった。モノレールはキキララで可愛くてテンション上がった…!

 空港でぼんやりしていたらすぐ搭乗の時間。このへんから二日酔いから回復してきた。くしろに帰ってからは気温5℃でとても寒く、現実を突きつけられているような気がした。

 土日で遠征するのは体力的にはきついなあ〜などと思いながらも、気持ちはかなり満たされていて、平日のお仕事、無事1週間頑張れました。まじで人生楽しく過ごしたい、できるかぎり好きな音楽を聴いていたい、ライブに行きたいと思っているのでこれからも日々の仕事を頑張って、健康を維持して、ライブ行こうと思います。

 すごーーーーく長くなってしまったな。読む人いるのか?????