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上村さんのこと―リストラーズにハマってから感じたメンバーの印象(その3)

超絶技巧のボイパ職人の上村さん。
初めて見た『在宅勤務・あずさ2号』で、鳴り続けていたドラムとベースの音が人の声に聞こえないくらいすごかったという印象が強いです。
安定感があり、てっきり普通に楽器が鳴っていると思って特に意識していなかったので、演奏が終りに近づいて上村さんと大西さんの口の動きに気付き、全部人の声だと分かってびっくりしました。
 

スリムなモデル体型で、長い手足を動かしながらボイパを操る上村さん。いったい何種類の音を出しているのか、見ていて本当に不思議です。
ドラムの音ならそれだけというのが、割とよくあるボイスパーカッションのイメージですが、上村さんのボイパは普通にドラマーが叩いているような、スネアとかシンバルなどの音も一緒に聞こえます。
公式外の動画でその超絶技巧が見られるものもありますが、本当にどうやって音を出しているのか、とても不思議です。
https://youtu.be/jgjlhxXIsM8(公式ではないのでリンク先だけ表示します)


上村さんで一番印象に残っているのは、過去のリサイタル映像の『鉄人28号』です。
男性コーラスグループらしさあふれる曲で振り付けもかっこいい。
上村さんは身体全体を使って様々な効果音を表現されています。


歌っているとき以外では、やさしい笑顔が印象的な上村さん。八重歯がちらりと見える笑顔に癒されます。
リサイタル動画を拝見していると、他のメンバーのMCの間はやさしく微笑みながら、メンバーの様子やお客さんの様子を見ていることが多いですね。

「工大祭2017」の動画には印象的な場面がありました。
少し心配そうに澤田さんを見ている様子です。『君だけに』の前の上村さんのMCの間に顔の汗を気にしていて、『待つわ』前の野村さんのMCの間に、後ろを向いて珍しく汗を拭いていた澤田さん。全体にちょっとお疲れのようにも見えましたが、立ち位置がすぐ隣の上村さんが、時々心配そうに澤田さんへ視線を送っていました。
メンバーの中で一番年上というのもあり、草野さんとはまた別の意味でのリーダーなんだと感じます。
 

『勝手にシンドバッド』での澤田さんのラテンパーカッションを見ていて、もしかしたら上村さんにボイパの指導でも受けているのかとも考えてしまいました。
リードボーカル・コーラス・ベースまでこなす澤田さんなら、ボイパに挑戦しても不思議はないように思います。(そのうち澤田さんのボイパで上村さんリードとか、あったらいいなと妄想中)

 
リストラーズの名前を世に知らしめた、上村さんリードの『Get Wild』。もともとは6声のアレンジを7声に編曲しなおして、上村さんのボイパを録音にして、というウルトラCで実現したという上村さんのリードボーカル曲。今のところ上村さんのリードはこれだけですが、透明感のある上村さんの歌声がとても印象的です。

冒頭の寸劇、冴羽獠を演じている上村さんの演技、私はワザと棒演技をやっていたのではないかという疑惑を持っています。群馬の渋川出身だという上村さん、少々御国訛りのある冴羽獠になっていますが、過去のリサイタル動画でのMCにはそういう様子はありません。むしろしっかりと笑いも取って会場を盛り上げていました。

『上州あかぺら市場2010 その1』では『荒野の果てに』をかっこよく歌いあげる澤田さんを、最後にずっと隠し持っていた刀で切り捨てて、中村主水になり切っていたのは上村さんでした。

MCと演技は違うと言われればそれまでですが、あえてああいう演技をして、曲自体のインパクトを上げたのではないかとも思うのです。皆さんあそこでのギャップで驚いていますから。もしそういうことだったのなら、上村さんとしては、してやったりと言ったところでしょうか。
 

上村さん、今年のセ・リーグ順位予想もトップでたぶんV3達成ですね。一昨年の『セーラー服と機関銃』、去年の『今日もどこかでデビルマン』。今年2023年の分はどんな曲を選ばれるのでしょう。そしてご自分で歌われることになるのかどうか、今からとても楽しみです。
 


2024.01.05追記
上村さんの2回目の順位予想トップでの選択曲は『今日もどこかでデビルマン』でした。『Get Wild』は単純にご自身が歌いたかった曲ということだったんですね。勘違いしていました…



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