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20代EC営業担当ですが、短期の売上を重視する会社の方針に納得できない。どうすれば?【そもんずのまたーり人生相談所vol.3】

こんにちは、そもんずです。
今回は、若手の営業マンの方からのご相談です。

■相談内容
新卒から営業として働いてます。
現在はEコマースのルート営業 兼 新規営業です。

目標の数字を持たせてもらい働いており、目標達成が必須というのは重々承知しておりますが、自分のポリシーとしてクライアント様に不利益になることはしないと決めております。
というのも一時的な利益を求めるよりも継続的なお付き合いの方が重要と考えるためです。

会社全体をみると一時的な利益を求めるばかりに契約凍結や取引をしてもらえないことが散見されてます。
※会社としては目先の利益を取りに行け。凍結されたら別の会社との契約を取れという考えです。

上司とマンツーマンで話をしていますが、理解してもらえず詰められてます😂 そもんずさんなりのご意見を伺いたいです。レベルの低い質問で申し訳ございませんが、宜しくお願いします🙇‍♂️🙇‍♂️

■そもんずの回答
こんにちは、そもんずです。

営業マンとして、短期的な収益をとりにいく焼畑農業的な営業スタイルで突き進む会社との間で悩んでいらっしゃるようですね。

「クライアント様に不利益になることはしないと決めております」という点は素晴らしい姿勢だと思います。

ただ、この悩みは、実はあなたの会社だけではなく、会社員として働いている以上、どこの会社でも発生している問題かと思います。

いや、会社員どころではなく、個人事業主や起業したばかりの人にとって、すぐに直面することなのかもしれません。

当然のことながら、会社は収益が出なければ、事業を継続することができません。ですので、どのような営業戦略であれ、収益を最大化し、生き残ってゆくことが最初のターゲットになります。

あなたが扱っている商材は、Eコマースということですので、おそらくEコマースの販売システムなどを小売業者やSMEなどに販売していらっしゃるのでしょうか。

販売しているモノによって、判断は大きく変わると思うのですが、クライアント毎に開発していくようなサービスの場合、1社あたりのクライアントの価値が大きいです。したがって、あなたがイメージしているコンサル営業的な販売方法が正しいでしょう。

ただ、ASPのように数でさばくビジネスを展開している場合には、1社あたりの販売工数はできるだけ下げて、解約率との見合いで焼畑農業をするという戦略も悪くはないのかもしれません。(そういう営業会社は世間に数多く存在しますね)

あなたの会社がどの規模の会社なのかわかりませんが、上場企業であれば四半期ごとに数値を追われ、腹のすわっていない経営者であれば、短期的な収益追求に追われることが多く、その司令があなたの上司にも伝わっているのかもしれません。

腹が据わっていて、投資家をしっかり納得させられるビジョンのある経営者であれば、かなり長期の投資にも耐えらえれますが(例えば、アマゾンのように)、ECシステムのようにすでにコモディティー化しているビジネスの場合、競合他社と比較して、それほど強みがない場合には、短期的なビジネスが出てくるのも致し方ない部分もあります。

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