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【新しい働き方LAB】生涯学習都市・掛川とフリーランスが協働したら、まち全体を学びのキャンパスに変えられるか!?

超久々のnoteです。

今回は、新しい働き方実験(第4期)の指定企画である「生涯学習都市・掛川とフリーランスが協働したら、まち全体を学びのキャンパスに変えられるか!?」プロジェクトの研究員になったので、プロジェクトの内容や活動概要(予定)について書いていこうと思います。


実験の目的と背景

ひとまずプロジェクトの詳細ページに記載されている、内容を転載しますね。

掛川市では今年、「学びのキャンパス化」に取り組みます。
この取り組みは、掛川の魅力を発掘してデジタルアーカイブ化し、それをもとに市内をキャンパスのように巡ってもらうことで、学びの機会を増やすのが狙いです。
この取り組みによって、まちづくりを自ら考えるまちづくりの担い手が増え、生涯学習を軸としたまちづくりが活性化されると考えています。
しかしながら、「灯台下暗し」と言うように、身近な存在の魅力には案外気付きにくいものです。
そこで今回の企画。
掛川の外からやって来る皆さんの力を借りて、まちの魅力を最大限に発掘したいと考えています。まちの中の人だけでは気づかない掛川の新たな魅力を見つけ出し、その編集サポートをいただけると嬉しいです。
そしてその中から、皆さんが多くの気づきや学びを得てもらえるよう、掛川市も最大限のバックアップをさせていただきます。
詳細はこちら
https://note.com/lab_lancers/n/ne7553400c4a4

https://note.com/lab_lancers/n/ne7553400c4a4

僕はこれまで多くの自治体や企業で広報・PRのお手伝いをしてきましたが、特に重要だと考えているのは地元の人々自身が、いま存在する地域の魅力を発信することです。

それぞれの地域独自の魅力は本当に多いにも関わらず、町興しという言葉とともに新しいものを作ろうとする自治体などもあります。新しいものを作ることを否定するわけではありませんが、予算も手間もかかります。でも、ちょっと知恵を絞って既存の資産を活用すれば、余計なお金や時間を使わなくても人を集めることは十分に可能です。

足を運ぶ理由がある場所だということを、効果的に日本中に、世界中に知らしめれば良いわけです。

インターネットでの情報収集が一般化している現在、情報発信を適切におこなう必要があります。いくら素敵なエリアであっても、良い商品であっても伝わっていなければ存在していないことと同意です。

基本的に私は、地域のPRは現地の人がやるべきだと思っています。外部から入ってきた人間・会社・インフルエンサーがいくら単発でPRをおこなっても、表面的なことしかできません。そして予算が尽きれば去っていきます。ビジネスですから当然です。

でも現地の人は、その場に住み続けており、街の魅力や足りないところも分かっています。そしてこれからも住み続けるわけですから、発信も続けることが可能です。外部のインフルエンサーや企業による短期的なPRではなく、地域の人々が自発的に情報発信を行うことで、持続可能な地域活性化が実現します。

例えば、掛川市には掛川城を筆頭に、古墳群や史跡、花鳥園や資生堂アートハウスなど多くの文化施設があります。また掛川茶や葛を使った和菓子、そして日本酒などの食文化も豊富です。

これらのコンテンツがどのような歴史を持ち、どのように地域社会に貢献してきたのかを掘り下げて伝えることで、観光客や新しい住民にとっての魅力が増します。そのためにはSNSやブログ、YouTubeなどのプラットフォームを活用し、視覚的にも魅力的なコンテンツを作成することが重要です。

しかしながら、自分たちのエリアの魅力を最大限PRできている自治体(団体)は決して多くありません。場合によっては、知らず知らずのうちにスパム行為をおこなっていることもあります。

適切な発信力と同時に、情報リテラシー力の向上をはかり、掛川の魅力を多くの人に伝えるお手伝いができればと考えています。

検証したいこと

このプロジェクトを通じて、以下の点を検証したいと考えています:

  1. 市民やプロジェクトメンバーに情報発信の手法を教えたら、楽しみながら自発的に掛川のPRをし始めるのか

  2. 観光スポットに「観光客が自ら発信したくなるような仕掛け」を作ったら、掛川市に関する投稿が増えるのか

  3. 生成AIの活用によって、情報発信のハードルは下がるのか

これらのポイントを通じて、市民自身が情報発信を行い、掛川市の魅力を広く伝えることができるかを実験します。

また、生成AIの活用により、情報発信がどれほど簡単になるかも検証します。生成AIは、文章作成や画像生成、動画編集など多岐にわたるサポートを提供でき、情報発信の質と速度を向上させる可能性があります。この技術を導入することで、市民やプロジェクトメンバーがより容易に情報を発信できるようになることを期待しています。(実はこのnoteもChat GPT-4を一部利用しています)

撮影のベストポジションを明示

活動の概要

学びのキャンパス化は3つのフェーズに分かれており、今回の指定企画では主に第1及び第2フェーズに取り組む予定です。

《学びのキャンパス化》
第1フェーズ:集める・まとめる(掛川学びの場100景の選定、デジタルアーカイブ化)
第2フェーズ:巡る・体験する(市民が掛川学びの場を巡る「学び塾」の開催)
第3フェーズ:交流する・未来を描く(市民がまちづくりを考える場「未来探求学舎(仮称)」の創設、運営)

https://note.com/lab_lancers/n/ne7553400c4a4

具体的な活動としては以下の内容を予定しています。

第1フェーズ:
すでに存在するコンテンツ(掛川36景)を基に情報収集しつつ、実際に掛川市を訪れ、外部の視点から掛川の魅力を発掘していきます。収集したコンテンツをまず自分のnoteで発信しながら整理していく予定です。

第2フェーズ:
ポートカケガワを利用し(利用できますよね?)、情報発信に関するワークショップやセミナーを開催し、市民やプロジェクトメンバーに情報発信の手法やツールの使い方を伝えます。

生成AIの活用により情報発信の効率を高めるための内容も盛り込み、情報発信のプロセスを自動化し、質の高いコンテンツを迅速に作成する方法を検証します。これにより、情報発信の質を高めるとともに、情報発信のハードルが下がり、より多くのメンバーが持続的な発信活動をできるようになることを目標としています。

第3フェーズ:
第2フェーズまでの進捗を鑑みつつ、さらに自発的活動を伸ばしていく仕組みを考えます。

アウトプット・成果

このプロジェクトの成果としては、以下のようなアウトプットを目指しています:

  1. メンバーと協働して掛川の魅力をデジタルアーカイブ化
    ・現存するアナログデータの掛川36景を優先的に発信、その後に掛川100景まで増やす

  2. 地域の情報発信力を高めるためのワークショップやセミナーの開催

  3. 観光スポットに低コストで「仕掛け」を配置する

これらの活動により、メンバーや市民が掛川の魅力を再発見し、自発的に発信する文化を醸成すること、地域外からの観光客も巻き込みながら、掛川市全体が生涯学習の場として機能することを目指します。

実験の検証方法

実験の成果を検証するために、以下の方法を用います:

  1. 掛川36景(100景)のアクセス解析によるインプレッション数の測定

  2. 研修前後のコンテンツ作成スピードや内容の比較

  3. 掛川市に関する投稿の変化(ハッシュタグ検索)

これらの検証により、市民の情報発信活動がどの程度地域活性化に寄与しているかを定量的に評価します。

まとめ的な

掛川市と協働して行う「学びのキャンパス化」プロジェクトは、地域の魅力を発掘し、市民自身が情報発信を行うことで、持続可能な地域活性化を目指すものです。

この取り組みを通じて、掛川市の新たな魅力を発見し、地域全体が生涯学習の場として機能することを期待しています。ぜひ一緒に掛川市を盛り上げていきましょう。

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