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花束みたいな恋をした

好きな事をして、それを共有できる環境に身を置いていた学生時代。社会に出て感じたのは職場には好きを共有できる人はいないのかもしれないということ。

そして仕事をするとそこに時間を割けなくなるという葛藤。新卒時代は仕事でいっぱいいっぱいで趣味に費やす時間はほとんどなかった。

でも、大人になるからって好きなことをやめる必要ってないと思う。せっかく自分の中で好きで大切にしてるものがあるならばそれは貫きたい。だから仕事も趣味も大切。その距離感が遠くなっても0にはならないでいたいなって思う。好きな事を仕事にできたら1番なのかもしれないけど!

好きな事を共有しながら仲良くなった友達も多いので、人見知りな私の言わば話さなくてもなんとなく分かる自分で。それがわたしの中では音楽だった。だから、変わっていく麦ちゃんの姿は少し悲しくなった。

そして、この映画の結末である、趣味が一緒だからと言って人生を共にできるわけではないということ。

これについては経験していない私にとっては何も言えないが・・・。

趣味なんて多少違くて良いいと思うよ?と言ってくる母親の言葉が妙に突き刺さった笑

同じ趣味や思考で惹かれあったはずなのに、どんどんと違っていく価値観。そんな麦ちゃんと絹ちゃんをみて歳を重ねて環境が変わって変化していくと誰だって価値観は変わるよなっていうことを改めて感じた。

当たり前のように私の価値観もこのように変わってる!そして好きな物だって変わっていく。

ずっと一緒で変わらないものなんてこの世には存在しない



「偉いのかもしれないけど、きっとその人は今村夏子さんの『ピクニック』を読んでも何も感じない人だと思うよ」

学生時代に同じようなこと言って

「他の人とは違う」「好きなものを分かち合えない人とは違う」みたいに趣味全開な頃あったな 〜〜 

こうゆう人に出会えて幸せだったな〜って思える終わり方が良かった。

青春の全ては多摩川って思ってるし、阿佐ヶ谷のrojiはなにかと利用したし、府中のくりばやしの餃子大好きだし、調布も飛田給も高校生の時よく遊んでたし。クロノスタシスはカラオケでめっちゃめっちゃ歌ったし、スチャダラパー、ナンバガの音楽Tシャツ懐かしかったし。 


もーー!なにこれ! ! ! って

懐かしい気持ち全開になったけれど、感情移入しないで見れたのであの時より大人になったのかな〜

坂元裕二はやっぱり天才だ!



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