逆カルチャーショック
7年ちょいの海外生活を終えて日本に帰ってきてから約3ヶ月。
就職もすんなり決まり、働き始めて約2週間。
早速、馴染めない。
頑張って馴染んで合わせようとみんながやっている、やってきたであろう文化・習慣を真似てるだけ。
本当は曖昧なメールの文面を読んで、相手の意向を汲み取ろうなんてしたくない。
せっかく任された英語でのミーティングを上の人から横取りされ、自分はメモ係にされても新人だからしょうがないで終わる。
みんなで仲良く協力して事業を進めようカルチャー。さあ、だれが梶取ろう、やろう。
ハンコぺたぺた。決裁回します。
何か新しいアイディアを提案しても、よくわからない理由で却下。
よくわからないルール。
毎朝の植物の水やりを頼まれた。
空気が堅苦しくて息ができなくて、溺れそうな思いしながらデスクに座ってる。
北米で揉まれながらも、オープンな環境で、ある程度の裁量権も与えられながら、みんなと対等に仕事してきた立場としては、この日本のビジネスカルチャーに慣れるには時間がかかりそうだ。
このカルチャーショックと、フラストレーションで私は絶望感を味わっている。
私は北米と日本を比べて批判したいわけじゃない。日本の仕事に対するまじめさや綿密さにも感動し、改めて素晴らしいと思うことがたくさんある。
ただ思うことは、年功序列、昔ながらの文化・慣習が個々の成長を妨げて、個性を失わせ、リーダーやプロフェッショナルを生みにくい環境にしてるのではないかと。
効率性を考えても同じことが言える。紙の多さ、プロセスの複雑性、会議人数、メールの多さ、業務責任の不透明さ。
組織の構成にも疑問がある。(HRはどこですか?)
もしかすると、私がたまたま就職した先がそんな感じであって、他の会社ではかなりオープンで働きやすい環境なのかもしれない。きっとそうだろう。そう信じたい。
ここで生まれて育ったのに、新しい国での一からのスタートだと考えるしかないくらい不可解なことばかりなのだ。そう感じてしまう自分にさえフラストレーションを感じる。
「ここは日本だよ」を何度言われたらこの違和感を拭えるのか。
今日感じた私を書き残しておこう。
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