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ちょっと真面目な予想 マイルCS 阪神11R

あいにくの雨 重馬場想定

トラック状態は先週にも増して外枠有利になるはず。しかも瞬発力にプラス持久力が問われるとなれば、典型的なマイラーは割り引く必要があるように思います。

競馬経済学

秋競馬も後半になると、年末の決算に向けて馬主や厩舎の思惑が入り乱れて来ます。こればかりは近代競馬が経済の上でプレーされる以上、どうしようもありません。そういう思惑の部分で今回私が注目するのは、
①ダノックスの2頭出し
②ソウルラッシュの松山ジョッキー継続
③ノーザン牧場生産馬6頭、しかも有力馬が固まってしまった。
という3点です。

ダノックスの2頭出し

ダノックスは川田将雅騎手を起用したときは、勝負気配濃厚です。過去5年の川田ジョッキーでの出走馬の勝率は22%、連対率36%、複勝率56%と好成績。安田厩舎所属馬は22、27、45とこちらも上々。ダノックスの安田厩舎所属馬が川田ジョッキーで来るなら、馬券に入れないという選択肢はないように思われます。

ソウルラッシュ

以前の主戦騎手は浜中ジョッキーでしたが、安田記念で大敗して松山ジョッキーに替わりました。結果、前走は富士ステークスでクビ差の2着と健闘しています。雨はむしろ歓迎という陣営の声もあり、ここは中穴狙いで押えておきましょう。

ノーザン牧場生産馬の6頭

秋競馬は、ノーザンや社台の運動会的な様相が強くなることもあり、一ファンとしては物足りなさもあるのですが、これも競馬経済的に致し方ないことです。むしろ統計的に考えて、ノーザンの生産馬が6頭いるなら、全部が馬券に絡まない確率は凄く低いはずです。しかしながら、有力馬が固まり、目標にされるのはやはりソダシでしょう。ソダシを含む有力馬が何頭か外の馬場の良い所に出せずに蓋をされることになると思います。ここで気になるのはホウオウアマゾン。有力馬からは少し離れていますし、矢作厩舎所属馬が単騎で逃げるときは人気があろうがなかろうが要注意なのです。今回は道悪で時計がかかることは明白。展開がスローなら逃げ残りも考えられますし、逃げ馬は最も走りやすい所を選べるという利点があります。また、坂井瑠星騎手はそれができる。

総合的考察

外枠有利な上に、差足で勝るダノンスコーピオンとソウルラッシュの叩き合いでの決着に、単騎逃げ残りのホウオウアマゾンが馬券に絡む美味しいレースになる。
◎15ダノンスコーピオン
◯11ソウルラッシュ
▲12ホウオウアマゾン
△4シュネルマイスター
△5サリオス
△7ジャスティンカフェ

2連系◎◯▲のBOX
3連系◎◯-◎◯▲-◎◯△△△

以下、レース後の追記です。

馬場状態は予想よりも良かったように思われます。芝のコンデションが良にまで回復したのは想定外でした。
パドックではダノンザキッドがよく見えた反面、ジャスティンカフェの入れ込みが気になりました。良く考えてみれば、北村ジョッキーにとってはGIの復活戦。ここから狙うのも充分ありでした。とはいえ、セリフォスもソダシも入れてない時点で完全にハズレ。セリフォスについては、完全に盲点。このレースでは3歳軽視というのは改める必要があります。終わって見れば、ノーザン・社台運動会だったという・・・。
精進が足りませんな。


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