焦りについて

なんだかなあ。捨ててきたもの、引きちぎったもの、無碍にしたもののことを思う。なんてくだらない、身勝手な人間なのだろうと自省して落ち込んで、結局いま周りにいてくれる人にさえ充分に誠実に向き合っているとは言い難い。それなのに新しい関係性を求めてあっちこっち、傷を増やすだけなら閉じこもっていたらいいのにすぐに寂しくていたたまれなくなってもぞもぞ這い出てきてしまうわたしは蛹にすらなれないでいる。石の上にも三年と言うけれど辛抱や継続が結局何より強いってわかっていながら移り気でミーハーな自分がいやでいやで、揺るがないものとか見つけたいよな〜って思うけどそんなものあるのかなあ、ないもの探してわんわん泣いている迷子のわたしはこうして何年彷徨っているのだろうな。好きなものはそう多くない、嫌いなものもはっきりしている、ほかの人より楽に見えるかもしれないけれどわたしの宇宙はほんと絶対評価的で周りに比べてどうであってもそれは満足に繋がらないんだよな。周りなんてどうでもよくて自分にとって正しい自分なのかどうかってそりゃ正解なんてないからいつまでたってもいたちごっこで満足なんかできないわな。難儀で不幸で自虐的で自己満足だなあ。人のことどうでもいい人間の書いたもの人が面白がってくれるのかなあ。でもどうしてわたしは何か紡ぎたいという気持ちを捨てられないでずっとこの先もじたばたじたばた自分のことを憎んでいくのだろうなあ。つまらない気持ち、遣る瀬無い焦り、どうしたらいいかわからないで不安、そういうの全部糧にしていい話書きたいよなあ。もっともっと深い井戸に繋がりたいと思う。

本を買います。たまにおいしいものも食べます。