22.02.26
なんで君のことなんて好きだったんだろう?
どこが好きだったのか、どうして好きになったのか、いつから好きになったのか。そんな質問には、悔しいけど、いちいち思い入れたっぷりに答えられる。好きなところがたくさんあった。好きになった瞬間も、このうえない幸せを感じたことも沢山あって、言い切れないくらい。
だけど今の君のことはもうわからない。
きみはいつの間にか私の知らない人になってしまったみたい、というよりは、わたしが勝手に君のことを勘違いして買いかぶって恋をしていたというのが正しいんだろう、正しいというか、真実に近いのかもしれない。
私は君の何を知っていた?
あんなに何度もキスをしたのに、長い時間を一緒に過ごしたのに、あなたの隣に座って流れる景色を見たのに。何もわかっていなかった。どうしてあなたが嘘をついてしまうのか、あなたの言葉の何が本当だったのか。私が信じたい、あなたの私への気持ちはどこまでが本当で、どこからがあなたのその場しのぎの思い付きなんだろう。かなしいのはきっといくら説明してくれても私にはあなたのことがもう信じられないということ。
嘘をつく人は自分が嘘をついている限り、自分以外の人のことも決して信じられないという。だって自分自身がその人をだましているのだから。だけど私はもうあなたに何一つ嘘は言っていないよ。あなたのことを本気で愛したことも、ずっと一緒にいたいと望んだことも、心から本当だと誓えるよ。
こんなことを言っても何の意味もないのかもしれないけど、だけど、わたしはあなたが私のことをどう思っていようと(もう何とも思っていなかったとしても)、ずっとずっと心の一部をあなたのために使っているからね。
許さないけど大切だよ。ずっと忘れないよ。
またいつか笑って会いたいよ、元気でいてほしい、あなたに会えるくらいにきれいで元気な私でいようと思う、がんばるよ、もう「あなたが会いに来るかも」と思えなくなることが寂しいよ。
この部屋に暮らしているかぎり、私はあなたを待ち続けてしまう。それは良くないことだと思った。だって報われないもの。あなたは誠実になりきれない。
だけどありがとうね。たくさんありがとうを伝えたい。また泣きながら殴りたい。
はあ〜……
君が気づく前に消そうと思うけど、気づいてほしいなとも思う。矛盾してるよね〜
本を買います。たまにおいしいものも食べます。