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【ゆっくり解説】翔ゲイに隠された悲しすぎる真実!その深すぎる闇を徹底解剖・・・

7/28 追記
一晩経って見直したら一か所アホみたいなミスしてました。今更変えるのも大変なので文末にて訂正しています・・・

※注意※
この文章は翔ゲイの面白さを半減させるような内容が含まれています。それでも良いという方は全て、良くないという方は再度注意書きがあるまで読んでください。


まずは原文を見てみよう。

私は同性愛者ではありませんが、大谷翔平さんと一緒に森の中の丸太小屋に住みたいです。
私たちはセックスをすることはないでしょう。
しかし彼が臀部を引き締めながら木を切るとき、次第に汗ばむ裸の上半身を、キッチンの窓から見ていた私は密かに腰の炎を燃やします。私は階段を登って、自慰行為をするでしょう。

私は翔平を頭から追い出そうと、必死に女性の身体を想像しますが、それが無意味なことを知っています。最終的に私は絶頂に達することができないでしょう。
そして私は怒りと切なさを感じながら階下に戻ります。時には私たちはテーブル越しに目を合わせることがあるでしょう。その瞬間、私は自分自身の奥底に潜む感情に、喜びを見出す暇もなく蓋をして、そしてそれぞれがしていたことに戻っていくのです。

ある日私たちの一人が死に、もう一人が丸太小屋の外に彼を埋めます。それから彼は旅立った友人にちょっとした詩を書いて、そして真のプラトニックな愛なしには生きる理由を見出だせずに自殺するでしょう。


一通り読めばなんとなく意図は読み取れるが、細かく見ていくと引っかかる点がいくつかある。
まず最大の疑問が3段落目である。それまでは「私」という一貫した主語が使われていたが急に「私たちの一人」という遠回しな単語が出てきたかと思いきや、「彼」へと視点が変化している。
「彼」とは誰か?1段落目で「彼が臀部を引き締めながら木を切るとき・・・」とあることから大谷の事だと分かる。
しかし、そうなると、少し疑問が生まれないだろうか?おそらくこの文章を初めて読んだ時の感想は「自分の気持ちに正直になれない同性愛者である『私』が大谷を失って初めて自分の気持ちに気づき自殺する」というものだったはずだ。
実際には立場が真逆。

この文章は、大谷が『私』を失って自分の気持ちに気づき自殺する文章だったのだ。

しかし、2段落目まででそういった、大谷自身のセクシャリティに踏み込むような描写は見られない。「自分自身の奥底に潜む感情に、喜びを見出す暇もなく蓋をして」いたのは『私』であって『私たち』ではない。なぜこんなややこしい書き方をしているのだろうか?
大谷がたびたび結婚願望がない、女遊びをしない、と報じられていることから大谷翔平=同性愛者である、という決めつけの元書かれた・・・とやや夢の無い見方をすることもできるし、あえて読者を一度混乱させることで「実は大谷の側も思い詰めていた」という事実を補強し、読後感を強くしたという見方も出来る。

・・・が実際はもう少し夢の無い理由だったようで(ここから先マジで閲覧注意!音MAD作者が良くやる閲覧注意って言っといてクソしょうもないエロコラ貼るフリじゃないです!!翔ゲイが好きな方は後者の「読後感を強める狙いだった」説を採用してブラウザバックしてすぐ寝てください。そこまで好きじゃない方は覚悟して見てくださいね)







そもそも、少しおかしいと思わなかっただろうか?なぜ海外のコピペであるこの文章が日本語で出回っているのだろうか?
Chromeのページにある英語を日本語に置き換える機能を使ったのだろうか?しかし、このコピペが流行る元となったRedditのスクリーンショットを見ると、「I regret Google translating that」(翻訳して損した・・・)という返信がある。海外の掲示板にわざわざ日本語で書きこまれたということだ。

そして、実はこのコピペは元ネタがある。

I'm not gay, but I want to live in a log cabin in the woods with Jeff Bezos. We won't ever have sex, but there will be a simmering erotic undercurrent as I stand in the kitchen window watching him cranking out Amazon orders, shirtless, sweat pouring off his body.

I'll run upstairs and masturbate, the entire time forcing myself to think of women while my thoughts drift back to Papa Bezos. I won't be able to climax and I'll eventually go back downstairs, angry. Sometimes we will look across the table and catch each other's eyes, and in that second, anything is possible, but we both deny ourselves and go back to what we were doing.

One day one of us will die, and the other will bury him outside the log cabin. Then he'll go inside, pen a brief missive to his departed friend, and commit suicide, never able to deal with life without his one true platonic love.

殆どの単語は簡単な物であるため、ある程度文脈はつかめると思う。
いかんせん自分は海外の掲示板に張り付いてるわけでもない普通の日本オタクなので確実にこれが起源とまでは断言できないが、2018年8月時点で書き込まれていた形跡があり(https://www.reddit.com/r/wallstreetbets/comments/9bcyj0/comment/e5234kw?st=JLFSDP8Q&sh=a6477f8b)、少なくとも大谷翔平版より先に書き込まれたことは間違いないようだ。(日本で言う「おもしろコピペ集」みたいなやつにも載ってたのでこれが起源でほぼ間違いないと思う)

・・・で、この文章の2段落目を見ると「we both deny ourselves 」(大谷版の「私は自分自身の奥底に潜む感情に、喜びを見出す暇もなく蓋をして」に当たる部分)。
「we both」・・・要は原文では初めから『彼』(ここではJeff Bezosだし、翔ゲイならば大谷)も『私』と同じだということが明示されていたのだ。
大谷翔平版を書いたのが日本人なのか日本語に堪能な外国人なのかはわからないが、割とこの辺りは大胆なアレンジが加えられているため(英語版だとanything is possibleだった箇所に「自分自身の奥底に潜む感情に喜びを見出す」なんていうなかなか詩的な表現を使っている)英語から日本語への翻訳に少しだけ齟齬が発生し、「私たちは自分自身の・・・」とすべきところを「私は・・・」としてしまったために『私』から『彼』への視点の変化がつかみにくい物になってしまったのだろう。これでスッキリした。


・・・というか元ネタジェフベゾスなのかよ。
多少ウケ狙いだったとしてもちゃんと拗らせた海外の同性愛者が大谷への愛を語っていたと思っていた文章は、どう考えてもただのウケ狙いで書かれたベゾスをからかう文章をただ大谷に置き換えただけだったのである。
いやまぁ、そりゃベゾスに本気で思い詰めた人が書いた説はある。あるけど・・・ねぇ?『彼』が男の自分から見ても魅力的なスーパースターの大谷だからいやに生々しさがあって面白かったのである。こんなもん、ハゲオヤジが元ネタだったらとてもそうは思えない・・・



というわけでした。ちなみにこの文章の流れは自分が体験した流れと同じです。
某音MAD作者が翔ゲイにハマってるというのでフォニイのMADを見てみたら面白くて爆笑。しかし、なんだか違和感に気づいて考察を始めて、2人でゲラゲラ笑いながらも「実は最後は大谷を指していた」ことが分かってからどんどん調べる手が過熱して夢中になって、最後にベゾスのコピペだったことが分かった虚しさ。
誰にも自分と同じ体験をしてほしくない、とはいえ、とはいえほんの少しだけ自分だけがこんな気持ちを抱えないといけないなんてあまりにも不公平だ、誰かに同じ目にあってほしい、そんな気持ちを込めてこの文章を書きました。
そして、

僕は自ら誰かを傷つけた自分の人生に生きる意味を見出せず自殺するでしょう。






・・・本当は。本当は、この文章を誰かに否定してほしくて書きました。
先述の通り、自分はredditなんて使ったこともない普通のオタク。その観測範囲でこういう結論に至っただけで、ちゃんと詳しい人が調べたらもしかしたら本当に大谷の事を思って書いた説もあると思うんです。
とはいえ、自分の頭ではもう上記の仮説を否定する証拠なんてとても探せなさそう。
この文章がRedditに精通した誰かに届いて、この説がてんでデタラメなことが分かって、そしてまた翔ゲイを見てゲラゲラ笑いたい・・・

心と自意識の中で板挟みになった『私』と『彼』のように、僕は誰かに感情を委ねたがっている。






※7/28追記
すみません朝起きて冷静な頭で読んだら「彼を埋葬し」って箇所読み飛ばしてました
3段落目における「彼」は必ずしも大谷を指していませんでした バカ 深夜テンションでnoteを書くな

解釈としては「自分が死のうが大谷が死のうがお互い同じ気持ちなので結局どちらも自殺する」ですね・・・お詫び申し上げます

一応弁明しとくと英語版では「we both」って主語のおかげで2段落目の時点で「自分も大谷も同じ気持ち」ってのが分かるので3段落目でそのくだりが分かりやすいんですが、日本語版だとそこがないので3段落目で混乱してしまうんですよね・・・いやすみません完全に一回立てた仮説に夢中になりすぎて精読が不十分でした 自殺するでしょう



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