宣言について

緊急事態宣言が発された。
もしかすると今私は歴史の転換点に立ち会っているのかもしれない。

リーマンブラザーズの倒産までの4日間を描いた映像を観た。その中で中国に覇権を握られることへの危惧を示しているシーンがあった。

欧米諸国の現状を見ると一歩先に中国が立ち直れば、まさにそんな事態になるのだろう。

日本はアメリカと中国のどちらについて行くべきかなんてことをぼんやり考える。アメリカと中国が戦争を始めたら日本は焼け野原になるのだろうななんて。

ありえないことかもしれないけれど、良いことも悪いことも想像ができないことが起こりうるというのがよくわかった数ヶ月間だった。

非常事態宣言が出されることも想像していなかったし、その時に自分が一番嫌なことが誰かに会えなくなることだとも想像もしていなかった。

こんなに行きたいところや、やりたいことが増えるとは思ってもいなかった。

自由にならないのに時間がたくさんあるというのは残酷なことだ。
くよくよ考えていたが、結局自分にできることは今、生きたいように生きて、今、死にたいように死ぬことだけなのだろう。

緊急事態宣言が解消されるまで、自宅対応が続くので終わった時になにか面白いことができないかなと妄想している。

髪の毛をめちゃくちゃ派手な色に染めていくとか、すごいマッチョになっているとか。ドレッドになっているとか。
何か誰かが小馬鹿にしてふふっとなるようなほんのささやかな抵抗を送りたい。
そんな気持ちの今日この頃。

皆さま御自愛くださいませ。



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