見出し画像

恋らしき想いとマシンガンと思しき武器

とある筋から、こんな状況になる直前に「今年の8月中までに色々と整理しときな」と、ウィスパーヴォイスで囁かれて早数ヶ月。

別に普段から予言めいたことを言うタイプの人ではなかったので、この状況になってすごく驚いたし、自粛ムードの中、なんとなく整理整頓なんかしてみたら改めて自分のモノの多さにも気づかされたけど、如何せん自粛ということは外出せずの毎日なので、ついついポチるチャンスも増えてしまったり、仕事がヒマになって帰り道に中古レコ屋に寄り道したりする日常になったりして、気がつけば以前よりもレコードを買い込む生活になっていた。

誰のせい?それはあれだ コロナのせい。


で、事務所のレコード棚はもう満床状態。これ以上は受け入れ無理です。となって、ようやく重い腰を上げてレコードも色々と整理しとくか!となったのが一ヶ月少し前。

「これは手放せない」と思うエバーグリーンなお気に入りや未CD化は確実にキープするとして、では何を基準に手放すか否か?それで自分のアナログコレクションをじっくり見てみると「とりあえず買っとくか」で手に入れたモノのなんと多いことか。一度しか針を落としていないレコードや「これ、どういう音だったっけか?」ならまだしも「ん?こんなレコード持ってたっけか?」というモノまで、、、これでは音楽好きとは云えないじゃないか。ミュージシャンにもアルバムにも失礼よね、ってことで、これを機に「ん?」と思うレコードを自粛モードの最中、ずっと聴いていた。

やはり記憶にないレコードのほとんどが「なんでコレ買ったんだろ?」だった。その数、ざっと100枚。膨大な時間をかけてそれに気付けただけでも御の字だと思う。逆に「え?こんな良いアルバムだっけ?」という、再発見もあり、それもまた新たな収穫と言えよう。

そして、買取を依頼しようとディスクユニオンに問い合わせてみた。色んなジャンルごとに買取担当者が違うらしく、ボクのコレクションで一番多くを占めるUS、UKロック(特に90〜00年代)に最も強い新宿ロック館の担当者と話したら「ちなみに買取強化リストがあるので、それを見て『これなら売ってもいいな』と思ったら是非売ってください」と嬉しいアドバイスをくれたので、メールで送られたそのリストを見て驚いた。

数年前にも一度コレクション整理した時に買い叩かれたようなジャンルやバンドが軒並みプレミアで1〜2万円という買取価格に!なんじゃ、こりゃ!

今回のリストに掲載されていたプレミア価格のアルバム、なんなら、もう売ってもいいかな?と思っていたのを結構持ってますよ、ボク、、、、

というわけで、もはや「過去の恋」みたいな気分になっている90年代のオルタナロックはかなり処分する決心がつきました。

iTunesにすでに取り込み済みのCDも同時に手放すことにして、その数ざっと700枚。アナログもリストを見て、なんだかんだと改めて自分の心に問い合わせてみたら「コレ、もう手放していいんじゃない?」と新たに名乗りをあげたレコードが100枚。最初の100枚と併せて200枚を手放すことに。とは云え、それでもコレクションのほんの一部、、、まずはこれだけ整理できただけでもかなりの進歩だと思うし、この空きスペースに、また新たな、そして今度はちゃんと吟味したコレクションが増やせると思うとそれも楽しみ。

そんな中、マシンガンで撃ち抜かれたように驚いた、こんなお宝が出てきた。

画像1

フリッパーズ・ギターの「Young, Alive, in Love(恋とマシンガン)」のプロモ用7インチアナログ盤。

手書きの文字は当時ボクが中身が分かるようにと、自分で書いた。すっかり忘れていて自分でもかなり驚いたけど、10年以上前に確かに貰ったブツだ。

確かめるために出してみたら片面のみのプレスで1曲だけの収録。実際に針を落としてみたら確かに「ダバダダバダバ ダッダーバダバダバ」だった。

フリッパーズ全アルバムのアナログ盤が高騰している昨今、こんなレアなアイテムなら、真夜中のオークション価格でキミのハートも打ち抜けるかな?

Thank you for subscribing! and I'm very happy to your support.